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身体じゅうが痛い、不快・・身体表現性障害

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/09/10(Mon) 21:55
強く長い精神的ストレスが元になって起こるとみられ、体中があちこち痛かったり不快になってなかなか治らない「身体表現性障害」の人いませんか。情報交換しましょう

また「身体表現性障害」二対いてご存知の方、本気で見てくれる
処が有ったら教えてください。単なる精神科・心療内科等ではなくて。



7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/17(Thu) 21:10
長く続く体の痛み、新薬も登場 我慢しないで、神経障害性疼痛
MSN産経ニュース2012.10.26 09:10 (1/3ページ)

慶応義塾大学医学部の中村雅也准教授(整形外科)によると、大きく3つに分かれる。
 一番分かりやすいのは「侵害受容性疼痛」。原因であるケガや病気が治れば消えてしまう痛みだ。「心因性疼痛」は、体の症状(痛み)を引き起こす心の不安などを取り除くことが治療の第一歩。厄介なのは「神経障害性疼痛」だ。見た目やレントゲンの画像では異常がなく、心身ともに原因がはっきりしない場合も多い。
 神経障害性疼痛は、神経が傷つき、痛みの感覚が過敏になって起こるとされる。中村准教授は「がん、糖尿病、帯状疱疹(ほうしん)などの病気や外傷、手術をきっかけに、神経が何らかのダメージを受け続けた後に発症します。病気や傷は治ったのに神経細胞が興奮したまま元に戻らず、あたかも痛みを記憶したかのような状態に陥るのです」と話す。
最近は、神経の痛みに効く新薬が開発され、治療の主流になっているという。
 ◆神経細胞の鎮痛作用
 その一つが平成22年に発売された疼痛治療用の飲み薬「プレガバリン」(商品名・リリカ)。痛みを伝える物質が過剰に放出されるのを抑え、神経細胞の興奮状態を和らげる新しい鎮痛作用がある。帯状疱疹後の神経痛や糖尿病の神経障害、三叉(さんさ)神経痛などの「末梢性神経障害性疼痛」と呼ばれる痛みに広く効果を発揮するのが特徴。ただし、めまいや意識消失の副作用が報告されており、飲んでいる間は車の運転などをしないよう注意が必要だ。


米ファイザーが開発したプレガバリン(商品名リリカ)は神経障害性疼痛の治療に効果的と注目されている。日本では10年6月に帯状疱疹後神経痛の薬として発売した。その後、より広く末梢(まっしょう)性神経障害性疼痛や線維筋痛症の治療にも使えるようになった。
 痛みを伝える神経伝達物質が過剰に出ないよう抑えて鎮痛作用を発揮する新しいタイプの薬で、選択の幅が広がった。ただ、めまいや一過性の意識消失の副作用が報告されており注意したい。



ファイザー社発表文
リリカは、米国ファイザー社が開発した疼痛治療剤であり、現在世界110の国と地域で承認され(2010年7月現在)、国際疼痛学会をはじめとする主要学会において神経障害性疼痛の第一選択薬に推奨されています。主な作用機序は、過剰に興奮した神経系において、各種神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛作用を発揮すると考えられています。

「末梢性神経障害疼痛」という広い範囲での保険適応が認められ、期待の新薬として使用されるようになりました。痛み治療でのリリカの重要性は急速に高まりつつあります。



8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 08:33
>>7

>主な作用機序は、過剰に興奮した神経系において、各種神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛作用を発揮すると考えられています。

>痛みを伝える神経伝達物質が過剰に出ないよう抑えて鎮痛作用を発揮する新しいタイプの薬で、選択の幅が広がった。


過剰に興奮した神経系において、各種神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛作用を発揮するということは、神経障害性疼痛でなくとも、「身体表現性障害」「線維筋痛症」など内科、外科、整形外科的な原因が無く精神的な原因で痛みを感ずるもの
にも有効と考えられる。

