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【努力を惜しまず】10chなりきり板・なりきり練習スレ3【頑張って】

237 名前:シン・アスカ 投稿日:2008/11/03(Mon) 11:04
次は小説型。 あーんま見ないですけど、面白い人を知ってるから。
ちょっとあからさまになっちゃうけど、こういう場だもんな…。やらせてくれ。


>>91

俺は見下ろした。やつれきって目もうつろな人間を。
笑顔で横たわる>91は幸せそうな顔をしていた。
他に誰が彼が遺した最後の言葉を聞いただろうか。

いや、きっと自分だけだ。 彼の声は小さかった。

『先生、僕、力尽きました』

彼はこう言い遺した。
もちろん俺には“先生”が誰だかなんて分からない。
自分の死期を悟ってなお、微笑み、俺を不安にさせないように…

いや、“先生”を不安にさせないように……。


――ごめんな。 悪いけど俺はアンタの力にはなってやれない。
  俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ。 ……悪いな。


このスラムみたいな街では、道で死んでしまう人間も少なくない。
たった一人の人間を大切にすることが、いかに大切なことかは分かっている。

しかし、自分にはもっとやらねばならないことがある。
きっとそれが彼にとっても自分にとっても、そして多くの人間にとっての幸せになるのだと信じている。

……そう思って彼に背を向け、最初の一歩を踏み出したつもりだった。
それでも、もう一歩が踏み出せない。
足が鉛になったように重く、その重りを持ち上げるだけの意志が無かったのだ。
いや、もしかしたら“一人の人間を大切にする”分かってるからこそ、
俺自身が自分の足に重りをつけていたのかもしれない。

俺は振り向き、そして彼の笑顔を見つめた。


――アンタの遺言。俺が絶対伝えてやる。
  何年掛かってでも“先生”を見つけ出して、俺が伝える。
  
  だから……もう休んでくれ。 心配しないでいい。
  きっとアンタの望んでた世界を……俺が創るから…安心して……


…気づいたら涙が流れていた。
歯を食いしばり、拳を血が出るくらいに握り締めて涙が出るのを堪えた。

その言葉は自分に言い聞かせるものだった。
何も心配しないでいい、安心できる世界を創る……。

その世界は誰かが創らなければならない。 自分が信じた世界を創らなければならない。
マユが、ステラが、レイが、議長が、タリア艦長が、皆が……正義だと信じた世界を。


――俺、行くな。
  いつか先生に会って、アンタが誰だか分かったら……また会いに来るよ。


俺は涙を拭い、>91に笑顔を見せた。
>91がそうしたように、>91を不安にさせないために。

そして後ろを向くと今度こそ歩き出す。
きっと成し遂げる。誰かを討ってでもやらねばならない理由が自分にはある。

…その決意を拳に刻んで……






ついでに質問も残していくよ。


何でアンタはカレーが嫌いなんだ!
カレーは生まれた時から食べ物の王様だって決まってるじゃないかよ!

あと、練習のために適当に応えやすい質問ピックアップしてやると
結構良い練習になるかも……。結構このスレの醍醐味かなってさ…。

お、俺の経験上の話だけどさ! 偉そうな事言って悪い!

シン・アスカ! デスティニー! 行きますっ!

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