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【オリジナル】国立光明学院 5時限目【異能】

235 名前:WWW ◆V.9gKSA. 投稿日:2017/03/13(Mon) 00:21

「愛い愛い、好きに夢見ろ」


>>226

「俺に恋人がいた事はないから、その問いには答えられんな」


「……すまん、分かっている。だがな、彼女とは友達でしかないよ」

「そしてその関係を、先へ進める事ももう叶わん。終わったのだ、彼女が首を吊ったあの日にな」


「で、この場の皆の中で最も似ているのは誰か……だったか」

「皆等しく、全く似ていないから何とも言えんなぁ」

「強いて言うなら……うむ、そうさな。強いて言うならば」

「俺を"ともだち"と言ってくれた雪兎の少女に、微かに彼女の影を見た。その程度だな」

「それでも、似ておらんものは似ておらん。雪兎の少女程可愛くもないし、料理上手でもない」


>>228

「………」(キョロキョロ)


「……いいか、よく聞け」

「"イメージ映像"と言う言葉の意味は分かるな?」

「……分かるなら構わん。つまりはそう言う事だ」


>>229

「あぁ、気にするな。ゆっくり休め」

「来るも来ぬもお前の自由。ならばお前が問題なく来れる時に来るがいいさ」

「どうしても気になると言うなら、今のように度々顔を出してくれればいい」

「お前の無事が分かっていれば、充分安心できるのだから」


>>230

「あぁ、まったくだ。否など何もない」

「お前がそう思うのならそうなのだろうよ、そして俺もそう思う」


>>231

「ふむ。相変わらず前向きだな」

「あぁあぁ、羨ましいぐらいだよ。偽りなくそう思っている」

「"オレ"もあの時……いや、もう遅いか」

「今更言ってもどうしようもない事……あぁ、忘れてくれ」


「愛故の行為なのだろう? ならば恥じ入る理由など何処にもない」

「見せたいと思う程ではないが、見られた所で構いもせんよ」

「……まぁ、そもそも」

「見せる見せない以前の話として、俺の場合は相手がおらんのだがな」


「血……まぁ、血もあるか」

「だが何でまた、最初にそれが出るんだ?」

「汗とか涙とか、他にも色々あるだろうに」


「いやいや、流石にそうも行かん。TPOは大切だ」

「客にも相応の礼節は求められるのだから。親しき中にも……いや、それは少し違うか」

「ともあれ一小市民としては、其処を譲られると逆に畏縮してしまうよ」

「……メニューに関しては任せるさ。俺では手の届かんような品々、期待させてもらうとしよう」


「或いは"正義の形"が明確になった……とでも言うべきかな」

「会長の"支え"とやらは、今の所氷の少女だろうと言うのが主流だが」

「確証はない。加えて、異界での事は見当も付かん」

「だがそうだな、俺のイメージを語るなら」

「"勝利"とは、何だ? ………その"答え"を、彼なりに見つけたように見える」


「欲張りだな、お前は」

「あぁいや、咎めている訳ではない。それもお前らしさだろう」

「自分の中の相手の変化に戸惑うのは、真っ当な人の心の証だ」

「それに今の気の彼女とて、お前を親友と思っている。其処に変化はあるまいよ」

「揶揄いたいなら、やり口を少し工夫すればいい。それだけだろう」


「えっ」

「………あ、いや。すまん、確かに失礼だったな」

「とは言え、そんな高機能は勘弁してくれよ。俺の【魔法】にも限界はあるのだ」

「"彼"の口調や性格などが全く分からん以上、どうにもならん」


「―――――それと」(キョロキョロ)

「すまんが、少し耳を貸してくれ。内緒話だ」


「………あまり人を食い過ぎるな。少しは堪えてくれ」(小)

「"後始末"には、存外に手間がかかるのだから」(声)


>>234

「アキラメロン」(超時空二股姫感)


「……すまん、冗談だ」

「まぁ、そうさな。お前が来ると思うのならお前の中では来るだろう」

「俺も別に、来てほしくないとは言わんしな」



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