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日本の大衆歌曲・歌謡曲の歴史

198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/09/09(Mon) 23:29
☆新妻鏡


最近の歌には、めっきり感動できる歌がめっきりすくない。一方むかしの歌も歌われる機会が少なくなりつつある。

 西條八十とともに、古賀メロデーの中で大きな位置を占めるのが、佐藤惣之助ですが、古賀メロデーは、何であっても「人生」・・人生の苦悩・・と言うものが隠れてると思いますが、特に佐藤惣之助の詩を聞くとそうおもわずにいられません。


「新妻鏡」・・昭和15年、太平洋戦争開戦直前、東宝映画『新妻鏡』は、目の見えない薄幸の新妻が苦労の果てに結ばれると言う話で、霧島昇、二葉あき子(戦後島倉千代子)歌。

 人生を歌った詩としては、『人生の並木道』にも匹敵したすばらしい応援歌ではないかと思います。(「遠くさびしく離れても」・・と言うと結婚式に不向きかもしれぬが、こころでは願いたいもの・・)


僕がこころの良人(おっと)なら
君はこころの 花の妻
遠くさびしく 離れても
啼くな相模の 鴎(かもめ)どり

たとえこの眼が 見えずとも
聖いあなたの 面影は
きっと見えます 見えました
愛のこころの 青空に

むかし乙女の 初島田
泣いて踊るも 生計(いのち)なら
清いふたりの 人生を
熱い涙で 謳おうよ

実は2番と3番の間にもうひとつあって、


  強くなろうよ 強くなれ
  母となる身は 幼児(おさなご)の
  愛の揺籠(ゆりかご) 花の籠
  なんで嵐に あてらりょう


この歌は、すごい重みのある歌で、男女年齢を問わず勇気ずける人生の応援歌として、時代を超えて、味わいのある歌だと思います。

なお、挿入歌に「目ン無い千鳥」(サトウハチロー作詞、古賀政男作曲) (霧島昇、ミス・コロムビア歌) がある。


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