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【オリジナル】地上に舞い降りた、飛べない天使

147 名前:水橋 パルスィ ◆Parseejo 投稿日:2022/10/03(Mon) 21:37
>>141
そういう印象を持つのも当然と言えば当然ね。
天使は天上の存在であり、光輪を具備して天空を闊歩する、そうしたイメージがあるのではないかしら。
そうであれば確かにるりは地上に居るし飛ぶこともできない。
されど光輪の存在は紛れもなく聖性の顕れ、はかなき者にはそれも分からなくなったのね。

さて、貴方自体は善悪の判断をしていないけれど論理の飛躍を愉しまさせてもらおうかしら。
"堕落"とは言うほど悪い事なのかと堕ちた私の視点から語らせてもらう。
ユダヤの民の言葉を借りるならば戒律と律法を悉く犯し、贖罪の犠牲を捧げぬ者は堕落に違いない。
何を禁じているか一つ一つ言挙げするつもりは無いわ、そこに聖書があるでしょう?

姦淫してはならない―――私にとっては無理難題ね。
愛を囁き口付けを交わし熱い一夜を共に過ごす以上に甘美な一時がこの地上にあるというのかしら?
石は変わらないから石なのであって知的生命体は不変と程遠い存在よ、故に好ましく感じる相手が変わることは不可避
それをもって堕落と言うのであれば私はそれを甘受しよう、堕落とは生物の本質に過ぎないと断ずる。

>>142 るり
別に貴女が名を与えてくれても良いのよ、真名は疾うに捨て仮初の名をいくつも名乗ってきた。
「水橋パルスィ」もその内の一つに過ぎない、「水橋」は私の神としての性質、「パルスィ」は私の祖国の民を表す言葉
究極的に私は名前を持たない存在なの、だから貴女は私を貴女の使い魔として名を下賜することにより再定義することができる。
好きに呼ぶと良いわ、ご主人様

命懸けも命懸け、貴女を想い胸は裂けるか、全身の血がさかしまに流れ一切が闇に消えるかと思った。
イツ花は四季に例えるならば春、花に例えれば薔薇、その甘さは砂糖に蜜を掛けたが如く。
されど貴女はまるで四季そのもの、私の求愛に耳を貸さぬ様は凍てつく冬、一方で人間の知識を求める様は命芽吹く春のの如し。
喜怒哀楽目まぐるしく変わる様は夏の如く表情が輝き、時折見せる憂いは秋の如く趣深い。

貴女を悲しませるつもりは無いけれど、私がかつて流した涙は山河を縫って黒海、死海、地中海、カスピ海、アラル海を為した。
私の為に涙を流すのであれば、それだけ嘆いた私を憐れんでくれても良いのではないかしら?
けれども貴女の嘆きも憐れみも酢のように苦く、その懊悩を齎す存在に対して酒の如く憤らずにはいられぬ。
八意思兼神よ、月の頭脳よ、天照大神を天岩戸より出したのと同じく目の前の太陽を輝かせる智慧を授け賜え。

貴女が何を以て正攻法と言うのかを私は知らない。
私が知っているのは持てる者は持たぬ者に施す喜捨が善行と言うこと。
春を求める者に私は春を施し、家を持つ者は家を持たぬ私に施すべき。
そういう者が客として訪れる場所の面接を予約したわ、春を飾り立てるドレスも既に用立ててある。

何、主の不興を買うようであれば貴女は僕<しもべ>にただ一言暇か死を賜れば良いだけ。
その覚悟をして猶貴女に全てを曝け出したのは忠愛の表れと受け取って欲しいわ。
全てを曝け出したものの、細部を全て語るには喉はか細く筆は拙い。
貴女の興を買うために訥々とそれを語って行くとしましょう。

>>143
六十の手習いどころでは済まないけれど学ぶことがまだまだあるのは良いことね。
例え知っていることであったとしても復習することは古の儒哲も推奨するところ。
貴方が妬ましいわ、料理教室を開けるほどに料理を修めたとは。
私はあくまで独学、一度体系立てて学ぶことの必要性を感じていたのよ。

つい先日、数多の料理人と出逢って舌鼓を打ったわ、同時に敗北感に苦渋も舐めた。
幾星霜を眺めた私が刹那しか生きておらぬはかなき者に何故これほど後れを取るのかと。
―――やむを得ないのかもしれない、神であれ妖魔であれ搾取を本質とする存在
創造力はアフラ=マズダーが真に自らに似せて創った人間の特質なのかもしれない。

ああ、WWW運命を嘆くのは無理からぬこと、されど神は貴方に神にも等しき舌と腕を与えた。
天は二物を与えず、シノの父に忍の才能は無くとも匠の才能を賜った、そしてその娘には二物が備わったとは妬ましいこと。
相対的な敗北は逃れられないとしても絶対的な成果を獲得する余地は残されている。
貴方の一切を私に伝えなさい、死の床に就くまでは学び取りましょう。

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