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精神病

1 名前: 投稿日:2006/02/14(Tue) 23:48
「普通」と「異常」のしきりがわからない。

どこからが異常なんだ?


92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/07/17(Sun) 21:40

治療抵抗性統合失調症に対する漢方薬「抑肝散」の有用性:島根大学


提供元:

ケアネット
公開日:2014/06/25




治療抵抗性統合失調症に対する漢方薬「抑肝散」の有用性:島根大学のイメージ


 統合失調症患者のうち抗精神病薬が無効の治療抵抗性患者は20〜25%を占めると推定されている。漢方薬の抑肝散は、D2および5-HT1Aの部分的作用、5-HT2Aとグルタミン酸の拮抗作用を有しており、最近行われた試験において、認知症やその他の神経精神症状と関連した行動および精神症状の治療において、安全かつ有用であることが示されていた。今回、島根大学の宮岡 剛氏らによる多施設共同二重盲検プラセボ対照の無作為化試験の結果、治療抵抗性統合失調症に対する漢方薬「抑肝散」の有用性が実証された。結果を踏まえて著者は、「抑肝散は、治療抵抗性統合失調症の補助的治療戦略となりうることが示された。とくに、興奮や敵愾心の症状改善に有用と思われる」とまとめている。Psychopharmacology誌オンライン版2014年6月13日号の掲載報告。

 研究グループは、抑肝散の治療抵抗性統合失調症患者に対する有効性と安全性を評価した。試験は2010年5月〜2012年8月に行われ、日本国内34の精神科病院から抗精神病薬治療を受けている入院患者120例が試験に参加した。追跡期間は4週間で、精神病理について陽性・陰性症状尺度(PANSS)を用いて、5つの症状(興奮/敵愾心、抑うつ/不安、認知、陽性症状、陰性症状)について評価した。そのほか、Clinical Global Impression-Severity(CGI-S)、Global Assessment Functioning(GAF)、Drug-Induced Extrapyramidal Symptoms Scale(DIEPSS)を用いた評価も行った。主要有効性アウトカムは、PANSS評価の5つの症状スコアの変化で、副次アウトカムは、CGI-Sスコアの変化であった。

 主な結果は以下のとおり。

・治療抵抗性統合失調症患者において、抑肝散は、PANSS評価の5つすべての症状スコアの低下においてプラセボに対する優越性を示した。
・両群の差は、総合スコア、抑うつ/不安、認知、陽性症状、陰性症状については、統計的に有意ではなかった。
・しかし、興奮/敵愾心については、抑肝散群において有意な改善がみられた(p<0.05)。
・副作用については、ほとんど認められなかった。

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(ケアネット)


原著論文はこちら

Miyaoka T, et al. Psychopharmacology (Berl). 2014 Jun 13. [Epub ahead of print]

掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。)










93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/07/17(Sun) 21:43

日大医学雑誌
Vol. 69 (2010) No. 3 P 212-214



記事言語: English Japanese
前の記事


h ttp://doi.org/10.4264/numa.69.212
症例報告




抗精神病薬と抑肝散の併用が有効であった統合失調症・高齢患者の 1 例



奥平 智之1) 2), 矢久保 修嗣1), 木下 優子1), 上田 ゆき子1), 安藝 竜彦1) 2), 根本 安人1) 3), 大賀 健太郎3)

1) 日本大学医学部内科学系統合和漢医薬学分野 2) 医療法人山口病院 (川越) 3) 日本大学医学部精神医学系精神医学分野

公開日 2010/08/25

キーワード: 抑肝散, 統合失調症, 抗精神病薬, 高齢者, 副作用

本文PDF [39K]

抄録
引用文献(10)




抗精神病薬と抑肝散の併用が有効であった 68 歳男性の統合失調症の症例を報告する.本症例では,アリピプラゾールによる薬物療法中に,易怒性と不眠と聴覚過敏を示したが,抑肝散の併用によりこれらの症状は消失した.抗精神病薬と抑肝散の併用が有用な統合失調症患者がいる可能性が示唆された.しかし,このような報告は未だ少ないため,今後,抗精神病薬と抑肝散を併用した統合失調症患者に関するさらなる検討が必要である.




94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/07/18(Mon) 13:27


抑肝散が統合失調症の治療に…?


