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日本の名曲 【日本の優れた文化遺産!】

[1:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/03/19(Mon) 23:51)]
何でも有り余る飽食の時代と言われて久しい今、歌もありあまり、そしてなんでも「名曲」となって本当の名曲を知らない人が多くなった今、
明治以降の長い歴史の中で、優れた日本の文化遺産としての真の名曲を振り返り、
つつ、真の【日本の名曲】について語ろう!。


[20:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/26(Wed) 18:41)]
浜千鳥

作詩 鹿島 鳴秋
作曲 弘田龍太郎



青い月夜の浜辺には
親を探して鳴く鳥が
波の国から生まれ出る
濡れた翼の銀の色

夜鳴く鳥の悲しさは
親をたずねて海こえて
月夜の国へ消えてゆく
銀のつばさの浜千鳥

『浜千鳥』は、作詞:鹿島 鳴秋、作曲:弘田 龍太郎による日本の童謡。雑誌『少女号』で1920年(大正9年)1月号に発表された。鹿島 鳴秋は6歳の時に父が家出をし、母は再婚して他家に嫁いだため、幼くして両親と生き別れになってしまった。
『浜千鳥』を作詞した当時は仕事も充実しており精神的にも余裕のあった頃だが、やはり幼い頃に親から見捨てられてしまった深い悲しみは、大人になっても癒えることはなかったようだ。
鹿島 鳴秋(1891-1954)は、童話作家・雑誌編集者・詩人。子ども向け雑誌の草分け「少女号」編集・発行人。


浜千鳥  名盤
浜千鳥 煤孫竜男 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 0408 VIC 50846 黒盤 482
浜千鳥 ベルトラメリ能子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 0610 COL 35206 青盤 1632
浜千鳥 三浦 環 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 0710 COL 35316 青盤 2945
浜千鳥 立石喬子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 0707 KIN K158 キンポリ 3401
浜千鳥 川路美子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 0709 NIT 5743 黒盤 3483
浜千鳥 萩野綾子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 0803 VIC 13260 赤盤 5481
浜千鳥 川路美子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 1100 NIT S1001@ 大衆S盤 9358 113
浜千鳥 斎田愛子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 1207 VIC 13523 赤盤 12790
濱千鳥 松島詩子 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 1305 KIN 20086 群青盤 13450
浜千鳥 武岡鶴代 鹿島鳴秋 弘田竜太郎 1703 TEI X5016 X盤 18892


[21:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/27(Thu) 08:33)]
「荒城の月」

「荒城の月」(土井晩翠作詞・瀧廉太郎作曲)という歌は、現在の東京芸術大学〈音楽学部〉の前身である「東京音楽学校」主導で中学の音楽教科書のためにつくられた。

明治34年「中学唱歌」の懸賞応募作品として作曲し、入選となった作品だが、メロディーだけで伴奏が無く、後に三浦環に頼まれた山田耕筰がピアノ伴奏を付けたものが今日歌われているものとされる。

明治44年、師である瀧廉太郎が日本最初にドイツに留学するにあたって、門下生である三浦環は、送別演奏会で「荒城の月」(『荒城月』)を歌った。

当時は「歌曲」と言えば外国曲(でなければばらない)とうのが一般的風潮だった中で、昭和3年、藤原義江によってビクターで吹き込まれたのが「荒城の月」レコードの最初。

哀切をおびたメロディーと歌詞が特徴。七五調の歌詞(今様形式)と西洋音楽のメロディが融合した楽曲。

世界で活躍していた我等のテナー「藤原義江」は、どこの国に行っても自分の生れた国の歌も歌えないようでは相手にされないとして、率先して日本の歌曲を歌い広めた事でしたれる。

三浦環の「歌姫は強き愛国心をもたざれは」に通ずることだ。

他に、藤原義江は山田耕筰の「この道」その他や、弘田龍太郎の「叱られて」「浜千鳥」などをレコードにしている。

『荒城の月』は、特定の史実・史話に基づいたというものではないが、つい30年前「明治維新」 における日本の内戦である戊辰戦争(慶応4年/明治元年〜- 明治2年(1868年 - 1869年))と無関係ではないのだ。

