ファンタジー世界の酒場【冒険者ギルド】―14章―
[1:アルフレッド ◆cb2YEFUw (2016/06/02(Thu) 18:45)]
「未だ古の面影を残す、幻想に彩られし世界。
神と魔。人と人ならざる者。剣と魔法により歴史は紡がれる…」
――此処はとある王国の大きな街にある、一際賑やかな酒場。
多くの旅人が、冒険者が仲間と共に食事を楽しみ、酒を酌み交わす。
さあ、貴方の物語もこの酒場から始まります――。
-行動選択:どうしますか?-
▼酒場の記録を見る(前スレ)
ttp://tamae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1439568849/
▼ギルドの掟に目を通す(ローカルルール)
ttp://www65.atwiki.jp/adventurersguild/pages/12.html
▼ギルドの資料書庫へ行く(まとめwiki)
ttp://www65.atwiki.jp/adventurersguild/
▼ギルド公邸へ行く(避難所)
ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/17050/
▼酒場の別館へ行く(旧避難所、名無し交流所)
ttp://jbbs.livedoor.jp/internet/15781/
▼ギルド登録の手引きを受ける(新規参加者向けテンプレ)
>>2-3
▼酒場によく来る冒険者を探す(半年以内にレスのあったキャラ一覧)
>>4
[982:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/07/18(Wed) 20:47)]
暑い日が続くし何か怖い話してよ
[983:ユディス ◆c..6TALE (2018/07/26(Thu) 23:14)]
や、こんばんは。
前はどこまで話しましたっけ?
――ああ、扉を叩いたとこまでですか。
じゃ、その続きから。
扉の奥からは、化け物みたいな爺さんが出てきましてね。
何がって見た目でございますよ、オークかゴブリンか、はたまた魚人かってぐらいの。
爺さん親切に言うんです、迷ったんなら今夜は泊まっていけってね。
>>979
え、そんな面白そうな場所があるんで?
伝説に語られるようなお宝なんかは、さすがに回収済みだとしても。
未知の文明だとか失われた技術ってのは、考えるだけでも心踊るもんでございます。
旦那が案内してくれるんなら、是非――
……っと、うっかり二つ返事で行くって言っちまいそうになりましたが。
その前に、一つ確認しときたいことがございますです。
そのご案内、行きはともかく帰りの保証はしてもらえるんで?
招くだけ招いて帰さない、帰すには帰すが法外な料金を請求される――
なーんて、行ってからじゃ手遅れですからなぁ。
費用に期間、その他の詳しい契約内容は行く前に確認する。
これが冒険者の基本ってもんですよ。
>>980
うわぁ、また何というか……見事なもんでございますね。
腕の太さなんかもう、あっしの倍ぐらいあるじゃないですか。
一体どうやって……いや、言葉の通り鍛えに鍛えたんでしょうけど。
こんなになるまでやる気を維持できるのが凄いっていうか……。
しっかし、ここまで筋肉ついてると着られる服もかなり限られそうですなぁ。
そこらで売ってる古着なんか、どれも入らないんじゃないですか?
ちょっと無理して着たって、ちょっと力入れたらボタンが弾け飛んだりとか……
……いや、やれって言ってるわけじゃないんでポーズとらなくていいです。
わざわざサイズ小さめの服も用意しなくていいです。
あんまりこう、目立つところでそういうのは、ほら。
初めて来たお客さんにそういう店だと思われちまうじゃないですか。
ってことでやめましょう、はい隠す隠す。
>>981
ほんっと、毎日ひどい暑さですなぁ。
あっしは暑さ寒さに強いんでまだ元気でございますが、
暑さに弱い人たちは使いもんにならないぐらい弱っちまってますよ。
特に金属鎧の重戦士の旦那方なんかもう、目もあてられねえ有様で。
お陰でギルドの方もますます人手不足で、参りましたです。
>氷魔法で果汁を凍らせたシャーベットを売れば
なんだ旦那、商売の才能あるんじゃないですか?
