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【聖闘士星矢】山羊座のシュラが質問に答える

307 名前：山羊座のシュラ ◆FiGr3YaU 投稿日：2008/07/23(Wed) 02:33

>>297(同期三人が力こそ正義派だった事に何か因縁を感じましたか？
もし同じ立場になったなら下の世代の黄金聖闘士たちの中にも、同派の人はいたと思いますか？)

年齢に何か関連性があると思ったか、という意味か？
そういうことは意識したことはなかったな。サガの考えに同調しそうなのが、
オレとデスマスクとアフロディーテであるとサガが判断したのだろうと思っていたぐらいだ。
改めて考えてみても、年代による影響よりは各個人の性格や資質によるものと思っている。

精神の成熟度でいえば、当時はシャカが一番成熟していただろうと思う。
6才という幼さですでにシャカは人の死と向かい合っていたという。
教皇がサガに殺されたことを知ったのは10才の時だったが、
その時点のオレは人の死や世界の行く末、人は何のために生きるのかといった問題について、
それなりの答えを求めていながらも明確に自分の考えやイメージを持ってはいなかったのだ。
そのくせ、人類を滅ぼさんとする神々がいるということについては
リアルティを持って感じていたのだから、少々ややこしい精神状態だったかもしれん。
かなり言い方は悪いがそういうところをサガに付け込まれたところはある。

だが、サガはけして「力こそ正義」というのを最初から言っていたわけではない。
掻い摘んで言うとこんなやり方だ。


まず一人づつ呼ぶ。
赤子のアテナを見せられ、
「この赤子が虎視眈々と地上を狙う邪悪や神々から世界を救う存在なのだ」
と言った上で
「お前はどう思う？」
と問いかける。


最初から「力こそ正義」という主張を押し付けるようなやり方ならば、
オレも他の二人も反発していただろう。
あえて考えさせるのがこのやり方の肝だ。
これはもうすでに思考訓練のできているシャカには通じまい。
だからシャカがサガに直接取り込まれるということはないような気がする。


下の世代でサガの考えにある程度同調しそうなのはカミュではないかと思っている。
実際にカミュはアテナが聖域にいないということは知っていた節がある。
アテナが開催した大会を潰す任務を担当していたのはカミュで、
自分の弟子を刺客として送り込んでいる。
射手座の聖衣が本物であるということも、アテナが本物であるということ
も気づいたのはおそらくカミュだろうな。
ある程度事情を知らないとその辺については判断しようがないからだ。


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