【背景】
治療を受けている統合失調症患者において、抗精神薬の反応性が悪い事は重要な課題であり、その治療抵抗性の割合は20〜25%と推定されている。最近の研究では抑肝散がBPSDや神経・精神状態に対して安全で実用性があることを指摘している。
私たちは治療抵抗性統合失調症患者における抑肝散の効能と安全性を評価することを狙いとして本研究を実施した。



【方法】
無作為化・他施設・二重盲検・プラセボ-対照研究を2010年5月〜2012年8月の間、34の日本の病院から120人の抗精神薬服用中の患者で実施。
患者を、補助剤として抑肝散を7.5g/day服用する群とプラセボ薬を服用する群に無作為化した。
4週間追跡調査し、精神病理をPANSS five-factor scores・を用いて評価した。また、ほかの評価方法として、CGI-S・GAF・DIEPSS・を用いた。主要評価項目はPANSS five-factor scoresの変化で、secondly outcomeはCGI-Sの変化である。
本解析は修正ITT解析を基本とし、LOCFを併用している。


【結果】
抑肝散は治療抵抗性統合失調症患者でプラセボグループより、PANSS five-factor scoresを減少させる傾向を見せた。
ただ、抑うつ/不安・認知・陽性・陰性といった点で全体として統計学的に優位な差はなかった。
しかしながら、プラセボグループよりも抑肝散グループはPANSS five-factor scoresの「興奮/敵意」において統計学的に有意な差がみられた(p<0.05)。重要な副作用は記録されなかった。



【まとめ】
本研究の結果は、抑肝散が治療抵抗性統合失調症患者の潜在的な補助治療戦略(特に興奮/敵意の改善の為の)となることを指摘した。



Efficacy and safety of yokukansan in treatment-resistant schizophrenia: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial (a Positive and Negative Syndrome Scale, five-factor analysis).
PMID:24923986

h ttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24923986



95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/07/19(Tue) 07:21

統合失調症の治療薬 85人死亡の余波〈週刊朝日〉

dot. 7月19日(火)7時0分配信



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統合失調症の治療薬 85人死亡の余波〈週刊朝日〉


発売から2年あまりで85人が…(※イメージ)


 統合失調症の治療薬「ゼプリオン」を使った患者85人が、発売から2年あまりで死亡していることが、NPO法人地域精神保健福祉機構の発表でわかった。

 ゼプリオンは2013年に製薬会社のヤンセンファーマから発売された注射薬。4週間に1回打つだけで効果が持続し、販売実績から現在、月に1万2千人が使用しているという。

「飲み忘れがある飲み薬と比べ、注射薬は当事者からすれば利点の大きい薬です。不安を抱えながら薬を使い続ける当事者のためにも、原因究明してほしい」

 そう訴えるのは、機構の宇田川健共同代表だ。発表以来、機構には数十件の問い合わせがあったという。

 実はこの薬、市販直後の6カ月調査で32の死亡例が報告されている。死因は自殺や心筋梗塞、がんなどさまざまだった。

 厚生労働省は14年4月、ゼプリオンに関する安全性速報の発出を企業に指示。だが、15年6月末の段階で死亡例は71例に。

 同社は状況報告と適正使用を求めるリリースを医療機関に配布した。統合失調症の患者を診るひだクリニック(千葉県流山市)の肥田裕久院長は言う。

「ゼプリオンが特に危ない薬という認識はありませんし、当院の患者も静観しています。ただ、使用中に亡くなった方がいるのは事実。製薬企業の責任として、使用人数や原因についてもっと積極的に情報を開示すべきです」
.

 肥田院長によると、1回の注射で4週間効果が持続するが、一方で万が一副作用が生じてもその期間、体内から薬の成分が抜けないことになる。

「薬の処方は医師の裁量に任されています。医師は適正な使用を常に考えながら治療をする必要があるでしょう」(肥田院長)

 ゼプリオンの使用について、日本精神神経学会の薬事委員長で北里大学東病院の宮岡等院長は「今回の対応についてはすでに薬事委員会で審議を始めている」という。

 ヤンセンファーマの広報担当者は本誌の取材に、

「死亡報告数の多寡は判断いたしかねますが、14年6月までと比べると死亡報告率は2分の1から3分の1に減っています。現在、1千例以上の症例が登録された『長期特定使用成績調査』を実施中で、最終結果は18年になりますが、16年末には中間結果の公表も検討しています」

 と回答。ただ、機構は「実態を掴むには全例調査が必要」と要望している。

 こういう問題でつらい目に遭うのは患者やその家族だ。一刻も早い真相究明が待たれる。(本誌・鳴澤 大、太田サトル、山内リカ、秦 正理、吉ア洋夫/岸本貞司、韓国在住ジャーナリスト・菅野朋子)

※週刊朝日 2016年7月22日号


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