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日本の大衆歌曲・歌謡曲の歴史

158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/09/07(Sat) 22:47
☆詩人・サトウハチローと古賀メロディ


詩人・サトウハチロー(1903〜1973)は、古賀政男が自伝『わが心の歌』に三人の詩人として書いてある佐藤惣之助、西條八十、サトウハチロ‐の一人l。古賀政男との最初の出会いとなる作品は、他の二人とはちがって、日本のミュージカル映画の魁ともいえる、一連の映画で、昭和10年5月公開の日活映画、渡辺邦男監督「うら街の交響樂」です。

1935年(昭和10年)5月公開、渡辺邦男監督による日本最初のミュージカル映画とも言えるもので、東京日日新聞社(現在の毎日新聞社)主催、同年の第1回「全日本映画コンクール」(毎日映画コンクールの前身)において、最高賞の「東日コンクール賞」を受賞した。
「うら街の交響樂」は、サトウハチローの原作を渡辺邦男が脚色したもの、サトウハチローは瀬川与志名で、監督・渡辺邦男、音楽監督 : 福田宗吉、編曲・音楽指揮 : 古賀政男、日活多摩川撮影所です。

この映画作品の主題歌「戀は荷物と同じよ」を瀬川与志名で作詞していて、川畑文子とディック・ミネが歌っている。ディック・ミネにとっても、古賀政男との出会いの曲となるもの。

渡辺邦男監督 「うら街の交響樂」(サトウハチロー原作)のほかにも、次の原作と主題歌が有る。

・大映映画1943.1千葉泰樹監督 「青空交響楽」(サトウハチロー原作)
・日活映画、伊賀山正徳監督1937、『ジャズ忠臣蔵』(原作サトウ・ハチロー、音楽古賀政
 男)、主演杉狂児、共演美ち奴、日活多摩川 ミュジカル映画
 主題歌 道行シャンソン(杉狂児、作詞)杉狂児、美ち奴。嬉しい仲(美ち奴,楠木繁夫歌)
・東宝映画1945.1成瀬 巳喜男監督「勝利の日まで」(サトウハチロー脚本)

大映映画「青空交響楽」は東京国立近代美術館京橋フィルムセンターで見られる。
ttp://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2012-4/kaisetsu_1.html

昭和18年の「青空交響楽」では、戦時中とは思えない、戦時色を感じさせないさわやかな作品です。
「青い牧場」は、童謡風の作品。
主題歌 「青い牧場」  (藤山一郎、奈良光枝歌)
 挿入歌 「故郷の白百合」(霧島昇、ミス・コロムビア歌)

      「青い牧場」(サトウハチロー作詞、古賀政男作曲)
        ttp://www.youtube.com/watch?v=McgjoKvYnGY

      「故郷の白百合」(サトウハチロー作詞、古賀政男作曲)
    ttp://www.geocities.jp/abm168/OMOIDE/furusato_no_sirayuri.html

サトウハチローは、1930年代からは沢山の映画音楽をやっている。サトウハチローの初期の頃には次のものなどが有る。

 麗人の唄 1930.5 ( サトウハチロー作詞、 堀内敬三作曲)
 有憂華の歌 1931  (サトウハチロー作詞、堀内敬三作曲)
 マダムと女房1931.6 (スピードホイ) ( サトウハチロー作詞、 島田晴誉作曲)

「マダムと女房」は、1931年(昭和6年8月)公開の五所平之助監督の松竹映画。日本初の本格的なトーキー映画」(田中絹代主演)。



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