武家の「栄枯盛衰」とそれに伴う「無常感」が滲んだ詩は、お寺の「講話」にも使われている。
「荒城の月」は、1898(明治31)年、土井晩翠は会津の「鶴ヶ城」をイメージして造られたものだと土井晩翠自身が語っている。(※)

※土井晩翠が1927年6月29日滝廉太郎45年祭で語り、放送された。

幼い頃から父と祖父から戊辰戦争における会津の悲劇と仙台から見た会津の英雄伝をたくさん聞かされて育った晩翠。

そして二高の時、明治維新後、落城したまま、ほったらかされていた「鶴ヶ城」に行き、悲惨な戦争の跡地から月を見て、なんとも儚い想いを詩にした晩翠の詩、それに子供のころを過ごした・大分県竹田の「岡城」から曲を着想した滝廉太郎の作曲がおりなす「荒城の月」。

「李香蘭」が戦地慰問でかならず最初に歌ったというのもわかります。そしてこの李香蘭が歌う「荒城の月」こそが昭和17年古賀政男編曲になる。

戦乱の世の栄華と哀愁とがないまぜになった名曲・・しっとりしていい歌いで、風格、品格を保ちつつ、ひとつひとつの言葉が心に深く沁みてきます。

「荒城の月」をオペラでも歌うつもりか、頭の芯に突き刺さるような高い声を張り上げて歌うクラッシックを標榜する若手歌手が今、少なくないが、戦時中慰問先で「李香蘭」の歌う「荒城の月」は何と美しいことか。どれほど多くの兵士を勇気ずけたことか。

この歌は戦後、新東宝映画 谷口千吉監督「暁の脱走」(1950年 主演 山口淑子=李香蘭、池部良)に取り入れられ、You Tubeでも見れる他、国立近代美術館フィルムセンター、歌は以下に含まれる。

李香蘭が戦地を慰問した際に最初に歌うのが、この「荒城の月」だった。戦時中の慰問の姿を自らが再現したともいえる映画である。

「荒城の月」;土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲 古賀政男編曲 明大マンドリンクラブ演奏


なお、滝廉太郎作曲「荒城の月」の原曲は無伴奏で、以下「山田耕筰編曲版」、「本居長世編曲版」、「橋本国彦編曲版」、それに、李香蘭が戦地で歌った「古賀政男編曲版」がある。






[22:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/27(Thu) 08:38)]
☆「荒城の月」について

『荒城月』 (土井晩翠・詩/瀧 廉太郎・曲)  明治34年発表(無伴奏)

『荒城の月』(土井晩翠・詩/瀧 廉太郎・曲/山田耕筰・編曲) 大正6年編曲

『荒城の月』(土井晩翠・詩/瀧 廉太郎・曲/本居長世・編曲) 昭和5年発表

『荒城の月』(土井晩翠・詩/瀧 廉太郎・曲/橋本国彦・編曲) 昭和6年編曲

『荒城の月』(土井晩翠・詩/瀧 廉太郎・曲/古賀政男・編曲)昭和17年編曲(歌李香蘭)


[23:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/27(Thu) 08:44)]
☆(参考)「荒城の月」 SP時代の主な名盤

 1928.02 藤原義江 VIC1175赤盤

 1931,01 萩野綾子 VIC13109赤盤         (橋本国彦編曲版)

 1931,02 奥田良三 POL631631

 1933.05 四家文子 VIC52673

 1933.07 増永丈夫(藤山一郎)VIC52756      (橋本国彦編曲版)

 1936.01 関屋敏子 VIC13452赤盤

 1937.10 藤原義江 VIC13527赤盤

 1942.09 李香蘭  COL100542 @赤盤(スダレ)   (古賀政男編曲版)


[24:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/27(Thu) 11:16)]
「宵待草」
大正浪漫を代表する画家・詩人である竹久夢二によって創られた詩歌『宵待草』。
”待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな”
宵待ち草は、日暮れを待ちかねたように月を映して咲きはじめ、一夜限りにはかなく散ってゆきます。
一般には月見草と呼ばれていますが、正しくは”オオマチヨイグサ”。
夢二によって創られた『宵待草』は、「待ち」「宵」にかけているのでしょう。
大正浪漫を代表する詩人の付けたタイトルには、どこか粋とロマンを感じます。。
恋多き夢二だったようですが、これは実ることのなかったひと夏の恋を詞に謳い上げたものです。

