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政治家の疑惑

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/09/13(Wed) 20:03
強気とあいまい 交錯
安倍氏リーダーの資質は
 自民党総裁選に立候補した安倍晋三官房長官、谷垣禎一財務相、麻生太郎外相の三人が出席して、日本記者クラブで行われた十一日の公開討論。記者クラブ側の質問は当然、総裁・首相への就任が確実視される安倍氏に集中した。安倍氏に対しては、若さによる経験不足や、タカ派的な姿勢を懸念する声があるのも事実。「リーダーの資質」という観点から、安倍氏の言動を分析した。 (政治部・佐藤圭、原田悟)
 ■攻勢

 「私は(戦争状態が終結した一九五一年の)サンフランシスコ講和条約が結ばれた後に生まれた戦後世代。あの時に決まったものは変えてはいけないという先入観のある時代は、もう終わった」
 安倍氏は、政権公約に掲げた「戦後レジーム(体制)からの船出」の意味をこう強調。クラブ側から「戦後体制からの脱却というのは、アナクロニズム(時代錯誤)では」と突っ込まれると「そう考えることがアナクロニズムだ」と反論した。
 安倍氏はこの日、新時代のリーダーたろうとする姿勢を随所に見せた。戦前、戦中世代への対抗意識をのぞかせ、刺激的な発言を連発。個別の政策についても強気の言葉を並べた。終始、自信にあふれた表情を保ち、指導力を印象づけようとしたのは間違いない。
 安倍氏は来年夏の参院選に関し、自民党公認候補の選定方針について「当然、勝つために見直さなければならない」と断言。参院には、絶大な影響力を持つ青木幹雄議員会長がいるが「総裁の判断には、従っていただかなければならない」と言い切った。だれもが一目を置く青木氏に対しても言いなりにならない姿勢を示し、参院選は自らが陣頭指揮をとる決意を示したのだろう。
 参院選で全面対決になる見通しの小沢一郎民主党代表についても「(自民党の)旧田中派全盛時代の人だという印象。古い永田町を代表している」と酷評した。
 安倍氏は、育ての親である小泉純一郎首相の政治姿勢にも言及。非常ともいえる決断を「少し酷薄」と評した八日の立候補会見より踏み込み「弱者に対する政策をやっていても言わない。それ(言うこと)を潔しとしない独特の美学があるが、間違っていると思う」と言い切った。
 安倍氏は、小泉首相の靖国神社参拝で途絶えている日中首脳会談の実現に向けても「具体的な方法は話さないが、結果を出していきたい」と自信をのぞかせた。社会保険庁改革、経済成長戦略などの内政問題でも、積極的に発信した。
 ■守勢

 一方、安倍氏は靖国神社参拝問題や消費税などの微妙な問題になると、あいまいに答える場面が目立った。
 自らが首相になった場合、靖国神社に参拝するかどうかについて「外交問題、政治問題化する中で、あえて宣言するつもりはない」と言葉を濁した。クラブ側から「首相就任後の靖国神社参拝を公約する人は手を挙げてほしい」と促されても、他の二人とともに手を挙げなかった。
 安倍氏は、今年四月に自らが靖国参拝していたことが明らかになった際、事実確認を避けている。クラブ側は「(首相の参拝について)国民は後から知ることになるのか」と詰め寄ったが、安倍氏は「いわゆる公式参拝ではない。発表しなくても構わないだろう」と突っぱねた。
 消費税率引き上げ問題についても「税の抜本的改革について来年の秋から議論する必要がある」と述べるにとどまった。これには「消費税10%」を掲げる谷垣氏に「総裁選の中できちっと議論すべきだ。先送りの議論ではないか」との批判を許した。
 そもそも政権公約自体が実質二ページにすぎず、自民党内には「項目を羅列しただけで、あいまい」との評価もある。安倍氏は「なるべく情報が確実に伝わるように、ある程度制限した。(総裁選の)選挙戦で具体的な政策を打ち出している」と反論した。しかし、焦点の靖国問題や消費税についてはっきり言わないままでは、新政権の「美しさ」が損なわれかねない。
( 東京新聞 18.912)
ttp://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20060912/mng_____kakushin000.shtml







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