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ガンダムSEED&DESTINY ラクス・クラインですわv

1 名前:ラクス・クライン ◆GGz3zJ4U 投稿日:2006/03/19(Sun) 14:36
 皆様。ごきげんよぅ♪
わたくし。ラクス・クラインです。
質問を受け付けていますので宜しくお願いしますわ。
ですけれどルールがありますの。聞いてくださいな。
○キャラできていただくのももちろんOKですのよ♪
○荒らしなどはやめてくださいな。
○質問は大歓迎なのですけれどお答えできないような質問は
 ひかえてくださいなv
ルールはこのくらいですわ。
みなさん楽しんでくださいな。


471 名前:アスラン・ザラ ◆fMfqNGkk 投稿日:2006/05/09(Tue) 23:29

>>409
その@

はぁ〜・・・・今日も一日疲れたな・・・。
寝る前にニュースでも見て寝よう。(テレビをつける)


【♪ アス〜とニコ〜 仲良く喧嘩しな】  (テレビから聞こえてくる歌)

ん!?
あぁ・・・懐かしいな・・・。『アスとニコ』だ!! 小さい頃、キラと一緒によく見た。


少し根暗で毛が薄めのアスニャン(黒猫)と、可愛い顔してニコチン中毒のニコチュー(緑鼠)・・・。
二匹は顔を合わせれば喧嘩ばかり・・・。でも、本当はお互いの存在がなければ寂しくてしょうが
ない仲良し二人?組・・・・・とかいう設定だったよな。

愉快な仲間として、キレやすいが毛並み自慢の美人猫イザニャン(白猫)と、暇さえあればメス犬
の尻を追いかけているディアック(茶猫)も出てきたはずだ。


・・・。
久しぶりにちょっとだけ見てみようかな。 (ソファーに腰を下ろしてテレビを見はじめる)



(【アスとニコ】 PHASE−29 さだめの楔 内容)

アスニャンたちの住む町では、アスニャン率いる金持ち飼い猫軍団【狂うぜ!!隊】と、隣町の貧
乏野良猫グループ【あ〜食えんじぇる(この世界の方言で「食べられない」の意)】との間で、空き
地使用権をめぐる勢力抗争が繰り広げられていた・・・。

個々の能力は【狂うぜ!!隊】の方が上であったが、【あ〜食えんじぇる】は数で【狂うぜ!!
隊】を上回る。
その【あ〜食えんじぇる】の猛者どもを統率していたのが、元飼い猫『キラナーニャ』であった・・・。


キラナーニャは実はアスニャンの幼馴染・・・。かつては大好きな「フリスキーモンプチ」を二匹で分
け合ったほどの仲だ・・・。
しかし、キラナーニャの飼い主は事業に失敗し倒産・・・。キラナーニャは飼い主と共に夜逃げする
こととなる。だが、結局キラナーニャは移住した先で捨てられ、路頭に迷うこととなった。


長い年月を経て、ようやく再会を果たした二匹・・・。
しかし、なんと言う運命の悪戯だろうか!?あれほど望んだ再会を果した時、二匹は敵対する
猫グループの長同士だったのだ!!!


仲間のために、守りたい世界のために、互いの心を隠して戦う二匹・・・・。
そしてついに、猫の聖地「3丁目の空き地」をめぐる最後の戦いの火蓋がきって落とされた!!
 
                                           そのAへ続く→

472 名前:アスラン・ザラ ◆fMfqNGkk 投稿日:2006/05/09(Tue) 23:33
→そのA

キラナーニャ  『やめろ!!アスニャン!!これ以上戦いたくない!!』
アスニャン   「何を今更!!討てばいいだろう!?お前もそう言ったはずだ!!
         お前も俺を討つと―――言ったはずだ!!」

空き地内に二匹の切ない鳴き声が響く・・・。
(僕たちはもう・・・昔のようには戻れないんだね?アスニャン・・・・)
つらい現実を受け入れたキラナーニャは、覚悟を決めてその拳を振り下ろした・・・。

キラナーニャの渾身の右フックがアスニャンの顔面に決まりそうになったその時!!


