掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱

970 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/11/19(Sat) 08:54
>>954

まあ…願わくば永遠にだなんて…。
では、お嬢様と私達の紡ぐ物語が永遠に続いていくのですね…。

って、夢想するのは後回しにして…。

本当に、応援ありがとうございます。(ぺこり)
お嬢様と共に頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
新たな場所にも、是非お越し下さいね。

>>958
>これはまだお話したことが無かったかと存じますが
>わたくしが嫡女として指名されたのも3人のお兄様方が平穏を捨ててしまわれたがゆえのことでございます

>長兄は、ヴァチカンとの戦いに身を投じて果て
>次兄は、彼の青年イタリアの運動に嬉々として参加して、以後行方知れず
>三兄は…、私たちの血族の深奥を探究するとかで、支城に二百年余籠ったまま…
>一度父が説得に赴きましたが、結局『あれは、駄目だ』と匙を投げられたとか

まあ…お嬢様のお兄様たちにそのような事が…。
でも、今は亡き一番上のお兄様がヴァチカンの人々と相見えて散ってしまった理由については、何となく解る気がします。
あくまでも私の勝手な想像であり、もし違うのでしたら申し訳ありませんが…。

お嬢様のお兄様ですもの。きっと進んで人間と争うことを良しとする方では無かったと思います。
でも、闇の眷族を狩る人間との長きにわたる因縁、確執…。
そして、闇の眷族の方々が段々とその居場所を失っていく現実に直面し、思い悩んでいたのではありませんか?

それでも自分達が譲歩し、人間と関わらず争わずにいるというのに、迫害と追及の手が止む事が無い…。
迫害される一族の義憤と、長兄として一族を守らねばならないという責任感…。
そこに若さも相まって、御自身の信念に基づき戦いに身を投じたのではないでしょうか…?

次兄様も、きっとそのお兄様の姿に感銘を受けたのでしょう…。
ただ、行方知れずという事と人間の運動家達と行動を共にしていたのなら、
種族を越えた絆を結ぶ事が出来たのかもしれませんね。
もしかしたら、御自身の家族や一族を既に築いているのかも…。

「青年イタリア」の運動が失敗に終わったのなら、その点を反省しまた別の形で
国を変えようと今尚尽力されているのかも…。
私達の知る歴史とは知らない所で、イタリアの表の政財界に影響を及ぼしているのかも知れませんね。

末兄様は、少々血気盛んな所があったお兄様達と少々異なる、理智や合理性を重んじる方なのかも知れませんね。
恐らくは、眼鏡の似合う学者肌の方ではないでしょうか?
歴史を見直しても、多くの学者の方は直ぐには御自身の考え方や成果を認めてもらえず長きに渡る苦労を重ねています。
平賀源内さん然り…ですね。

でも、いつかは何らかの形で御自身の結論を出し、それが一族の為に生かされる時が来るのではないでしょうか?
そしてそれが、お嬢様と一族の為になる事も十分考えられます。
今はゆっくりと、見守る方が末兄様の為になる事でしょう。

…でも研究ばかりでは疲れますから、一度お嬢様と共にお茶を淹れて差し上げる機会があればいいですね。(微笑)

>もうずい分と前になりますが、>>243でお渡ししました「蝙蝠笛」、お持ちでいらっしゃいますよね?
>紐を通して首にかけておく、と仰って下さいましたから
>何かございましたら、直ぐにわたくしを呼んでくださいませ

…勿論です。いつも肌身離さず、見に付けていますよ。
ほら…首にかけて、ここに…。

実はですね…。三姉妹さん達も自分を呼ぶ時にはこれを使ってほしいと言われておりまして、
誰に来てほしいかを伝える際の笛の吹き方も、決めてあるんです。
勿論、お嬢様の場合も…。

吹き方のコツを三姉妹さんが教えて下さいまして、今では自在に音を出せるんですよ。
これがあると、何時でもお嬢様と三姉妹さんが傍にいて下さる気がして、本当に心強いです…。

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)