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【オリジナル】国立光明学院　３時限目【異能】

351 名前：WWW ◆V.9gKSA. 投稿日：2017/01/02(Mon) 17:06

「やっと殿堂入りか、長かったな……」

「やはりお前が俺の相棒だ、パラセクト」


「………すまん、こっちの話だ。気にしてくれるな」


>>346

「いや、好きでも嫌いでもないが……」

「しかしそうだな、皆で食うのはよいかもしれん」

「子供にも出させると言うのも確かに抵抗があるし……うむ」

「俺と道化の人と炎の人と、3人で出し合うとするか」


>>347

「多少勢いが落ちたとしても、気の少女1人を犠牲にするより余程いい」

「どうしても誰かを弄りたいと言うのなら、先ずは俺を斃してみせろ」


>>348

「だからと言って、溝に落ちた子犬を寄って集って打つような真似はどうなのだ」

「助けるのでなければ放っておく、それでいいだろうに」


「………どうしてもしたいのなら、お前たちの中だけに止めるか」

「彼女が立ち直り、戻って来てからにするがよかろうさ」


>>349

「少し……？ あぁいや、何でもない」

「お前がそう思うのなら、お前の中ではそうなのだろうな」


「まぁ、隠そうと取り繕うが突く度ボロが出るだろうとは」

「確かに俺にも、想像に難くない」


>>350

「おや、意外だな。道化の人が下戸だとは」

「なら飲み比べなどせず、普通にやるとしようか」

「酒に参ったら、水でも茶でもよかろうし」

「潰れない程度、体を壊さない程度に楽しもう……何時がいい？」


「あぁいや、同じ値段分のおでんと比べて……と言う意味でな」

「とは言え、どちらにせよ美味い事に変わりない」

「安価、かつ手軽。いやはや文明の進歩とは凄いものだ」

「"かがくの ちからって すげー！"……とでも言うべきか」


「む？ ……そうか、それなら押し付けるのは無粋だな」

「分かった。この2千円は会費の足しにしておく」


「得る悦び、か。確かにそうかもしれないが」

「それでも俺は、あの頃の"僕"は」

「満ち足りていたよ、間違いなく。母が愛してくれていたから」

「貧しい家庭だが、心の温かみは疑いようもなかった」


「………もう2度と、触れる事さえ叶わない思い出だが」



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