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難病について
- 66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/06/03(Mon) 18:48
- コレバイン 説明書
血液中のコレステロールを減らすお薬です。
作用
【働き】
高コレステロール血症は、血液中のコレステロールが多すぎる状態です。自覚症状がなくても、長い間に動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞の原因にもなりかねません。このお薬で血液中のコレステロールを低下させていれば、将来起こるかもしれない心筋梗塞の危険性を少なくすることができます。
【薬理】
腸管内で胆汁酸と結合し、胆汁性コレステロールの再吸収を抑えます。また、胆汁の排泄が促進されるので、胆汁の原料となるコレステロールが消費され減少します。
血中脂質動態を改善することで、動脈硬化を抑制します。
【臨床試験】
同系のコレスチラミンによる長期臨床試験が行われています。コレステロール値が平均310の男性を対象にした比較試験です。そのようなかなり重い高脂血症の人では、服薬により心筋梗塞の発症率が下がることが確認されました。ただ、総死亡率は変わりませんでした。
心筋梗塞の少ない日本人の長期予後における有用性についてはまだ十分検証されていません。
特徴
胆汁酸排泄促進作用をもつ高コレステロール血症治療薬です。重い家族性高コレステロール血症などに、他のスタチン系薬と併用して用いることが多いです。コレステロール値を下げますが、中性脂肪(トリグリセリド)は下げません。
本来の適応症は高コレステロール血症ですが、胆汁がかかわる下痢型の過敏性腸症候群に応用されることがあります。胆汁を吸着し大腸への流出を減らすことにより下痢症状を改善します。この場合、比較的少量を用います。
錠剤と顆粒状製剤があります。粉末薬に比べ飲みやすくなりましたが、脂溶性ビタミンや併用薬の吸収を阻害する性質はいっしょです。
注意
【診察で】
持病やアレルギーのある人は、医師に伝えておきましょう。
服用中の薬は、必ず医師に伝えてください。
【注意する人】
この薬には便秘を起こしやすい性質があります。胃腸に病気のある人や便秘がちの人は医師に相談しておきましょう。高齢の人や飲み込みの弱っている人は、薬がのどに引っかからないように注意してください。
適さないケース..胆道閉塞、腸閉塞のある人。
注意が必要なケース..便秘、痔、腸管狭窄、腸管憩室、消化管潰瘍、出血傾向、肝臓病、飲み込みの弱っている人、高齢の人など。
【適用】
高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症
【応用】
胆汁性下痢型過敏性腸症候群
用法
通常、成人はコレスチミドとして1回1.5g(錠は3錠、ミニは1.81g)を1日2回、朝夕食前に水とともに経口服用する。ただし、症状、服用状況を考慮して朝夕食後服用とすることもできる。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高用量は1日4gとする。
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