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【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ壱

414 名前：吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日：2016/06/12(Sun) 15:14

>>406
さあ…どうなのでございましょう
元々お酒は、人の世で古き時代より愛飲されてまいりましたもの
深く世に根付いていますから、それぞれの社会でそれぞれの事情により自然に根付いて参りましたのでしょう
その理由はそれこそ千差万別なのではないでしょうか？

それにしましても、飲めないとなりますとなんだか無性に飲みたくなりますわね
いえ、お酒のことですわよ？もちろん

そういえば、「放課後さいころ倶楽部」にご所属のドイツ人のお嬢様は、『わたしは16歳だから』と仰ってビールを飲んでいらっしゃいましたが…場所が日本ですから本当はNGでしたわね、あれは


>>410
まあ、そうなのですか？
吸血麻雀…、許せませんわね
ゲームをそんな風に他人を傷つける道具にするなど言語道断ですわ！
さっきの方、もう行ってしまいましたか？
では次女ちゃんにお願いして婦警様に通報いたします
わたくしも、空から探してみますわね


>>411
たしかに己が天寿に満足できず、わたくしたちの力を求めてくる方も過去にいらっしゃいましたわね
もちろん、左様な方々はお断りしてきましたが

ですが、時には無下に断れない場合もございました
その方たちが『下郎』などと申せないのももちろんのことと存じますわ
まだ幼い頃のこと、珍しくお友達になってくれた人間の女の子から必死に頼まれたのですよ
「お母さんが病気で死んじゃう、なんとかして！」
と
母一人子一人のお家のこと、お母様がいなくなれば幼いその子は明日も知れぬ身…
人の寿命に手を出すべきにあらず、とはされていましたが
「代わりに…私の血をアーチェロに全部あげるから、わたしはどうなってもいいから、…お願い」
と泣かれましては、わたくしに断ることもできず

血を貰うのは断りましたが、その上でわたくしの『力』、聖女様の一件で柚葉さんに注いだのと同じ力を注いだのですが…
その頃のわたしは力の制御がうまくできなかったため、『魔素』まで一緒に注いでしまいました
…結果、お母様がわれわれの眷属になってしまいました
その流れで母娘合意の上で、女の子も眷属としてしまいました

今は二人とも故郷の城館でメイド隊のメンバーですわ
今もいちばんお手紙をくれるのがその娘の方ですのよ


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