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意味がわかると怖い話・・・２話目

288 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2010/09/21(Tue) 23:14

自作です

ある男が学校から帰ってくる途中に携帯を落としてしまった。
気づくのが遅かったため、時間は９時を回り辺りは真っ暗だったので、懐中電灯で足元を照らしながら探した。
しかしなかなか見つからない。
信号で止まった時に１度使っていたのでそれ以上先に落としたハズは無いが、一応学校まで行ってみたがやはり見つからない。
もう誰かに拾われたのか
ああ、データ自爆しないとな…
と、とぼとぼ来た道を帰っていると
足元の懐中電灯の光に、２つの足が入った。
ヒールの高いサンダルを履いていて爪には赤いマニキュアが塗ってある。
驚いて懐中電灯を前方に向けると若い女の姿がうつった。
「うわっ!!!」
男は声を上げると
「え、なに!!?」
と女も驚いたように男に振り返った。
「あ!!いや、す、すいません」
「もー。びっくりしたじゃん！どうしたのこんな時間に？」
「あ、ちょと探し物してて…」
「ふーん、私も同じ。でもなかなか見つからなくて」
「あ、そうなんですか」
「まあ根詰めて探せば、そのうち見つかるでしょ！君も諦めるなよ」
「ハハハ。お互い、早く見つかるといいですね」
「だね」
そう言って男と女は別れた。
そのあと男の携帯は普通にカバンの中にあったことに気づき事なきを得た。
そして暫く経ったある日、男と女が話したあの場所で交通事故が起き、
大型トラックの運転手が亡くなった。
どうやら２人とも、探し物は見つかったらしい。


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