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「オリジナル」殺人鬼
900 名前:
マリア・シュシュ ◆
//ARK./I
投稿日:2010/07/25(Sun) 15:35
>>896
あら、ミドリは小さい女の子が好きなの?
シュシュは別にそういう印象は受けなかったわ。
ただ、少し自分に自信がなさそうな人だわって、それだけ。
見た目だけじゃ年はよく分からないし――どうでもいいし。
いくつ年をとったか、よりも――どんな風に年をとったか、の方が大事。
そんなことを、むかし一緒に暮らした人が言っていたわ。
シュシュはきっと、素敵な年の取り方なんてしていないわね。
あなたはどうかしら。どんな風に年をとっている?
どんな風にして、年月を重ねていっている?
これから沢山の時間が過ぎていって、いつかここもなくなるわ。
でも、大丈夫。あなたはきっと、シュシュのことなんか忘れてしまうから。
――そのばしょにはながかざられたのはすうじつ
くちはてていまはだれもいない――
シュシュだけじゃないわ。ここを彩った沢山の寂しい人たちのこと、みんな。
あなたは、きっと、忘れてしまうから。
――忘れてしまうというのは、なかったことになるのと同じなのかしら?
さあ――どうなのかしらね、マリア。シュシュには分からない。
でも、仮にそうなんだとしたら、それは少し寂しいわ。
寂しくたって、その時シュシュはここにいないんだから、別にいいのかも知れないけど。
>>897
鬼なら、ずぅっとここにいるわ。
きっと、その子は眠ったことなんかないの。
鬼じゃない部分だけが、今でもやさしい水彩の夢を見ている。
悪い子は鬼に食べられちゃうって、そういう意味の言葉なのかもしれないわね。
いい子にしていないと鬼に心を食べられてしまうの。
そうして、その子も鬼になってしまうの。
――空想よ。根拠なんか、なんにもないわ。
それでも、そうね。シュシュはこの説を結構気に入ったわ。
内側が悪い鬼に侵食されていくのは、きっと怖いわね。
それとも気がつかないものなのかしら。
ずっとずっと隠していた鬼が目覚めるとき――
そんなとき、良い子による殺人事件なんかが起きるのかも知れないわ。
――おにさんこちらとなきながら
めかくしおにもなきながら――
誰だって、見えないところで鬼を飼っているものなのかもね。
例えば、全然嫌いじゃない人を突然殴りたくなったことはない?
今この人を殴ったら、この人はどんな顔をするんだろうって。
それはきっと鬼よ。それか、あなた自身が鬼なの。
ねえ、マリア。鬼と人の境界線はどこだったかしら?
どうしても、シュシュには思い出せなくて。
――そう、そうね。ありがとう、マリア。
>>898
お姫様
こんにちは、きれいなお姫様。
あなたはきっと言えないけれど、お久しぶりってシュシュは言えるわ。
お話の中だけであなたを知っているの。
それはロマンチックな、淡い色をした悪夢のような、きれいなきれいな夢物語。
シュシュは、お姫様を歓迎したいわ。
あなたのお話をたくさん聞きたいから。
名もなき観客の皆さんはどうかしら――きっと、いいって言うと思うけど。
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