掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

維新政治塾二次選考不合格の皆さんへ

45 名前:茶人見習い 投稿日:2012/07/16(Mon) 01:09

@ ベーシックインカムが人口増加につながる確証は少ないのではないでしょうか。
>出生率が上がり人口が増え続ければ解決 !
>繰り返しになりますが、3.のベーシイックインカムの恒久的導入で解決できます。
>お金が無く子供が作れない夫婦も・行政が信用できない為、先行き不安で子供が作れない夫婦も・拝金主義で子供はお金が掛かる為、困っていなくとも子供を作らない夫婦も
全て子作りに励むようになるでしょう。
>従来の豊かな生活の維持の為に、子供を作らない(実質:人口抑制政策)→国家繁栄為と個人の豊かな生活の為に子供を作る。(真の少子化対策)
への価値観の転換。
日本晴れさんは月額7万円前後のベーシックインカムによって上記のことが起こると予想されていますが、私は年額約84万円が保障されたからといって、出生率が上がるとは思えません。

というのも、世界各国の統計をみると、出生率は社会保障制度の充実や経済の豊かさとの関係ではむしろ逆の状態にあるからです。
実際に、日本より社会保障制度が高レベルの北欧諸国や英国などの先進国では人口は維持もしく減少傾向にあります。
逆に社会保障などほぼ皆無なアフリカやアジアなどの途上国で人口は増加傾向にあります。

私が考えるに、出生率は子供の死亡率や子供を家庭の労働力と見なすかどうかによって、影響を受けています。
死亡率が低く、子供を家計のために労働させる必要がなく、教育に熱心な先進国は人口維持もしくは減少傾向にあります。
反対に死亡率が高く、子供を家計のために労働させないと生活できず、教育とは無縁な途上国ほど人口が増加する傾向にあります。

なので、ベーシックインカムの導入で経済問題や信用不安が完全に解決されたとしても、それによって出生率が少子化をひっくり返し増加に転じるとは思えません。
先進国において、子供を産み育てるというのは、金銭的負担以上に、親の責任などの心理的負担が大きく影響しているのではないでしょうか。
一例に、私の従妹は年商10億円の企業の社長令嬢で一人っ子の小学生ですが、塾・水泳・ピアノとバイオリン・バレエ・乗馬・ゴルフ・アイススケートを毎週習い、親はそのために全精力を注いでいます。
叔父・叔母は「この子を一人前にするのに手がかかるので、お金はあっても二人目は考えられない。」と言っていました。
経済的に豊かで、子供にいくらかけても惜しくないという方が、増えたことが少子化の大きな要因なのではないでしょうか。
少子化の原因については、学会でも様々な意見があり、断定はできないのですが、統計上、経済的負担によって子供を産まない影響は僅かなものであると推察しています。

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)