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維新政治塾二次選考不合格の皆さんへ

38 名前:茶人見習い 投稿日:2012/07/14(Sat) 00:36
>日本晴れさん
>>35について少し意見を述べさせてください。

>ベーシイックインカムにより、国全体で内需拡大の長期トレンドを作る。
>道州制導入で権限移譲。地域に根ざした、適した景気対策、失業対策、労働環境対策、を地域が主体となってをとる。

ベーシックインカムによって消費増⇒内需の拡大というのは理解できます。
しかしながら、現在の景気低迷の要因は、外需の減少による加工・製造業の不振にあると思います。
我が国は50年来、加工貿易によって利益をあげる経済構造を国の基本政策として法制度的に整備してきました。
この構造的課題を克服しないと、内需を拡大しても景気の劇的な回復は望めないと思います。

地方分権がコスト削減につながり、ベーシックインカムなどの財源になるというのは理解できます。
ですが、国の経済政策では景気が低迷するが、地方分権後の地方の経済政策なら景気は回復するというのがよくわかりません。
地方分権はコスト削減による財源確保と国民への行政サービス向上には効果があると思いますが、経済への影響は大きくないと思います。

明治期のように基幹産業が官営であるならば、行政による経済・雇用の政策は大きな効力を発揮するでしょう。
しかし、現在の経済はグローバル市場における国際競争によって動くので、一国の一地方の経済政策によって景気を上下させることは難しく、むしろ国で集中的に行った方が大規模で効果的だと思います。
地方行政の経済政策では、規制緩和による地域商店街の浮揚策や、地産地消型の循環経済の構築など地域レベルでの効果が限界ではないでしょうか。

景気対策、失業・派遣問題の対策についてですが、経済構造を変えなければ解決できないと思います。
20年ほど前までは、途上国が原料生産⇒先進国で加工生産というモデルで良かったのですが、今や世界は途上国で加工生産⇒先進国は技術開発・資源投資で利益というモデルに変わりました。
日本の国家戦略はいまだに加工貿易モデルのままで、これでは地方で先進的な経済対策を行っても根本的な解決には至りません。

我が国の強みとしては先端技術・コア部品では現在も大きなシェアを占めていることがあります。
これを活用し、航空宇宙産業、バイオ科学研究、海洋資源開発を国家戦略として産学官一体で行い、国際競争を戦えるように経済体制を再構築するべきだと思います。
新産業の開拓と雇用の創出を伴う経済政策を強力に行わないと、国レベルでは景気低迷も雇用問題もずっと続くと思います。

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