ちょいとそこらの魔法使い捕まえて――そうだな、
街からちょいと離れた場所にある畑まで行ってみたらいかがで。
何なら金払って雇ったって利益出せると思いますです。
ちょいと前に依頼先の村で納付の旦那と話したんですがね、
「この暑さじゃ収穫してから街の市場に並べるまでにみーんな傷んじまう」
って、持て余してたんですよ。
傷む前に凍らせちまえばその辺も解決できて、いい話なんじゃありませんですか?
[984:ユディス ◆c..6TALE (2018/07/26(Thu) 23:16)]
>>982
怖い話、ねえ……じゃあひとつ。
あっちこっち旅してると、廃村なんてもんをよく見るわけですよ。
魔物に襲われた痕跡があったり、砂に埋まってたり……
廃れた理由は色々ですが、建物の様子から大体のことは伺える。
そんなもんでございます。
でもね、その日に立ち寄った廃村は他とはちょいと違ったんです。
朽ちた木の柵、荒れ果てた畑の跡、すっかり崩れた井戸の名残……その向こう。
立ち並ぶ枯れ木に、何かがぶらさがって風に揺られてる。
……何か、なんて回りくどい言い方しなくても、実際にはすぐ分かりましたです。
人。
麻袋に入れられてはいましたがね、あの大きさにあの形じゃ間違いようがありませんです。
縄で吊られた人の影が、十、あるいはもっと……見渡す限りにずらっと並んでたんですよ。
あっしも好奇心が強い方ですから、吊られた袋に近寄って、中を確認したんですがね。
やっぱり人でした。
それも、首のない死体が入ってました。
そこで気付いたんですが――麻袋に血の痕は見えなかったんです。
つまり、わざわざ首を落として、血抜きしてから袋詰めにして吊ったってことになる。
……何があったんだか気になって、廃屋を漁ってみたりもしましたですが。
どこにも、そうなった経緯が伺えるものなんかありませんでしたね。
おかしいぐらい普通の廃村なんですよ。
あれが村人だとしたら、村があんなになってる時点で人間だって骨になるだろうに。
結局、何も分かりゃしなかったんです。
あっしもそのまま何事もなく村を出て、旅を続けてるわけですからね。
訳が分からないから余計、今も頭にこびりついてんのかも知れませんですねえ。
……はい、お話はこれで終わりでございますです。
ふふ、もっと涼しくなりたいんなら、あの廃村の場所でも教えましょうか。
なんだか今でも、あの人たちはあの袋の中で、
骨になることもなく、ただ静かに風に揺られてるような気がするんですよ。
◆◆◆
……正直、寝てる間に殺されでもしねえか気が気じゃなかったんですがね。
次の朝、普通に食う物分けてくれて、出口近くまで案内までしてくれたんですよ。
何でこんなとこ住んでんですかって聞いたら、寂しそうに笑ってさ。
この見た目だから、街の人から気味悪がられるんだって言うんですよ。
……ま、そんなわけで。
南の森の怪しい小屋の化け物みたいな爺さん、なかなか寂しがりな人でしてね。
もし迷った時に小屋を見つけたら、寄ってみるといいですよ。
ま、小屋は小屋でも別の小屋だったら、本当に化け物がいて食われちまうかも知れませんがね。
……ん、思ったよりもかなり長話になってましたね。
もう少し短くまとめねえと、朝になっちまいますかね……それじゃ、また。
[985:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/07/27(Fri) 00:16)]
でけぇモンスターが夜中に徘徊してるぜぇ、気ぃ付けろ?
[986:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/07/29(Sun) 01:07)]
終わらせたくない!
[987:ユディス ◆c..6TALE (2018/08/01(Wed) 22:31)]
どうも、こんばんは。
満月は過ぎちまいましたが、今夜の月はまだ明るいですね。
こういう夜は灯りが節約できて助かりますです。
>>985
ああ、最近あっちこっちでよく聞く噂でございますですね。
街の近くで見ただの、いやいや街の中にも出るらしいだの。
確か……白い服を着た女の人みたいな姿の魔物なんでしたっけ?
