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【オリジナル】国立光明学院１１時限目 〜御剣家の新たなる旅立ち編〜 【異能】

157 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2019/07/02(Tue) 06:00

「ほんまにぴったりやな」
一行が屋敷を出て小型飛行機に乗り込んだと同時に通信機が鳴り響く。
「ハロー代表。今ほんまにぴったり終わったとこです。
　…もちろん、はい、はい。ありがとうございます。
　あと大統領…あーはい、すんません。どうでもいいすね、はい。
　じゃあはい、気ィつけて帰ります。はいー」
「楽しそうだな」
慣れない飛行機に、屋敷にいたときとは違う意味で表情が固まっている少年とは対照的に、
彼の言う通り、やえは満面の笑みをもう話さない通信機に向けている。
「誰だ？」
「ウチの神サマ」
少年は表情を少し動かしたが、何かに納得したかのように目を瞑り、
改めてやえに固い表情を向ける。
「屋敷で聞きそびれた話だ。大統領は死んだ。神の力ももうない。
　俺の国はこれからどうなる」
やえは笑顔のまま、しかしさっきまでとは微妙に違う表情を少年に向ける。
「さあなァ。ウチの仕事は異能者(アンタ)を救うことであって、
　世界(アンタの国)を救うこととちゃうさかい」
やえは再び、手に持ったままの通信機に笑顔を向けた。

>>80>>133(書庫)
畏れ多いですが、それで絵師さんみたいにSS書きが増えたらと思うので、
良ければ作っていただけると幸いです。


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