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歴史・世界史

85 名前:レゲーさん 投稿日:2011/10/13(Thu) 17:57
身分闘争の展開というねタイトル付けておりますけど
貴族が全ての事に優越していた。そういう事に平民が反発した!
逆らったんだと、平民の怒り!平民のパワーというものは非常に凄まじいんですね。
たかが平民と思うかもしれませんが結構凄まじいんですねこれが

そのエピソードとして『聖山事件』というのがございます。
ローマの拡大に伴い『重装歩兵』となって活躍した富裕(ふゆう)な平民は
平等な権利を主張して、紀元前494年に聖山に籠った。
その結果・・平民の利益を守る為の役、まあ役目を果たす役所ですね。『護民官』
護民官の意味は平民を守る官職です。

そして『平民会』が設置された。実はこれは一見何事もないように思えるかもしれませんが
民主化への第一歩なんです。ここもね勿論『重装歩兵』となって闘うという行為に出たんだから
『参政権』をよこせよ!と、そういう発想なんですね。そして民主共和政これが実現へと向かっていくわけです。
身分的平等を保障した諸種の法を制定していきます。
ここまできたら後はもう、押し寄せムードといいますか・・・
平民は『よしっ!護民官もできた!平民会もできた!今こそたたみかけていかないといけないんだと』
そういうね意識の表れなんですねこれは。

まずは決まり、決まりといっても口約束のような形で終わらせたらたまったもんじゃないので(証拠に残らないので)
『十二表法』ができました。十二表法・・・きちんと文章に残しましょうよと『成文法』ですね。
十二表法(成文法)で、平民の権利をきちんと保障していったわけなんです。
何故、十二表法という言い方をするかというと、まあ12枚の銅板に文字を刻んでいくという事から付けられた名前。

次に『リキニウス・セクスティウス法』。こういう法律も制定していくわけです。
このリキニウス・セクスティウス法というのは所有制を制限するという事と、所有制というのは土地ですね。大土地。
そして元老院の一人、政治の重鎮ですよこの元老院というのは。

その元老院・・一人は平民から選択しなさいとと。
この実験を握っているような元老院のところに一人は平民から選択しなさいとといったわけなんです。
ここでね『行政権』というものを獲得したんです。いいですか〜
更には『ホルテンシウス法』という法律が定められまして、
ここで『立法権』というものを獲得します。『法制上平等』というものを得る事ができたんです。
平民の頑張りですよ。平民が身分の差を少しでも縮めようと法的に、行政的に縮めようととそういう動きなんですねこれは。
内容はね非常に画期的なものでした。何とね平民会の議決はですね元老院の承認なしに国の法律になる。こういう内容なんです。
これ実は凄い事なんですよ。平民が決めた事が元老院の許可なく国そのものの規則になる!
普通は元老院が反対したらそれまでなんですがね。


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