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【名無し参加型】うち、女勇者。【オリジナル】

729 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/06(Wed) 17:25
>>726
ルキ「私……?なんで……ちょっと、え?ザナージュ?」
ザナージュ「オイオイ、ご指名を受けたのはお前だぜ、嬢ちゃんよ。お前がNo.1だ。お前が遊んでやりな」
ルキ「そんな……ど、どうしよ、ゼノ?」
ゼノ「えー?オレ?バカだしガキだから分かんねーなー」
ルキ「うっ……」
ザナージュ「じゃ、俺とゼノ坊は邪魔にならないよう散歩にでも行ってくるからよ。その子のことは頼んだぜ、ルキおねーちゃん」
ゼノ「そんじゃしっかりやれよー、ルキおねーちゃん」
ルキ「ちょっと……なに?なんなの……?なんで、こんな……」


ザナージュ「(はい、散歩というのは嘘です!我々は草陰から彼女をモニタリングしたいと思いまーす!)」
ゼノ「(やっべ、オレなんだかワクワクすっぞ!)」
ザナージュ「(いい顔してんなあ、お前!さあ、果たして嬢ちゃんはこのピンチを乗りきることができるのか!)」

子供「あそぼー!」
ルキ「………………」

ザナージュ「(なんか言えやコミュ障)」
ゼノ「(たぶん今脳みそフル回転させてんだよ)」

ルキ「……ジャンケン、する?」

ザナージュ「(プクク!ジャンケンて!聞いたかオイ?ジャンケンだってよ!)」
ゼノ「(ププッ……あれでも一生懸命考えたんだろーなー)」

ルキ「……そんなのやったってつまんないか……。えっと、じゃあ昔話……とか……聞きたい……?」

ザナージュ「(昔話ウェーイwwwあのおねーちゃん、実はおばーちゃんじゃねえのか?)」
ゼノ「(そりゃルネッサンスの時代からやってきたヤツだからな。でもあいつ昔話ってなに話すつもりなんだろーな)」

ルキ「昔々……魔界の森の奥深く……古いお屋敷に悪魔が住んでいました。
   そのお屋敷からは毎夜毎晩、少女の悲鳴に似た叫び声が聞こえるとか……聞こえないとか……『お前も蝋人形に……」

ザナージュ「(あいつ結構アホだよな?)」
ゼノ「(相当テンパってんなー、ルキのヤツ)」

ルキ「……かき氷食べる?」

ザナージュ「(なあ、あいつのあれってギャグなのか?)」
ゼノ「(いや、たぶん大マジだ……)」
ザナージュ「(なんか怖えよ、あの引きつった笑みとテンションが怖え。
   『ジャンケンする?』とか『かき氷食べる?』とか、断ったら刺される気がするぜ)」

ルキ「……いないいなーい……ばあっ」

ザナージュ「(パクった!!あいつとうとうお前のネタパクったぞ!!ブハハハハハ!!我輩、腹が痛いぞ!!)」
ゼノ「(……笑えねーよ。いやなんかマジでちょっとかわいそうになってきた……)」
ザナージュ「(じゃあそろそろ戻ってやるか。あー面白かった)」

ザナージュ「よう、戻ったぜ嬢ちゃん」
ゼノ「……ただいまー」
ルキ「あっ……お、おかえり……!」
ザナージュ「(うわ、すげえ安堵してる)どうだ、おねーちゃんとしての役目は果たせたか?」
ルキ「まあまあ……ってとこ……」
ゼノ「ホントかよ?ガキんちょ泣かせたりしてねーだろうなー?」
ルキ「……するわけないでしょ。最初はどうなるかと思ったけど、案外どうにかなるもんね」
ゼノ「そっか……オレは泣きそうだけどな(お前が悲惨過ぎて)」
ザナージュ「俺もさ(笑い過ぎて)」
ルキ「?」

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