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維新政治塾二次選考不合格の皆さんへ

65 名前:茶人見習い 投稿日:2012/07/20(Fri) 20:39
>日本晴れさん

>去年の震災対応・原発事故対応で、首相とほぼ同格の参議院議長が首相を非難(憲政史上初?)したのですが、首相を抑止する効果がまったく発揮できなかった。もちろん、国会も。
>70年代に、オーストラリアでは首相が政治の混乱を招いたという理由で、総督に解任されたことがある。
>私は、これと似たような制度が仮に日本にあったなら、首相に対し一定の抑止効果(解任しなくとも)を発揮し、去年のような惨めな政府と国民が乖離した結果にはならなかったのではないか、と思うからです。

私は仮に陛下に首相解任権があったとしても、日本晴れさんの望まれるような結果に変わったとは思えません。
皇室の方のお話では、今上帝は仮に強力な権限があったとしても、国民に求められても、自ら思うことがあっても、国論が二分される様な政治的課題の是非の判断をし、その権限を行使することは、皇室の帝王学としてなされません。(国民の中でも、無能な菅・民主は辞めるべきという声と、非常時に政治空白は作るべきでないという声とがありました。)
これは一方を官軍、他方を賊軍と断じるに等しいからです。賊徒とされた側の害意が皇室に向けらることに繋がるからです。
もちろん、首相の側には皇室への畏敬の念を持たせるという意味においては、効果は確かにあるとは思います。
オーストラリアの件は英国留学中に学習したので存じておりますが、その事件の後、オーストラリアにおいては女王元首への異論や英連邦からの離脱、はては国旗のデザインや憲法違反裁判に至るまでの大論争となり、現在はイギリス本国でもオーストラリア国民の中でも、マイナスの出来事として取られています。
日本晴れさんの言われる様な首相解任権が国民の不安の払拭や政治へ安心が持てるようになるとの効用とは反対の結果をもたらしています。
また、この総督はオーストラリア政府が選定し、英国女王が任命するもので、女王が独断で首相の適否を判断し、総督に指示してオーストラリア首相を解任したわけでもなく、その責任はあくまでオーストラリア政府とオーストラリア国民にあります。英国女王は首相解任という政治的判断はいたしておりません。
天皇陛下が独断で政治判断をして首相を解任できることの先例として挙げるには無理があるのではないでしょうか?


>他にも、維新(首相公選制も含む統治機構改革という誠に大きな改革)を行うにあたっては、大改革なのですから、特に首相公選制に於いて、それが惨めな結果を招かない為にも、去年の失敗を繰り返さない為にも、国民の不安を払拭する為にも、維新の際の安全の担保として、天皇陛下に一定の役割(抑止力)を担って欲しいのです。

日本晴れさんのお気持ちだけは理解できます。私としては、百歩譲って、仮に天皇陛下に首相解任権をお持ちいただくとしても、その解任するか否かの判断は国会の多数による決議や国民の多数による国民投票などに基づく形にし、あくまで解任責任が天皇陛下に及ばない形にするべきだと考えます。
将来的に、年少の天皇陛下が即位された場合の側近の跋扈や、首相解任の結果が裏目に出てさらなる政治的混乱(内乱など含む)が生起しても、天皇が批判されたりせず、皇室を国家の存亡に巻き込まないためにです。
日本晴れさんは天皇陛下の公選首相解任が陛下の予想外のマイナスの結果を招いたとき、その責任は天皇陛下が負うべきだとお考えなのでしょうか?

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