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みんなと一緒に学園生活☆【全寮制】〜4棟目〜

319 名前:阪口水希 ◆pyxrtUc6 投稿日:2019/01/12(Sat) 04:48
>>269 結崎 そのに
そ…そう、ですよね。いや分かってましたが。(しょぼん)
いや、遭難時ぐらいは少しと言わずがっつりもふもふさせてくれてもいいのでは…――!?

なんで変態!?ただ褒めただけなんですけど!
しかもそんな秘蔵のコレクション収集してない!してないから本当に!
……じ、じゃあ。二人なら…いい? 俺も映る、から。
自撮りとかしたことないから、あとで結崎に撮ってほしい…の、です。
せっかくのイヴの記念、だし。


……確かに目に見えてるのに、届かないから。
此処に来たのは自分なのに、遠ざかって見える景色が置いていかれたように感じるから…。
いつもの日常が、此処からじゃその輪には加われないのが…悲しいのかも。

―――…。そういう考えかたもあるんだ。
寂しいと思うから、またあの光の中に溶けてく―――…なんて言い方は、格好付けすぎだけど。
ひとりぼっちは嫌だから…。いつもの日常に、戻ってくんだ。

(ふにゃ、と頬が潰れて思わず甘い声をあげそうになりながら)
……今日”だけ”なの?
俺、結崎には我が儘でも隠さずに言うって決めてるから…。
明日も明後日も、ひとりぼっちにしないでほしいって言い出すかもよ。
でも―――――。
…イヴの日に、この場所で……一緒に居てくれるのは。すごく………嬉しい。

…結崎、……ありがと――――んん??
(照れ笑いを浮かべながら、お礼を伝え…ようとすると一瞬で展望台が憩いの場に様変わりし)
(ずらりと並べられたクッションに座って、温かいカフェオレを受け取り)
こ…、こんなにがっつり準備してたの…?
い、いや…有り難いですけど。 ここまで気合入れなくても、俺は別に―――。
……あまい。
(寒さのせいか、甘い風味がいつも以上に染み渡るカフェオレの味に)


俺だって、結崎のこと…どこをどう好きになったのか、とか。
上手く説明できないままで。納得させる根拠とか、魔法の言葉は……持ってないけど。
でも、無個性とか、普通とか、価値がある人間じゃないとか…。
やっぱり、俺にはそんな風には思えなくて。
…でも、そんな風に思わないで…とか、言わないから。

結崎のことが個性的に見えて、人とは違って見えて。
ただ、俺にとっての結崎は誰にも代えられない、特別な価値のある人…―――。
そんな結崎のことが大切で、大好きで。
ずっと一緒に居て欲しくて、…ずっとは無理でも、明日も。明後日も。その先も。
笑顔にさせたいし、結崎がここでもっと楽しいと思えるようにしたいし。
悲しんでる時や哀しい時には励ましたいし。
怒ってる時には理解してあげたいし。
逃げたい時には甘やかして…必要な時には厳しくして。
迷ってる時には、一緒に迷って、悩んで、その後にちゃんと…進みたいし。
辛い時には傍にいたいし、幸せな時にはもっと傍にいたいし……。

この先何があっても、どんなことがあっても。
結崎が好きだから、この気持ちだけは結崎ただ一人だけに向けていたい――――

…って。
想ってる人がここにいる…ってこと、だけ。 覚えててくれれば。いい………、です。


……え? なに――――
(反応して夜空を見上げると、………ふに、と。ほんの一瞬でも指先に残る、ぬくもりと柔らかな感触)

あ………っ。


………えっ?
……。
………した、でしょ。今。
(怪人みたいになって包まっている結崎のスヌードを、瞳が見える七割ぐらいまで捲ると)


(ちゅっ)


(――――と。スヌードの上から、唇を重ねて)


―――…おっ。

……………俺、も。
見えた…かも。
ながれぼし……っつーか…?大きな星が、ついたり消えたり――――?
(自分の指先にも、ちゅ――――と口付けて。指に唇を寄せたまま、真っ赤になって思考停止)

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