見たら危ない、もし気に入られたら数日で死ぬとかって聞きましたです。
見つかっただけで危ないような魔物、ここらじゃかなり珍しいんですがねえ。
だってさ、街や街道の近くにそんなの出たら、普通はすぐ討伐依頼が出るでしょう?
それがこいつの場合、そういう動きがどこからも出てないんでございますよ。
噂ばっかりで実際の被害が曖昧だから、誰も手を出さないって話で……
これはこれで、なんだか気味が悪い状況ですねえ。
ま、何にしてもしばらくは気を付けた方が良さそうだ。
噂じゃ若い男を好むそうですんで、旦那も危ないんじゃねえですか?
もし見たら、死ぬ前にギルドまで依頼してくださいよ。
たぶん殺される前に、手練れの冒険者が倒してくれるでしょうからね。
>>986
何です旦那、そんなに好きなことがあるんで?
終わらせたくないんなら続けりゃいいじゃありませんですか。
……と、そう簡単に済む話なら、ここでくだ巻いたりしませんですねえ。
どんなに美味い飯だって食えば減っちまう。
でも美味いうちに食わなきゃ、そのうち冷めて不味くなっちまいますです。
結局、なくなるのを惜しみながら、美味いうちに食うのが一番でございますよ。
すっかり冷めた料理を「温かいうちはあんなに美味かったのに」なんて持て余して、
残すのが勿体ないからって無理やり完食するような状態になるのは嫌でしょう。
何事も……とまでは言いませんですが、
大抵のことは惜しいと思える間が華ってもんでございますよ。
そうやって惜しいと思ってもらえる何かは、きっと幸せでしょうね。
◆◆◆
今夜は星もいいですし、ちょいと散歩してから宿に戻りますかねえ。
それじゃ、また。
[988:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/08/02(Thu) 00:15)]
ここから先は通さん!(追い剥ぎ)
[989:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/08/02(Thu) 09:03)]
その力世のため人のために活かしませんか?
[990:ユディス ◆c..6TALE (2018/08/08(Wed) 18:59)]
旦那方は、入る度に様子が変わる地下迷宮の噂をご存じで?
地図を書きながら探索しても、次に入った時は地形が違うんで役に立たないとか。
一体どうなってんですかねえ。
>>988
……ついに、あっしのとこにも来ちまいましたか。
旦那、最近ちょいと派手にやりすぎたんじゃありませんですか?
すっかり噂になっちまって、密かに警戒されてたんでございますよ。
少なくとも、ここらを拠点にしてる冒険者はだいたい知ってんでしょう。
そう――他の客の前に立ちはだかって、少しずつ飯をもらうことにより、
食事代を安く済ませつつ色々と味見しようっていう――酒場追い剥ぎの存在を。
……いやまあ、確かに賞金かけられるほどの罪ってわけじゃありませんですが。
単純にセコいしみっともねえですよ、旦那。
鬱陶しいから店に出たら片付けてくれって依頼が来てましてですね……
あーはいはい、通りたかったら飯をよこせって決め台詞は言いたいと、はいはい。
分かりましたから表出ましょうね、お話は衛兵さんの詰め所でしますです。
暴れたりすると今度こそ罪になっちまいますんで、大人しくしといてくださいね。
>>989
へえー……世の為、人の為ねえ……。
聞きたいんですが――世ってどこで、人って誰です?
漠然とじゃなく、具体的にさ。
ふふ、旦那が善行を成せって言いたいのは分かってますよ。
ただね、いいことだって信じてやったことがろくでもない結果を招く……
なーんて類の話は、あっしの大好物でございまして。
綺麗な言葉に乗せられた善人の末路も、色々と知ってんですよ。
……それにさ、旦那。
あっしの使う魔法は、主に人の精神と感情を操るってもんでして……
こいつを使って人の為になるって、どういう状況なんですかね?
