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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ四

976 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/01/01(Sat) 08:14
>>971(柚葉さん)

>1670年代、即ち江戸時代には既に販売されていたそうです。
>「奈良の鹿愛護会」の収入を確保するため1913年7月からこの証紙が貼られているそうで、
>奈良県は証紙のないものの販売を禁止しているとか。

まあ、それほどの昔からこの奈良では鹿さんたちの保護に力を入れていたのですか。
その伝統と愛護の会の証紙によって鹿さんの好物の味が守られ、ずっと鹿と人との懸け橋となってくれて
いたのですね。
そして鹿さんの方も、お煎餅をくれる人にはちゃんとお辞儀をするという礼儀を身に付けてきたなんて、
ステキなおつき合いが続いてきたなんて嬉しいことですわ。

>朱乃さんが仰られると、歴史というものを深く感じますね。

そういえば、朱乃様の旦那様が「飯食わぬ女房」を求めたのも、飢饉が来て家族が飢えるのを恐れての
ことでしたからね。
今も旦那様に想いを馳せていらっしゃるのかしら…。

>ええ…。朱乃さんも白夜様も、正に歴史の「生き証人」なのですよね。
>そういう方々と縁を結ぶ事は、その歴史の重みをも同時に知る事になる…。
>きちんとそれらを受け止める、覚悟が私達には必要なのですね。

昨日もお母様のお気持ちをわたくしに伝えてくださいました(>>922)けれど。
柚葉さんはいつも私に大事なことを思い出させてくださいます。
わたくしも560年余を生きてまいりましたが、多くの時間を故郷の城館で大勢の使用人に守られて
暮らしておりましたゆえ、朱乃様や白夜様のお話を伺っていると自分の認識や経験の不足を思い知らされ
ます。
いえ、今もこうして柚葉さんはじめ多くの方の善意に支えられていることを思えば、さらに多くの教えを
乞わねばならぬ身であると心せねばなりませんわね…。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
(自然に伸ばした手で以て柚葉さんのお手を握るわたくしでございます。)

>お嬢様にそうした例を挙げて頂くと、私もより親しみを感じます。
>歴史にも、そしてお嬢様の故国とお嬢様ご自身にも…。

ありがとうございます。
今申したとおり経験不足のわたくしですが、二つの国でそれなりの時を過ごしてまいったことで、お伝え
できることがあるのは嬉しゅうございますわ。
(少しの安堵と共に微笑むことができました。)

>暮れ行きて 紅く染まりし 古都と糸

まあ…、なんと鮮やかにこの景色と今のわたくしたちを詠んでくださったのでしょう。
色鮮やかな描写はもちろん、わたくしたちが今こうして身と心とを寄せ合って、「アカイイト」の絆を
いっそう確かなものにしている、とそう確信させてくれる句でございます。
素晴らしい句を聞かせてくださってありがとうございます。
わたくし、この光景と共にずっとずっとこの句を心に留めてまいることでしょう。

(美しい句を心の中で繰り返しながら、その場を後にしました。)

>あまり悪戯が過ぎると、褒めて頂いた白鹿さんのことをぎゅ〜っとしてしまいますよ?

あらあらあら〜、それはぜひ実行していただきたいですわ。
もちろん、わたくしも便乗してお二人を抱きしめさせていただきますけれど。
たとえそれがグリッタちゃんの手のひらの上だとしても一向にかまいませんわ。

>食べ頃の物は今夜また頂くとして、日持ちするものはお颯さんへもお土産と致しましょう。

ふふっ、きっとそれでお颯様が燃えられるのは必定ではないかしら?
柿の名産地で目利きの方から購入した柿ですもの、お颯様も『負けてなるものか』とさらに店頭に並べる
品々を厳選されるのでは。

>…帰りのお車の中では、少しお疲れになったグリッタちゃんと白鹿さんが
>仲良く寄り添って眠る光景が頭に浮かびますね。(微笑)

「はい、運転は朱瑠にお任せください。
お二人が快適に眠れるように安全運転させてもらいますー。」

(そうして2台の車はホテルへと向かいましたが、同乗された朱乃さんがおっしゃるに後部座席で
お休みされるグリッタちゃんと白鹿さんは、本当に心から安らいでいるご様子だったそうでございます。)


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