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【西尾維新シリーズでなりきり】

898 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/18(Thu) 13:54
これから海面はどんどん上昇して、やがて人類の生きる場はなくなる。
そう訴えた一人の博士がいたが、誰も耳を貸さず、そして
博士の予期した通りに海面上昇が起き、人類及び哺乳類は全滅した。

しかし、海面上昇の前、博士は一匹の猫をカプセルに入れ、コールドスリープに
かけた――――そのカプセルは向こう一万年は開くことがない。
こうして人類は、哺乳類は滅し、かくしてそのカプセルは開いた。
哺乳類はその猫一匹のみとなった。

イカがその十の足で大地に上がり、やがてタコや他の水中生物も陸へと足を踏み入れ
始めた。軟体世紀の幕開けである。

しかし軟体世紀が開け、陸での土地の奪いあいが始まったのはそう遅いことではなかった。
陸に上がったものたちも交流がかつてはあった。イカの青年とタコの青年が交流している
写真も残っている。
しかしやがて地を我らのものにせんと争いがイカとタコの間にて勃発。
彼らの勝敗を決めるのはいつもあの唯一の哺乳類である猫であった。彼は大変目がよく、
一瞬でどちらが多くの領地を得たかを判断することができたのである。
そして百年前の決戦、大ナワバリバトル――――基本的に享楽的に生きるイカ勢軍は
朝早く起きることができずにタコ軍の兵器の攻撃に遭う。

しかし最後に勝利の女神が微笑んだ相手はイカ軍勢であった――――タコ勢は自軍兵器の
コンセントが外れるというアクシデントによりあと一歩のところで敗北を許してしまう。
最近の研究では足の数の多さが決定的であるというのが定説となっている。

そして戦争は終わりタコ達は地下生活を余儀なくされ、イカ達は地上に文明を発展させていった。
唯一の哺乳類である猫も地上に住み、ナワバリバトルはイカ達にとってスポーツの一種のような
ものとなり、日々イカ達――――インクリング達は楽しくナワバリバトルに明け暮れている。

イカは生まれた時はイカ本来の姿そのものだが、やがてかつての人類のごとく二足歩行で歩く。
また二足歩行となっても、髪に二本、襟足上部に四本、手足四本を含めて合計は十のまま変わらない。
彼らは十四歳ほどになるとかつての人間のような姿で歩き、大都会にある「イカスツリー」にて
ナワバリバトルを行ったり普通にスケボーしたり服を買ったりと楽しそうに生きている。

それがSplatoonにおけるインクリング、略してイカ。まさに彼らのことである。

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