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昭和歌謡が好きな人集まれ!
- 452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/25(Mon) 07:17
- *【三百六十五夜】・・ 際立つ日本語の美しさ、奥ゆかしさ、しとやかさ!
昭和23年小島政二郎原作、新東宝「三百六十五夜」(1948年9月2日公開) 、雑誌「ロマンス」連載。
小島正二郎は慶応大卒業後、鈴木三重吉が主宰していた『赤い鳥』の編纂に携わる。1919年に慶大文学部講師となり、最終的には同学部教授へ昇格、1931年まで勤め、また1920年には『三田文学』編集委員となった。
1927年の『緑の騎士』で大衆的人気を得る。以後多くの大衆小説を書き『花咲く樹』『人妻椿』『新妻鏡』など人気作を次々執筆。
戦後の社会が大きく変わってゆく中、男女関係にも奥ゆかしさがあった恋愛事情も大きく様変わりする…
「三百六十五夜」は、歌手も含め、歌におしとやかさがあった古き良き時代を象徴すを最後のすばらしい日本の歌、日本の名曲、日本の文化遺産である…。.
みどりの風におくれ毛が
やさしくゆれた恋の夜
・・・・
こんな 素晴らしい 恋の詩があるんだ!といつも
思います。
何と素晴らしい名曲・・・日本語の美しさが際立つ名曲です、日本人に生まれて良 かったと実感させてくれます。
古賀先生が遠い昔テレビで言っていました。作詞家と
作曲家は武士の一騎打ちと同じ これでもか これでもか
と 討ちこんでくる
正に この歌はその代表だと思っています。
ほのぼのと、そして切なく感じるのは何故だろうか?、この日本の女性や男性に、まだ奥ゆかしさと慎みがあって、恋の道でも節度があったころの歌で聞いていて風格があります。
西條八十の名詩が古賀政男の曲と出会うことによって、日本語の美しさが際立つ、表情豊かで心の襞に滲みわたる不朽の名曲、日本人に生まれて良かったと実感させてくれる名曲となった。
ところが、昭和24年になると世の中の事情が急速に変化する、石坂洋二郎の登場は、恋愛小説も大きく変わってゆくはきっかけに。
川口松太郎原作「愛染かつら」、小島政二郎原作「三百六十五夜」、・・西條八十の作詞による作品が、同じ男女間二人の間の深い恋愛なのに対し、石坂洋二郎作品「青い山脈」は学園内の奔放な男女交際の話。。
東北の田舎の港町を舞台に、偽のラブレターに右往左往する人々をユーモラスに描いた青春映画。
「封建的」とされる田舎町における奔放な男女交際をめぐる騒動と、それと戦う若い女教師の姿を描いたたわいもないもの!。
「古い上着をさようなら」の「古い上着」の中身が、昔からの男女間の「しきたり」(貞俶)。
請けは良いけど、若く明るいだけでは軽い。
【愛染かつら】では・・すれ違いともう一つの大きなテーマは、『親子の絆』・・生みの親・育ての親・・時を超えて普遍のテーマ。
数ある西條八十の作品の中でも、日本人らしさ、奥ゆかしさ、恥じらいという普遍的な美徳が有った時代の数々の名作。
日本が急速に豊かになっていく中で、アメリカナイズが進む中で、「三百六十五夜」以後、こうした昔からの美徳とされたことが音を立てて崩れてゆくのは残念なことではある・・。
日本がまだ貧し勝った時代、貧しくも心豊かだった時代が生んだ、日本人が忘れかけてる大切なものを思い起こさせてくれる、今では決してできない不朽の名曲、それが「三百六十五夜」。
「三百六十五夜」とともに、歌手松原操はこの歌を最後に歌手を引退、家庭の人となり再び歌うことはなかった。
彼女は昭和8年(1933)に東京音楽学校を卒業、クラシックの声楽家として活動していたが、コロンビアにスカウトされ歌謡曲も歌うようになった。
彼女の引退後、日本女性の美徳、純情、可憐、清楚、貞淑、これ程までに、日本的な良さ美しさを感じさせる歌手は出なかった。
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