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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱

987 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/11/25(Fri) 20:40
>>968-969 アーチェロお嬢様

『京都旅行 2日目』
>安土桃山時代の女性のことに思いを馳せていましたら、ふと高名な『細川ガラシャ』のことが思い浮かびましたので
>彼女について、三女ちゃんのタブレットで調べてみましたら ―

>ここ、京都の大徳寺に彼のお方のお墓がございますのね
>お墓は他にも数か所あるようですが

ええ、細川ガラシャさんは、戦国時代を代表する悲劇の女性の一人ですね。
実はですね…その…小さい頃、私、あの方に関して大変誤ったイメージをもっていまして…(汗)。

ここ、京都で撮影された大作映画「魔界転生」の中では恐ろしい女性として登場してるんです…。
父が見ていたのを横で見ていただけで、しかも知識がありませんでしたから、勝手に恐ろしい女性だと勘違いを…。(汗)
後々実在の人物であったと知り、その生涯を知った時は心の中で平謝りでした…。

>彼女のことは欧州にも伝えられ、神聖ローマ帝国に於きましても『強き女』という戯曲となって、しばしば上演されたと聞きます
>オーストリア・ハプスブルク家の女性の方々に大変好まれたとか

まあ、それは初耳です…。
戦国から江戸時代へ至る流れの中でキリスト教を信仰する方々の悲劇は語るまでも無いと思われますが…。
ヨーロッパの人々にも敬意を払って頂けるなんて、光栄です。
お嬢様と対立する立場にある事は、やはり複雑ですが…。

>まあ、お二人は奇しくも同じ37歳で天に召されたのですか…
>なんと短い時間を、人は苦難の内に歩むものでございましょう

…激動の歴史の流れに翻弄され、愛する人々と余りにも早く別れなければならない運命…。
残された子ども達の事を思うと、胸が痛みますね。

ふう…歴史というものに想いを馳せると、感傷的になってしまうのは私もお嬢様も同じですね。
だからこそ、解り合えるものもありますね。

あ、そろそろ、ライトアップの時間ですよ。
それでは、参りましょう…。

これが、夏の夜の百鬼夜行…。
京都の闇を駆け巡る妖怪たちの姿は迫力があり、同時にどこか神秘的でもありますね。

妖怪といえば畏怖、恐怖の対象ではありますが、逆にこの空間で何の姿も見られない方が逆に怖いかも知れませんね。
むしろ、多くの妖怪たちの姿が見られることに安心感すら覚えてしまいます。

もしこの場に北政所様がおられましたら、どのような反応をする事でしょうね。
現世の悪鬼羅刹達と渡り合ってきたあの方ですもの。
きっと落ち着き払って、「今宵はよくぞお出で下さいました」と笑顔でお迎えなさるのでしょうね。

(ライトアップ終了後)

本日は、これでお終いですね。
舞妓姿での祇園散策、国際漫画ミュージアム、そして高台寺のライトアップ…。
実に多くの思い出を頂きました。
では、ここからはバスに乗り換えて、四条大宮から嵐電に乗り、ホテルへと戻りましょうか。
皆で温泉に浸かり、一日の疲れを癒しましょう…。


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