「宵待草」
竹久夢二作詩
多忠亮(おおのただすけ)作曲

待てど 暮らせど
こぬひとを
宵待草の
やるせなさ
こよいは月も
出ぬそうな



[25:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/27(Thu) 11:19)]
宵待草 名盤

宵待草  藤原義江 竹久夢二 多 忠亮  0307 VIC4045 赤盤
宵待草  柴田秀子 竹久夢二 多 忠亮  0606 COL26271 黒盤
宵待草  井上脇子 竹久夢二 多 忠亮  0704 VIC52216 黒盤
宵待草  和田春子 竹久夢二 多 忠亮  0711 PAR E1941
宵待草  内木 実 竹久夢二 多 忠亮  0807 COL35365 青盤
宵待草  奥田良三 竹久夢二 多 忠亮  0905 POL2051 黒盤
宵待草  関屋敏子 竹久夢二 多 忠亮  1006 VIC13430 赤盤
宵待草  三浦 環 竹久夢二 多 忠亮  1106 COL35435 青盤
宵待草  内木 実 竹久夢二 多 忠亮  1110 NIT61002 青盤
宵待草  川路美子 竹久夢二 多 忠亮  1100 NIT S1413 大衆S盤
宵待草  長門美保 竹久夢二 多 忠亮  1306 KIN20096 群青盤
宵待草  柴田秀子 竹久夢二 多 忠亮  1310 VIC J54395 黒盤
宵待草  長門美保 竹久夢二 多 忠亮  1411 KIN30123 群青盤
宵待草  東海林太郎 竹久夢二 多 忠亮  1410 POL2883 黒盤
宵待草  長門美保 竹久夢二 多 忠亮  1704 KIN67025 群青盤
宵待草  李香 蘭 竹久夢二 多 忠亮  1709 COL100542 赤盤

0307 :発売年月 昭和3年7月








[26:名無しさん@お腹いっぱい。 (2018/12/30(Sun) 23:04)]
>>24-25

ほかに


宵待草 ベラトラメリ能子 竹久夢二 多 忠亮 1008 COL35471 青盤

四家文子(1928)、関種子(1934)などの盤がある。


[27:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/01/03(Thu) 22:51)]
日本の名曲・・それは日本の歴史を凝縮し、その上にそれなりの知る人ぞ知る名詩人が、知る人ぞ知る大作曲家が心を込めて
作った、そして昨日今日できたものではなく、戦前から80年以上の長きにわたって、藤原義江、三浦環、
関谷敏子、ベラトラメリ能子,川路美子、奥田良三、四家文子、関種子など知る人ぞ知る日本の名歌手たちが
競って歌い広めた歴史を持つもの。


[28:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/01/04(Fri) 12:36)]
>>22-23

荒城の月
作詩 土井晩翠  作曲 滝廉太郎

藤原義江 0302 VIC1175 赤盤
藤原義江  0310 ORI30012
ブカナン  0511 COL26015
荻野綾子  0601 VIC13109 赤盤
奥田良三  0602 POL631
黒田 進  0606 TAI3034
牧 嗣人  0701 COL35221
内本 実   0801 COL35336
四家文子 0805 VIC52673
藤山一郎 0800 VIC52756
藤山一郎 0907 VIC53108
関屋敏子 1101 VIC13452 赤盤
奥田良三 1104 POL2268@
永田絃次郎 1110 KIN10002
藤原義江 1210 VIC J54098
藤原義江 1211 VIC13527 赤盤
藤山一郎、女声合唱団1501 COL30467@
井口小夜子 1704 KIN67025
李 香蘭 1709 COL100542@
帝国合唱団 1803 TEI T3418



[29:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/06/03(Mon) 23:56)]
【日本のクラッシック】 古賀メロディの歴史

http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=music&key=558914195&ls=50


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