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魔導物語・ぷよぷよ24連鎖

800 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2014/07/23(Wed) 21:07

〜アルルの家で人生ゲームをする三馬鹿〜

ラグナス「よっしゃぁぁぁぁ！！伝説の勇者になり収入二千万増える！以後順番が回ってくるごとに二千万はいる！！勝ったぁぁ！これは完全に勝ったな！勝ち組だ！勝ち組だよ！ついに俺も！！」
サタン「黙れ！勝負は最後までわからんぞ！！」
シェゾ「いくら金持ちになろうと現実という名のボードの上ではお前がダメな勇者という事実はなんら変わりのねー事を忘れんなよ？」
ラグナス「そこまで言わなくてもいいんじゃねぇの？　ゲームくらい夢見させてくれてもいいじゃねぇの？」
シェゾ「黙れヘボ勇者！！振り出しからまんじりとも動けねぇ人生を送ってるくせに調子にのんなよ！！」
ラグナス「なにを！？ゲームでも現実でも負け組みのお前らよりマシなんだよ！」
サタン「お前そこまで言うか！そこに直れ叩き潰してくれるわ！！」

ミノ「デリャァァァァァァァァァァ！！フン！！」
人生ゲームを宙に浮かせた後、まとめて裏向きにひっくり返した

サタン「何をするのだ！！」
ラグナス「そうだ！！折角、伝説の勇者になれたのに」
ミノ「『何するのだ』じゃねぇよ！！珍しく神妙な顔していると思ったらお前ら何で人生ゲームやってんだ！！アルルの誕生日会だからお祝いするって話だったろうが！！」
シェゾ「何言ってんだミノタウロス」
ミノタウロス「あっ！？」

シェゾ「誕生日会に人生ゲームは必要不可欠だ。普段なら皆集まって即不健康にＴＶゲームだが、
　　　　お誕生日会の時はご馳走を作ってくれるお母さんの目が、何時もより光っている。其処でＴＶゲームは諦めて
　　　　人生ゲームで良い子ぶり、ご馳走に有り付く。コレが誕生日会のプロフェッショナルだ」
ミノ「知らねぇんだよ！！テメェ等がやって来たしょうもねぇお誕生日会ノウハウなんて！！」
サタン「一つ言っておくが、コレは最早ご馳走の問題ではない
　　　　ここでお母さんの機嫌を損ねれば誕生日会のあとアルルがスーパーファミコンのカセットを買ってもらえないという危険性が出てくる
　　　　しいては 放課後アルルの家に集まってみんなでスーパーぷよぷよという俺たちの夢も跡形もなく失さんする」
ミノ「そんな夢懐いた覚えねぇんだけど！っつうかオメェらさっきからどんだけスーパーファミコンやりてぇんだよ！！童心に返り過ぎだっつうの」

シェゾ「心配するな。真の目的を忘れたわけじゃない」
ラグナス「俺たちは幼い頃からあらゆるお誕生日会に顔を出しご馳走を食らってきた」
サタン「いわば誕生日会のプロフェッショナル。バースデーファイターだ」
ミノ「只飯集りに行ってただけじゃねぇか！！」

ラグナス「バースデーファイターはお誕生日会の主役の顔を潰すような真似は絶対にしない。普段学校で多少弄られてたり、弱い立場だったりする奴でも
　　　　　お母さんの前では必ず立てる！！コレは最早俺達の中では鉄則と言われている」
サタン「そうする事によって、あの子を呼べば楽しいと言う評判が広がって今後のお誕生日会に繋がる。
　　　　故にお母さんにだけは強気、家に入ったら玄関から便所臭い等の弱点を見つけても口外する様な真似はしない。信用に関わって来るからな」
シェゾ「俺達に任せておけば安心だ。安心しろ、今回は他校の知らない生徒も招待されている可能性もある。Ｄパターンで行くぞ！！データの算出を頼む」

サタン＆ラグナス「「了解！！」」
ミノ「バカだろテメェ等！！テメェ等自体がアルルの顔を潰してんだよ！テメェ等自体が便所臭いんだよ！！」

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