米国ファイザー社が開発し、平成22年に発売され、神経科、神経内科や心療内科や精神科その他などでもすでに処方されています。
一度相談されるといいでしょう。

保険適用でそんなに高価ではありません。


9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 08:35
長く続く体の痛み、新薬も登場 我慢しないで、神経障害性疼痛
MSN産経ニュース2012.10.26 09:10 (1/3ページ)

慶応義塾大学医学部の中村雅也准教授
 いつまでたっても治まらない足腰や肩、首などの痛み。「病院に行くほどでは…」と我慢してしまう人も多いのでは。長く続く体の痛みは、神経の異常が原因で起こる場合がある。最近は症状を抑える新しい治療薬なども登場し、大幅な改善がみられる患者もいる。あきらめずに早く専門医の診断を受けることが大切だ。(中山忠夫)
                  ◇ 
 体の痛みの正体とは何か。長く続く痛み(疼痛)の種類をまず知っておこう。
 慶応義塾大学医学部の中村雅也准教授(整形外科)によると、大きく3つに分かれる。
 一番分かりやすいのは「侵害受容性疼痛」。原因であるケガや病気が治れば消えてしまう痛みだ。「心因性疼痛」は、体の症状(痛み)を引き起こす心の不安などを取り除くことが治療の第一歩。厄介なのは「神経障害性疼痛」だ。見た目やレントゲンの画像では異常がなく、心身ともに原因がはっきりしない場合も多い。
 神経障害性疼痛は、神経が傷つき、痛みの感覚が過敏になって起こるとされる。中村准教授は「がん、糖尿病、帯状疱疹(ほうしん)などの病気や外傷、手術をきっかけに、神経が何らかのダメージを受け続けた後に発症します。病気や傷は治ったのに神経細胞が興奮したまま元に戻らず、あたかも痛みを記憶したかのような状態に陥るのです」と話す。
 従来の治療では、炎症に伴う痛みを抑える一般的な抗炎症薬が主に使われていたが、神経の痛みは患部が炎症を起こすわけではなく、効果も薄かった。さらにモルヒネなどの鎮痛薬もほとんど効かず、有効な治療法は少なかった。
 最近は、神経の痛みに効く新薬が開発され、治療の主流になっているという。
 ◆神経細胞の鎮痛作用
 その一つが平成22年に発売された疼痛治療用の飲み薬「プレガバリン」(商品名・リリカ)。痛みを伝える物質が過剰に放出されるのを抑え、神経細胞の興奮状態を和らげる新しい鎮痛作用がある。帯状疱疹後の神経痛や糖尿病の神経障害、三叉(さんさ)神経痛などの「末梢性神経障害性疼痛」と呼ばれる痛みに広く効果を発揮するのが特徴。ただし、めまいや意識消失の副作用が報告されており、飲んでいる間は車の運転などをしないよう注意が必要だ。
 神経障害性疼痛の治療法としては、痛みを起こしている神経の働きを麻酔注射などで抑える「神経ブロック」も行われてきた。薬や神経ブロックが効かない場合は、小さな装置を体内に埋め込んで脊髄に弱い電気刺激を与える「脊髄刺激療法」なども選択肢の一つ。薬物療法に比べると患者の体への負担は大きくなるが、難治例でも痛みが軽くなることが多い。
 ◆まず原因究明を
 中村准教授によると、過去に海外で報告された慢性腰痛の実態調査の結果などから罹患(りかん)者を推計した場合、国内には神経障害性疼痛の症状が疑われる人は少なくとも600万人いるという。
 「痛みは体が発する危険信号。重篤な疾患が潜んでいる可能性もあり、まず原因をしっかり究明しなければなりません。これを怠って痛みを薬で取ることにより、かえって病態を悪化させてしまう可能性もあり、注意が必要です。原因がはっきりしない痛みに関しては、いきなり痛みをゼロにしようとせず、うまくコントロールしながらQOL(生活の質)を保つことが肝要です」と中村准教授は話している。
ttp://sankei.jp.msn.com/life/news/121026/trd12102609140006-n1.htm