せいぜい死にかけた奴に幸せな夢を見せてやるとか、そんなもんじゃないですか。
元々ろくな力じゃありませんです、期待もできやしませんよ。
◆◆◆
不思議なもんで、世界のあっちこっちに同じような話があるんでございますよ。
なぜか迷宮の中には宝物があって、魔物が沢山うろついてるってところまで一緒で。
最深部まで到達したって話は聞きませんですが……何があるんですかね?
それじゃ、また。
[991:イブキ ◆mtla9boo (2018/08/09(Thu) 08:34)]
ようやっとあっこいのが和らいできたなぁ。
あっこい中で飲むお酒も乙なもんやけど、やっぱり何事もほどほどが一番やねぇ。
>>968
あらあら……こないなあっこい日に、そないな重装備で狩りに行こうやなんて、物好きな人達どすなぁ。
おおかた、人数合わせに声をかけてはるんやろうけど……そうやねぇ、ボウヤも言うてるように、狩人ぎるどに行くんが一番
確実どすえ ?
うちは根っからの快楽主義者やさかい、やりたい事しかしたないんよ。
そのもんすたぁが暴れん坊で、この酒場がなんや被害こうむるなら話は別なんやけどねぇ。
そないなことやさかい、かんにんしとぉくれやす。
>>969
あらぁ、こらまた随分と古い文字どすなぁ。
うちん故郷の文字に似てる気ぃもするし……こらわからへんわぁ。
餅は餅屋、坊やの言うみたいに鑑定士はんに頼むんが一番の近道やねぇ…。
ふふ……役に立たんで、かんにんな ?
>>971
あんさんええ声してはりますなぁ。
ええ声を聞いてると、えらいお酒すすむわぁ。
これで、可愛らしい給仕はんなんかがおって、お酌をしてくれると最高なんやけど……。
そら望みすぎどすなぁ。
気分もええし、なんかお礼でもしよか。
あー……こらうっかりしてたわぁ、うちちょうど在庫を切らしとったんや。
せやけど、お礼をする言うといてなんもなしやと、うちん沽券に関わるし…。
うーん……あ、ちょうどええもんがあったわぁ。
【鬼人薬】
こらヒトが飲みすぎては害になるものなんどすけど……まぁ、少しなら問題あらへんやろ。
あんさん、使いすぎにはくれぐれも注意しとくれやすね?
>>972
そうなんどすか ?
好きに生きて、好きに死ぬ……そないな自由な人達や思うとったんやけど。
うーん、せやけど確かにみんなの評価は低いかもしれへんねぇ。
主義主張のうお金で動く人は、信用されへんもんやさかい。
まぁでも、そないな事はどうでもええんどす。
ここは酒場で、お酒を飲む場所。
隣り合うたのもなんかの縁やし、朝までお付き合いしますえ ?
>>973
ふーん、これをあんさんが作ったんどすか ?
ほな、一口…。
…………。
うーん、これ、うちには弱すぎるなぁ
この味やとお酒の肴にもならへんし…。
なにより、なんでも混ぜればええちゅうものちゃうんどすえ?
もう少し改良して、出直しとくれやす。
>>974
あらあら、怖い人がいてはるねぇ。
……子供はどすなぁ、手応えがあらへんのどすえ。
肉も骨も柔らかおして、まるでおもんない。
うちが斬るんやったら、やっぱしわりかし鍛えられとって、骨太な戦士がええどすなぁ。
……ふふ、冗談、冗談やわぁ。
人の命は手折るよりも、少し離れた場所から眺める方がよっぽど酒の肴になるさかい。
どうせなら、なごう愉しんだほうがお得やしねぇ。
せやから、ふふ……あんさん、うちを愉しませてぇな ?
>>975
そうどすなぁ。
普通に考えればそれがいちばん順当やとおもうんやけど…。
なにしろうちは旅から旅の根無し草、快楽主義の人でなしやさかい、そないな器用な真似はガラちゃうしねぇ。
他人行儀の他力本願、うちはお酒を片手にゆっくり待つことにしますえ。
read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)