掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

青山って!?、その歴史は?

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/03(Sun) 11:22
港区の高齢者夫婦は4人に1人が生活保護レベル 激増する「老後破産」(3)
社会週刊新潮 2015年9月10号掲載





『老後破産―長寿という悪夢―』NHKスペシャル取材班 著
ネット書店で購入する

 豊かな老後を目指し現役時代まじめに働いてきた人々が、苦境に陥るケースが激増している。『老後破産 長寿という悪夢』(新潮社刊)という本も話題を呼んでいるが、誰もが他人事とは思えないデータがでてきた。
 当連載では住宅ローンや資産運用から破産に追い込まれる人々をみてきたが、そのように老後の生活を追い詰められているケースは、はたして例外なのだろうか。明治学院大学社会学部の河合克義教授は、
「2012年に東京都港区の、75歳以上の高齢者を含む2人世帯を調査したところ、高齢者夫婦のみの世帯については、年収250万円未満の世帯が26・3%を占めました。4世帯に1世帯は生活保護水準に近い生活をしているのです」
 そう語って、続ける。
「同じ港区でその前年、65歳以上の1人暮らしを調査しましたが、生活保護水準である年収150万円未満の人が37%に上った。港区の高齢者の平均所得は全国的にも高いと思われますが、一部の高所得者が平均を引き上げているだけで、貧困にあえいでいる高齢者は大勢いるのです。年金を満足にもらえている人は多くないうえ、年金額自体が引き下げられ、その中から各種の社会保障費などを払わなければいけないのです」
■生活をダウンサイジングする
 老後に貧困に陥る人がいかに多いか。そうならないために、あらかじめ生活をダウンサイジングすべきだと説くのは、『老後に破産する人、しない人』の著書があるファイナンシャル・プランナーの中村宏氏だ。
「老後破産に近いのは“この先不透明だから、今から考えても仕方ない”と開き直って、何も準備しない人。リタイア後、解放感があるし退職金もあるからと、夫婦で旅行に行ったり、飲み会を開いたりと、むしろ浪費してしまう。そういう方の多くがクレジットカードを使っていますが、カードは捨て、月々使う金額だけを財布に入れてやりくりするのが、簡単にできるダウンサイジングの方法です」
 話を戻すと、河合教授は、たとえば医療費が、高齢者は一律で1割負担であることに疑問を挟み、秋田県の女性(84)を例に挙げた。
「15年前に夫と死別し、年金額は月2万5000円で、光熱費を払うと残金は1万円。食費は月4000円ですが、足りないので、近所で山菜や川魚を採っている。この人の医療費は、月2500円と収入の1割を占めているのです」
 最低限の生活にかかる費用を設定し、収入がそれを下回らないように、医療費や介護費の負担を調整する政策が必要だ――。河合教授はそう説く。

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧
名前: E-mail(省略可)

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)