10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 08:36
慢性的痛みの25%は神経障害性疼痛の疑い 保険適用薬も登場
NEWS ポストセブン 2012年10月19日(金)16時6分配信
 いま、神経性の痛みを抱える患者数が増えている。痛みに関する大規模な調査によると、慢性的な痛みを感じている人の中で4人に1人が「神経障害性疼痛(とうつう)」の疑いがあるという(2011年『わが国における慢性疼痛および神経障害性疼痛に関する大規模実態調査』)。

 そもそも痛みには、大きく分けて2種類ある。1つは、頭痛や歯痛、肩こり、打撲、切り傷などの“炎症”による痛み。これは重くズーンとした痛み方をする。もう1つが、神経障害性疼痛。特徴は、強いしびれ、電気が走る、焼けるように痛い、ビリッとくるなど、鋭い痛みだ。痛みの治療に詳しい日本大学医学部麻酔学科系麻酔科学分野の加藤実さんは、神経性の痛みについてこう語る。

「肩こりや腰痛など、いわゆる炎症による痛みが繰り返し起こることで、痛みを感じる神経が過敏になってしまうこともあるんです。なかなか治らない痛みは、神経に原因がある“神経障害性疼痛”かもしれません」

 続けてその原因について、「人が痛みを感じる時、痛みを伝える神経伝達物質が放出され、脳に伝わって痛みを認識します。神経障害性疼痛の原因のひとつとしては、この伝達物質が出すぎることで起こることがわかってきました」と語る。

 問題は、炎症による痛みと違い、神経による病気は原因が特定されにくいため、どのクリニックに行けばよいのかわからない場合が多いことだ。現在、神経障害性疼痛の人の中で約7割が我慢しているという調査結果もある。整形外科などで鎮痛剤や湿布を処方されても改善されず、マッサージや整体に通って一時的にしのいでいる人もいるという。受診方法について、加藤さんに伺った。

「痛みが腰や首、膝に出るなら整形外科へ、疱疹などを伴う場合は皮膚科へ。医師に正しい症状を伝えることが大事です。『首から肩にかけてピーンと電気が走るように痛い』など、痛みが出ている部位や痛み方を具体的に伝え、正しい薬を選んでください」

 とはいえ、痛みを言葉に置き換えるのは容易ではない。以下に、主な痛みの症状を挙げたので参考にしていただきたい。

【神経障害性疼痛の症状 チェックリスト】
■しびれの強い痛みがある
■焼けるようなひりひりする痛みがある
■電気が走るような痛みがある
■針で刺されるような痛みがある
■衣類がこすれたり、冷風に当たったりするだけで痛みが走る
■痛みの部位の感覚が低下していたり、過敏になっていたりする
■痛みの部位の皮膚がむくんだり、赤や赤紫に変色したりする

 さらに最近は、保険適用薬の処方も進んでいるという。「神経障害性疼痛は、湿布や鎮痛剤などいわゆる痛み止めが効かないケースも多く、最近では『リリカ』という薬を処方するようになってきています。これは、日本で初めて許可された神経障害性疼痛の治療薬で、保険が適用されます。『リリカ』は、神経を興奮させる物質の流入を低下させ、痛みを抑えます」(加藤さん)

 代表的な神経障害性疼痛には、帯状疱疹後神経痛、糖尿病、坐骨神経痛、脊椎管狭窄症などの病気があり、ひどい場合は、5分以上、歩けないような激しい痛みを起こす症状も。痛みに我慢は禁物だ。
最終更新:2012年10月19日(金)19時46分




11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 08:41
腰や尻が痛む「神経障害性疼痛」 治療法が進歩
医療機関が充実、遺伝子解析に脚光
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日経2013/1/4付


 神経系の障害や機能異常などによって起きる神経障害性疼痛(とうつう)。生活の質(QOL)を大きく低下させるが、従来は診察を受けても「しばらく様子を見ましょう」で終わるケースも多かった。最近、痛み関連の遺伝子が分かってきたほか、痛みを扱う医療センターの充実、新しい薬の登場などもあり、より正確で効果的な診断・治療が可能になってきた。
 血液などから患者の遺伝子を解析し、最適な鎮痛薬を選んで投与量を決める――。近い将来、こんな治療法が広がるかもしれない。東京都医学総合研究所は東京歯科大学と組み、下顎の形成外科手術を受けた患者の痛みを抑えるのに必要な鎮痛薬の量と、遺伝子配列の特徴に関係があることを突き止めた。
■推定患者数660万人


