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維新政治塾二次選考不合格の皆さんへ

34 名前:茶人見習い 投稿日:2012/07/13(Fri) 06:39
>日本晴れさん
一度には書けないので、私の私見を日を分けて少しずつレスしていきます。

>1.まず、国民の最大多数を占める庶民を大切にする ! (当たり前)
私も同意いたします。国民の最大多数の幸福を追求することが国力の増進につながり、近代福祉国家の基本的理念にも叶うからです。
中世の封建国家や夜警国家において、金権を持つ一握りの者が優先され、反対に国民の多数が貧窮に喘ぎ、国力が衰退した経験から社会福祉の概念が誕生したことを考えれば当然であると考えます。

ただ、「国民」の定義について、我々一般国民の思うところと、高級公務員の考え方には差異があり得ることに注意が必要だと思います。
以前に、いわゆる貧困率(国民平均所得の半分以下の収入しかない方の割合)の調査が検討されたとき、厚労省は「我が国の国民には貧困層など存在しない」という公式見解を固持して反対しました。
私は、「国民に貧困者がいないというが、東京駅の高架下にいるホームレスは貧困者ではないのか」と意見したことがあります。
担当官は「彼らは「国民」の義務である納税をしていないので、政策の運営においては「国民」に当たらないと考えている、ゆえに我が国の「国民」に貧困層は存在しない。当省は「国民」のために既に十分な対策を講じている」という回答でした。
また、財務省の知人は、「省内では納税額1億円以上を一等国民、それ以下を二等国民、非納税者を非国民と表現する上司がいて母子家庭出身の自分としては悲しい」とこぼしていました。

脱税者や不当滞納者は問題外ですが、母子家庭や独居老人など低所得者にも様々な方がいらっしゃいます。
そのような方々を「国民」と見なさない思想が、残念ながら高級公務員の一部にあります。

政治家がこのような発言や思想を発露すれば、落選するでしょうが、完全な身分保障があり、特権意識の高い高級公務員には省内では何を言っても守られるという雰囲気が強くあります。
思うだけ、言うだけならまだしも、彼らは実際にそのような思想のもとで行動することが多々あります。
ごくごく一部の、彼ら高級公務員のいうところの「一等国民」のためだけの行政運営が行われてしまうのです。

もちろん彼らも政治家の前では「羊の皮」を被るので、難しいとは思いますが、政治家を志す方には人を見抜く力、もしくはそのような思想が存在しうるということに留意していただきたいと思います。
彼ら高級公務員自身は自らの発言の問題点にまったく気付かない傾向が高い(件の大津市教委のように)ので、言葉の端々に注意して話をすれば、そのような公務員は比較的わかります。

個人的な経験に基づくことではありますが、このような政策運営を防ぐ政治家の毅然とした態度や、高級公務員の評価システムを根本から再構築しなければならないと強く思います。

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