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一般医療情報について

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/24(Fri) 19:55
>>5
キムリア(チサゲンレクルユーセル)
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[公開日]2019.10.04
[最終更新日]2020.01.15
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概要
一般名 チサゲンレクルユーセル
商品名 キムリア
治験薬コード
一般名英語表記 Tisagenlecleucel
商品名英語表記 Kymriah
種類 ヒト体細胞加工製品(再生医療等製品)
投与経路 点滴静注
適応がん種 再発又は難治性のCD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性 白血病
再発又は難治性のCD19陽性のびまん性大細胞型B細胞 リンパ腫
特徴
キムリアは、CAR-T細胞(キメラ抗原受容体T細胞)療法に分類されています。

T細胞とは、白血球の一部で体外から侵入する細菌やウイルスやがん細胞を排除する免疫機能の中心的な役割を果たす細胞です。CARとは、白血病細胞の表面に存在するCD19というたんぱく質を特異的に認識する受容体です。

CAR-T療法とは、免疫機能を持ったT細胞(攻撃役)と、白血病細胞のCD19というたんぱく質を認識する受容体(運び役)を合わせた治療方法です。

治療をするには、まず患者自身のT細胞を取り出し、人工的に「CAR」を導入、培養し、CAR-T細胞(キムリア )を増やします。その後、CAR-T細胞を患者に投与します。

患者ごとにキムリアを作成する必要があること、大量製造できないことや、作る工程が難しいこと、また、海外で製造せざる負えない状況などが、薬価に影響されています。

効能・効果
1、再発又は難治性のCD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性 白血病
ただし、以下のいずれかの場合に限ります。
? 初発では標準的な化学療法を 2 回以上施行したが寛解が得られない場合
? 再発では化学療法を1回以上施行したが寛解が得られない場合
? 同種造血幹細胞移植の適応とならない又は同種造血幹細胞移植後に再発した場合

2、再発又は難治性のCD19陽性のびまん性大細胞型B細胞 リンパ腫
ただし、以下のいずれかの場合であって、自家造血幹細胞移植の適応とならない又は自家造血幹細胞移植後 に再発した患者に限ります。
? 初発では化学療法を2回以上再発の患者では再発後に化学療法を1回以上施行し、化学療法により完全奏効が得られなかった。又は、完全奏効が得られたが再発した場合
? 濾胞性リンパ腫が形質転換した場合では、通算2回以上の 化学療法を施行し、形質転換後には化学療法を1回以上施行したが、形質転換後の化学療法により完全奏効が得られなかった。又は、完全奏効が得られたが再発した場合

用法及び用量
<医療機関での白血球アフェレーシス〜製造施設への輸送>
1 .白血球アフェレーシス
十分量のTリンパ球を含む非動員末梢血単核球を採取する。

2 .白血球アフェレーシス産物の凍結保存
採取後速やかに白血球アフェレーシス産物を調製し、液体窒素気相下で凍結保存する。

3 .白血球アフェレーシス産物の輸送
凍結保存した白血球アフェレーシス産物を、梱包して本品製造施設へ輸送する。

<医療機関での受入れ〜投与>
4 .本品の受領及び保存
凍結した状態で本品を受領し、使用直前まで液体窒素気相下で凍結保存する。



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