 約360人の患者の口腔(こうくう)粘膜を採取。遺伝子配列のわずかな違いを示すSNP(一塩基多型)の中から、モルヒネに似たオピオイドと呼ばれる鎮痛薬の必要量と関係が深いものを見つけた。マウスの実験結果なども踏まえ、患者のSNPの解析データから鎮痛薬の投与量を決める計算式を作った。
 2012年から東京歯科大水道橋病院でこの計算式を使った投薬を始めている。今後は他病院の協力も得て、オピオイド以外の鎮痛薬の量とSNPとの関係なども明らかにする方針だ。様々な神経障害性疼痛の治療に生かす考えで、「3〜5年内に実現したい」(都医学総研の池田和隆プロジェクトリーダー)。
 神経障害性疼痛に悩む患者は多い。日本大学医学部の小川節郎教授らは10年、インターネットを使い20〜69歳の約2万人に痛みについて聞く大規模調査を実施した。慢性の痛みがあると答えたのは26.4%で、その約4人に1人は神経障害性疼痛が疑われた。
 調査結果から小川教授は全国に成人の慢性疼痛患者は約2700万人おり、このうち神経障害性疼痛は約660万人と推定する。多くは腰、背中、尻などの痛み。「焼けるような」「ひりひりする」「ピーンと走るような」「むずがゆい」などと表現される。
 神経障害性疼痛は帯状疱疹(ほうしん)にかかった後や糖尿病などに伴って起きやすい。手術で細かい神経が障害を受けた場合や神経の通り道が狭くなり起きる脊柱管狭窄(きょうさく)症でも発生する。心理的な要因が重なることもある。ピンポイントで原因を特定し一気に治すのは難しいという。「短い診察時間内に患者はどう痛いか十分に説明できず、医師もとりあえず保険適用になる病名を告げて終わりという例も目につく」とある専門医は明かす。

 続く・・




12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 08:42
(2/2ページ)
2013/1/4付


■痛み緩和へ対話も


患者と日常の様々な出来事について話し合う西原准教授(左)(愛知医科大学学際的痛みセンター)
 「仕事上のストレスは多いの」「最近、趣味の漫画はどんな感じなの」。愛知医科大学の学際的痛みセンターの西原真理准教授が、全身の筋肉が痛む病気に悩む川田桂子さん(27、仮名)に話しかける。約30分の診察時間中、痛む場所の確認や薬の話は10分程度。「痛みを和らげる努力をしながらも、いかに充実した時間を過ごし生活の質を上げられるかを一緒に考える」と西原准教授は説明する。
 同センターは学際と名乗る通り、整形外科、麻酔科、精神科の医師や理学療法士などが常駐している。「週2回のカンファレンス(症例検討会)で、初診患者の治療方針や問題点を徹底的に話し合う」(牛田享宏センター長)
 痛みセンターやペイン(痛み)クリニックを設ける病院は増えている。他科と連絡を取り合いチーム医療を目指すが、各科の医師らが兼任ではなく常駐する愛知医大のような例は珍しい。牛田センター長は他の医療機関の痛みの専門家にも呼びかけ、学際センター方式の普及を提唱する。
 実際に痛みを取り除くには薬も重要だ。がんの痛みを抑えるのにも使われる非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)がよく知られるが、炎症を抑える薬で神経障害性疼痛には向かない。東京慈恵会医科大学付属病院の北原雅樹ペインクリニック診療部長は「炎症の有無もわからないままNSAIDsを処方する医師もいる」と指摘する。胃潰瘍、腎臓障害などの副作用に注意が必要という。
 米ファイザーが開発したプレガバリン(商品名リリカ)は神経障害性疼痛の治療に効果的と注目されている。日本では10年6月に帯状疱疹後神経痛の薬として発売した。その後、より広く末梢(まっしょう)性神経障害性疼痛や線維筋痛症の治療にも使えるようになった。
 痛みを伝える神経伝達物質が過剰に出ないよう抑えて鎮痛作用を発揮する新しいタイプの薬で、選択の幅が広がった。ただ、めまいや一過性の意識消失の副作用が報告されており注意したい。
 慈恵医大の北原診療部長は「長年の痛みが1日で消えることはないのでゆっくり治す心構えが必要」と指摘する。日大の小川教授は「日ごろから運動をして筋力を鍛えることも痛みの防止につながるので、実践してほしい」と呼びかけている。
(編集委員 安藤淳)
[日本経済新聞夕刊2013年1月4日付]
ttp://www.nikkei.com/article/DGXDZO50174640Z21C12A2EL1P01/




