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【オリキャラ】探偵VS怪盗【質雑】

1 名前:山都 佑夜 ◆vwdnkcaw 投稿日:2009/08/03(Mon) 16:24
…ふごー……。Σんあっ!?
あ〜、昨日の夜、怪盗追ってたさかい、眠っちまった…。
お客さんや協力者なら歓迎したるけど…、ルールは守って貰うで

・10ちゃっとの基本的なルールは守ってな。
・荒らしは去ってな〜。
・基本的にsageて行うで。バトル始まったら見苦しくなるしなー。
・版権キャラは絶対アカンで。でも、コテハン程度なら許すさかい。
・…キャラで入りたい場合はトリップ付けてな。プロフも書くこと。
・セク質は、生々しくて、過激なのはアカン。

〜プロフ〜
名前:山都 祐夜(ヤマト-ユウヤ)
性別:男
年齢:17歳
好き:ナゾナゾ、キムチ
嫌い:甘ったるい菓子、勉強
容姿:目と髪の色は茶髪。服装は面倒なのか学校の制服。
性格:基本的に面倒臭がり屋で、窮屈なことが苦手。しかし、ナゾナゾに関しては明るい性格になる。
備考:ニセ関西弁使い。高校生のくせに探偵と名乗るお調子者。しかしその才能は本物である。

…まぁ、俺のプロフはこんなモンやな。
高校生が探偵かよ!!という突っ込みは自分でもよう分かってるから…。でも…たまにはええやろ?

ほな、じゃっ、協力者求めるで!!

645 名前:塚本圭一 ◆EkOuGDik 投稿日:2009/09/22(Tue) 12:48

―――ガチャ……キィィ…パタン

……ここは…。そうか、最近変わったとは思っていたが……こんなところに出入りしていたからか。
ん、ああ、失礼。あいさつが遅れてしまったね。私は塚本圭一という者だ。警察機関に勤めている。
もう察していると思うが…塚本ゆいの父親だ。いきなりこんなところに来てしまって申し訳ない。
最近娘の様子がどうもおかしくてね。この数日間、顔も見せないし声も発しなかった…。
昨日やっと顔を見せてくれたよ。――今日は…最低なこととは知りながら、娘を尾行してきた。

…やはり、娘は怪盗YUIだったのか。
ふふ、そんなに驚きはしないさ。前から薄々気づいてはいたし、絶対そうだなとも思っていた。
変装したところで実の娘くらいはわかるさ。些細な動作でも気づくものだ。これでも一応父親だからな。
ただ今日ここに来て確証を得られたよ。有難い事だが…それ以上に有難くない事でもあるな。
娘がこんなバカなことに手を出してしまったのは私のせいだ。
もしよかったら塚本家の話を聞いてもらえないだろうか。本当に突然ですまないね。

ゆいの母親は、ゆいが2歳の頃に死んだ。
「phantom force」という怪盗の集団があるんだが、当時私はその集団を追っていた。
奴らの居場所の手がかりを見つけ、もう少しで捕まえられるくらいまで情報を掴んでいた………が、
そんな矢先、事件はおきてしまった。私が奴らのことを調べていることに、気づいたのだろう。
私が不在のときに家に来て、ゆいを誘拐しようとした。しかし、家の中に居たのはゆいだけじゃなかった。
薫も――ゆいの母親も居た。彼女はゆいをかばったが……それを奴らは………!!!!!
家に帰ると、玄関には地獄絵図が広がっていた。あれはもう、二度と忘れることができないだろうな。
冷たくなった妻と、隣で泣きじゃくるゆい。床は血まみれ。妻を貫通した弾が一発転がっていた。

……ふぅっ…(目を閉じ、こめかみに手をあてる)申し訳ない、あの光景を思い出すと目眩がするんだ。
…ん。続けさせてもらおう。妻は「phantom force」に殺された。ゆいは当時の記憶がない。
物心がついていなかったのか、ショックすぎて記憶が消えたのかはわからないが、交通事故で死んだことにしている。

