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日本の大衆歌曲・歌謡曲の歴史

300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/01/22(Wed) 15:30
☆古賀政男(正男)初期の作品(プレクトラム音楽家・「古賀正男」作品)
 
初期古賀作品ビクター録音は,歌わせてほしいとの千夜子の熱望で実現、以下の7曲が昭和4年から翌5年10月にかけて吹き込まれた。

参考までに、最初に専属制度をはじめたのはビクターで、最初の専属は、西條八十、中山晋平、藤江義江、佐藤千夜子、藤本 二三吉、佐々紅華、時雨音羽、平井英子の8人だった。

文のかをり  古賀正男  佐藤千夜子 1930年3月 ビクター 51091
娘心も    浜田広介  同     1930年3月 ビクター 51091
青い小鳥   不詳    同     1930年12月 ビクター 51464 (*)
影を慕いて  古賀正男  同     1931年1月 ビクター 51519
日本橋から  浜田広介  同     1931年1月 ビクター 51519
片想い    浜田広介  同     1931年6月 ビクター 51688
風の鈴蘭   浜田広介  同     1931年6月 ビクター 51688  
以上は,作曲家になる前の作品  年月は発売年
*『青い小鳥』は、『星の飛ぶ夜』(堀正明作詩、小松平五郎作編曲・佐藤千夜子歌唱)  とカップリング

※古賀作品レコーディング曲のうち以下3曲は後にコロムビアで歌詩変更。・・
・『文のかをり』→1933年9月『来る来るサーカス』(西条八十作詩・古賀政男作編
 曲・淡谷のり子歌)
・『娘心も』 →1932年6月『月夜の恋』(西岡水朗作詩・古賀政男作編曲・丸山和
 歌子歌)
・『青い小鳥』 →1932年9月『笛は冴ゆれど』(佐藤惣之助作詩・古賀政男作編曲・
 関種子歌)。

なお、『影を慕いて』『日本橋から』(井田一郎編曲)は、昭和7年3月、藤山一郎、関種子により再吹き込み。『片想い』は、昭和7年6月、『かた思い』として関種子 再吹き込み。

・コロムビア専属作曲家・古賀政男   専属最初期の作品
乙女心    鹿山鶯村作詞 関種子 1931年6月 COL26275〈関種子専属第一作〉
チャッカリしてるわネ 西岡水朗 天野喜久代 1931年6月 26275
キャンプ小唄  島田芳文  藤山一郎  1931年7月 26325 (藤山一郎第一作)
月の浜辺    島田芳文  河原喜久恵 1931年7月 26325

関種子、藤山一郎、河原喜久恵は東京音楽学校、関種子、藤山一郎は主席卒業(藤山一郎はまだ本科二年生でアルバイトだった。)天野喜久代は、日本橋高等女学校卒業、大正2年 帝劇歌劇部を経て、声楽は東京音楽学校で教えていたハンカ・ペツォールドにも師事しており、この時期に培った基礎が長い音楽生活を可能とした。二村定一とジャズ・ソングの名曲・『青空』など歌う。昭和20年3月10日の東京大空襲で焼死したと伝えられている。


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