13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 09:34
リリカ
(プレガバリン)



リリカ(ファイザー、主成分 プレガバリン、薬価 25mgカプセル = 100.5円)は、末梢性神経障害性疼痛と呼ばれる痛みを治療するための薬です。リリカが効果を示すとされている末梢性神経障害疼痛とは、痛み刺激を受け取り伝える神経が、何らかの原因で傷つくことで、痛みを発したり痛みの感受性が高くなった状態です。リリカは、痛みの伝達に関わるカルシウムチャネルの働きを抑制することで痛みを止める働きを持ちます。

末梢性神経障害疼痛は、末梢神経が障害を受ける状態で生じます。例えば外傷の後遺症、帯状疱疹(ウイルス感染によりひどい皮疹がおこる)治癒後に残る痛み、糖尿病による高血糖によって神経が障害を受ける場合、などが挙げられます。

末梢性神経障害疼痛は、非常に治療しにくい痛みとされています。これは、痛みの発生や伝達にさまざまなメカニズムが関与しているからだと言われています。そのため、末梢性神経障害疼痛の治療薬には多くのバリエーションが求められています


リリカが登場するまでは、健康保険の適応が末梢性神経障害疼痛の中の特定の痛みに限定された薬しかなかったり、保険適応外ではあるけれど効果があるということで、抗てんかん薬や抗うつ薬が治療薬として使われるという状況でした。

そんな中、リリカは「末梢性神経障害疼痛」という広い範囲での保険適応が認められ、期待の新薬として使用されるようになりました。痛み治療でのリリカの重要性は急速に高まりつつあります。

リリカの作用メカニズムは以下のとおりです。

痛みを伝える神経は、皮膚などの末梢組織から脊髄に入り、痛み感覚を認知する中枢である脳に至っています。この神経は一本の線ではなく、いくつかの神経細胞(ニューロン)によって出来ています。この神経細胞間の痛み信号の伝達に関わる部分(末梢からのニューロンと、中枢に向かうニューロンが接する部分)をシナプスといいます。

シナプスでは、痛み信号がくると、末梢側のニューロン(シナプス前ニューロン)から神経伝達物質という化学物質が放出されます。この神経伝達物質が中枢側のニューロン(シナプス後ニューロン)にある受容体に結合すると、ニューロンに電気信号が発生し中枢への信号が伝わるというわけです。

シナプス前ニューロンからの神経伝達物質の放出は、カルシウムチャネルというタンパクの働きが必要になります。カルシウムチャネルは、カルシウムイオンを細胞の外から中に通すための「トンネル」です。神経伝達物質は、痛み信号によりカルシウムチャネルが開き、カルシウムがシナプス前ニューロンに流れこむことが引き金となって放出されます。

リリカは、このカルシウムチャネルに結合することで、カルシウムイオンがシナプス前ニューロンに入るのを止めます。そのため、神経伝達物質の放出がとまり、痛み信号の伝達も止まります。これがリリカが痛みを止めるメカニズムです。

リリカは、シナプスにおける信号伝達を止める作用を持ちますが、これは痛みの信号だけでなく、普通の神経活動による信号伝達にも当てはまります。そのため、リリカの副作用としては、神経伝達の低下によると考えられる眠気や転倒(運動のための信号がうまく伝わらない)等が起こります。