それから私はゆいがある程度大きくなるまで仕事を休んだ。ある程度と言っても…5年くらいか。
小学校に入学したら、ゆいを大人として扱った。何でも一人でやらせた。
本当に残酷なことをしてしまったと思っているし、妻にも……後悔してもしてもしきれない…。
私ではなく、私の大切な人を傷つける――そんな非道な奴らを私は絶対に許しはしない!
脅しのつもりだろうが、私は奴らを捕まえるまで諦めはしない。そのためには何もかも捨てなくてはいけないが。
だから、小さい頃からゆいを独りにし、今も必要以上の会話やコミュニケーションは取らないようにしている。
ゆいとの関係を断ち切り、私にとってゆいが大切な存在でないことが奴らに伝われば、ゆいは狙われなくてすむ。
―――こんな言い方をしたら、素晴しい父親に聞こえるだろう?こんなの、本心ではない…。
仕事におわれ、家族をないがしろにしている自分を正当化したいだけなんだ。そう、自己満足でしかない。

どっちにしろ、ゆいは私を嫌っている。それが大事なことだからな。私の言い訳なんてこの際どうでもいい。
だが………怪盗になってしまったのは誤算だ。誤算どころじゃない、最も避けて欲しかった道だ。
私はゆいを理想の道に進ませようと、口だけ動かしてきた。立派になれ、ちゃんとした道を歩め――
――だが、その道に行くための地図も何も用意してあげられなかった。ゆいが迷ってバカな道に進むのも当たり前だ。
なってしまったものは仕方がないと開き直らせてもらおう。私がゆいを必ず捕まえる!
娘が怪盗になったことを「phantom force」の連中が知ったら、きっとコンタクトをとってくるだろう。
その前にゆいを捕まえる。そして連中も捕まえる。絶対にゆいを近づけさせはしない。
今、娘を捕まえればいいだろう――そう思う者もいるかもしれないな。だが、それはできない。
私は警察の人間だ。重役という地位にもついてしまった。「塚本ゆい」を捕まえてしまえば、警察の汚点になる。
どこまでも最低な奴だと思ってくれてかまわない。私が決めたことだ、人から何と思われようと曲げる気はない。
だから私は「怪盗YUI」を捕まえる。捕まえた後も私とゆいの関係は親子ではないよう、いじらせてもらうつもりだ。(>>53)
それまでは、嫌い、嫌われている父親役を演じてみせるつもりだ。


646 名前:塚本圭一 ◆EkOuGDik 投稿日:2009/09/22(Tue) 12:49


長くてつまらない話を聞いてくれて感謝する。もっとも、ここからが本題だ。もう少し付き合ってくれ。
ゆいのことで君たちにお願いがあるんだ。ゆいを……支えてやってほしい。
怪盗業を支えるという意味ではない。そっちの方はむしろ自重させてやってくれれば有難いが…今はそこまで望まない。
ゆいは小さい頃から孤独を味わってきた。母親の温もりも、思い出も何も知らない。
そんな娘に、私と薫の代わりにたくさん愛情を注いでやってはもらえないだろうか。
無論、私のためにとは言わない。ゆいのために、どうかお願いしたい。
それともう一つ、ここに私が来たことと、母親のことはゆいには黙っていてもらいたい。
私が怪盗だと認識していることも、秘密にしてほしい。
「phantom force」についても近づけさせたくない。情報を掴んでも、絶対に娘には黙っていてくれ。
私も君たちのことを外に漏らしたりはしない。ギブアンドテイクということで話をつけてもいいだろうか?

私からは以上だ。ここまで聞いてくれてありがとう。勝手な男ですまない。
ここがどんな場所で、君たちとゆいがどんな関係なのかはわからない。
だが、笑顔で帰ってくるゆいを見ている限りでは、君たちはゆいにとって大切な存在なのだろう。
どうかこれからも娘をよろしくたのむ……いや、よろしくお願いします。

私は仕事に戻るとするよ。約束、くれぐれも守ってくれ。では。


―――ガチャ……キィィ…パタン


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