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【東方project】東方感謝祭!二次祭も全員集合!【in博麗神社】

197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/08/08(Sun) 00:32
「八意・・・ゲイ琳・・・?」

ゲイ琳はもはや驚かなくなっていた。あそこまで必死に戦いながら、自分は及ばなかった。遥か昔の全陸大会の決勝は30年間で15勝15敗という成績で引き分けていた。何が違うのだろうか。ゲイ琳はそう考えながらうなだれていた。そこでカズ夜はつぶやいた。

「お前はトリッキーな動きが足りない。だから負け越す。これで16勝15敗」

ゲイ琳は驚いて飛び上がった。試合前は自分の名前すらわからなかったカズ夜が、大昔の細かい成績まで言っている。ゲイ琳は夢だと思い、自分を殴った。しかし世界は変わらず、目の前には汗まみれのカズ夜が立っていた。ゲイ琳はカズ夜に抱きついた。

「カズ夜!思い出したんだな!俺のことを!」

カズ夜は断片的にゲイ琳のことを思い出したに過ぎない。鮮明な記憶は、レミリアッーに拾われた後のことのみである。しかし大切な男が自分のことを思い出したというだけでも、ゲイ琳は嬉しかったのである。

カズ夜はここに来た目的を告げた。また、ゲイ想郷自体がFUCK霊大ケツ界で封じられているということも告げた。ゲイ琳は事の重大さを飲み込み、ケツ界を解除した。こうしてゲイ想郷にいつもの平和な生活が戻ったのである。

この時以降、ゲイ琳は肛摩館をたびたび訪れるようになった。離れているといっても湖をはさんですぐの館。通うには大して苦労のしない場所に肛摩館があったためである。カズ夜はゲイド長の仕事を続けながら、昔のようにゲイ琳と楽しく話しながら平和な生活を送ったそうな。

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