痛みだけを純粋に止めるというのはなかなか難しいもの。リリカに続く痛みの治療薬は、このような副作用を低くするべく開発が続けられています。



14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/01/18(Fri) 09:40
「リリカ®カプセル」新たな効能・効果を取得
報道関係者各位
2010年10月27日
ファイザー株式会社
エーザイ株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都、社長:梅田一郎、以下「ファイザー」)は、「リリカ®カプセル」(一般名:プレガバリン、以下「リリカ」)に関し、現在日本で承認されている「帯状疱疹後神経痛」にかえて、より広い「末梢性神経障害性疼痛」という効能・効果の承認を、本日10月27日、新たに取得しました。

リリカは、本年4月16日に「帯状疱疹後神経痛」の効能・効果で製造販売承認を取得し、6月22日に発売されています。本剤は、日本において、ファイザーとエーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)が共同プロモーションを行っており、本剤に関連する適正使用情報を提供しています。

リリカは、米国ファイザー社が開発した疼痛治療剤であり、現在世界110の国と地域で承認され(2010年7月現在)、国際疼痛学会をはじめとする主要学会において神経障害性疼痛の第一選択薬に推奨されています。主な作用機序は、過剰に興奮した神経系において、各種神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛作用を発揮すると考えられています。

神経障害性疼痛は、病態や発症機序が複雑で多彩なため、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などの鎮痛薬の効果がほとんど期待できない難治性の痛みと考えられています。
リリカは、従来の疼痛治療剤とは異なる作用機序を有することから、痛み治療の新たな選択肢となり、「末梢性神経障害性疼痛」の代表的疾患で既に承認されている帯状疱疹後神経痛に加え、糖尿病性神経障害に伴う痛みについても、国内第3相試験および国内長期試験において有効性と安全性が確認されました。

両社は、リリカにおける末梢性神経障害性疼痛の効能・効果の取得を機に、様々な神経障害を伴う疼痛で悩まれている患者様のQOL向上に貢献してまいります。

リリカ®カプセルの概要
製品名 リリカ®カプセル(Lyrica®Capsules)25mg・75mg・150mg
一般名 プレガバリン(Pregabalin)
製造販売承認取得日 2010年4月16日
薬価収載日 2010年6月11日
発売日 2010年6月22日
製造販売 ファイザー株式会社
販売提携 エーザイ株式会社
効能・効果 末梢性神経障害性疼痛 (注:帯状疱疹後神経痛から変更)
用法・用量 通常、成人には初期用量としてプレガバリン1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高用量は600mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与する。
特性 1.豊富なエビデンス
世界110の国と地域で承認されている薬剤です(2010年7月現在)。
国際疼痛学会をはじめとする主要学会において、神経障害性疼痛の第一選択薬として推奨されています。
2.新しい作用機序
主に神経系に分布するカルシウムイオンチャネルのα2δ(アルファ2デルタ)サブユニットに結合し鎮痛作用を発揮する、従来の疼痛治療薬とは異なる新しい作用機序の薬剤です。
3.優れた鎮痛効果
投与1週目から、速やかに効果を発揮します。
長期に投与しても効果が持続します。
4.安全性
帯状疱疹後神経痛
国内用量反応試験、国内長期投与試験、外国後期第2相試験、外国第3相試験及び外国長期投与試験において、副作用(臨床検査値異常を含む)は、1,680例中1,084例(64.5%)に認められました。主な副作用は、浮動性めまい393例(23.4%)、傾眠267例(15.9%)及び浮腫179例(10.7%)でした。(承認時までの調査の集計)

糖尿病性末梢神経障害に伴う疼痛
国内二重盲検比較試験、国内長期投与試験において、副作用(臨床検査値異常を含む)は、302例中199例(65.9%)に認められました。主な副作用は、傾眠74例(24.5%)、浮動性めまい68例(22.5%)及び浮腫52例(17.2%)でした。(承認時までの調査の集計)




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