ニコチュー 「アスニャン!!逃げてっ!!」


小さな体が両者の間に割って入った・・・。ニコチューだ・・・。
突然のことに、キラナーニャは振り下ろした拳を止めることも出来ない。


ニコチュー 「チューーーーーーッ!!(断末魔)」


自分よりも数倍大きな猫のパンチをまともにくらい、ニコチューの小さな体は吹っ飛ばされた・・・。
アスニャンにはことの一部始終が全てスローモーションに見える。
どうして・・・ニコチューが・・・・・?
ニコチューの小さな体が地面に叩きつけられた瞬間、アスニャンは叫んだ。




アスニャン 「ニ・・・ニ・・・ニコチューーーーーーっっっっっっ!!!!」


                  

どれくらいの時間がたったのだろうか・・・。きっと時間にしたらほんの数秒のことだろう・・・。
だがアスニャンには永遠のように感じられた・・・・。
力なく横たわるニコチューを目の前にして、アスニャンは未だ一歩も動けないでいる。


(ニコチューが・・・・死んだ? 嘘・・・だよな?ニコチュー?)

震える足で一歩ずつ、地面の感触を確かめるようにニコチューへと近寄るアスニャン・・・・。


>>409
                 _
               /´  `フ
         , '' ` ` /      ,!
.        , '      レ   _,  rミ
        ;          `ミ __,xノ゙、、
        i     ミ   ; ,、、、、 ヽ、
      ,.-‐!       ミ  i    `ヽ.._,,)_,,..,,,,_
     //´``、     ミ ヽ      ./ ,' 3  `ヽーっ
.    | l    ` ーー -‐''ゝ、,,))     l   ⊃ ⌒_つ
     ヽ.ー─'´)            .`'ー---‐'''''"
アスニャン「起きてくれニコチュー!!!」
ニコチュー「………」

アスニャン「俺、俺がお前を殺したァアアアア!」


アスニャンの振り絞るような叫び声が空き地内に木霊する。
少し離れていた場所で戦っていたイザニャンとディアックもその光景を目の当たりにし、
呆然と立ち尽くしたまま動けない。二匹とも、アスニャン同様、その事実を受け入れられないでいるようであった・・・・。



その後、野球少年たちによる突然の空き地乱入により戦いは一時休戦となったため、アスニャン
たちはニコチューの亡骸を家まで大切そうに持ち帰る・・・。


ニコチューの体はこんなにも小さかっただろうか・・・・。こんなにも冷たかっただろうか・・・・。
タバコが好きだったニコチュー・・・まだ15ヶ月で・・・・それでも俺たちのために必死で戦ってくれていた・・・・。

いつも優しく微笑んでいたニコチュー・・・・。
あの小さな温もりに、自分はもう触れることも出来ない・・・・。
家までの見慣れた景色が涙で滲んだ・・・・。

                                          そのBへ続く→

473 名前:アスラン・ザラ ◆fMfqNGkk 投稿日:2006/05/09(Tue) 23:39
→そのB

【アスニャンの家の裏庭】

イザニャン 『くそうっ!!くそうっ!!くそうっ!!くそうっ!!くそにゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!』


静まり返った裏庭に、イザニャンの叫び声と、彼の拳が壁に叩きつけられるペチペチという音だけ
が虚しく響く・・・・。
アスニャンもディアックも帰ってきてから一言も口を利かないまま暗い表情で毛づくろいをしていた。
アスニャンはキラナーニャに集中的に狙われ、見るも無残になったお凸を念入りに手入れしている。


いつまでたっても暴れるのを止めそうにないイザニャンを見かねてディアックが重い口を開いた。

ディアック「落ち着け!!イザニャン!!
      そんなことをしたって仕方ないだろう!?ニコチューは死んだんだ!!
      つらいけど・・・・受け入れろ・・・・・。

      今、レノアさん(アスニャンの飼い主)が庭で焼き芋をしている。
      ニコチュー・・・火葬してやろうぜ・・・。
      最後くらいきちんと見送ってやろう。アスニャンも・・・・な?」


ディアックの提案により、アスニャンたちはニコチューを火葬するため、庭へと向かった。


アスニャンが、大きな炎の中にそっとニコチューを横たえる・・・。
ニコチューの小さな体が炎の中に飲み込まれていくのを3匹はいつまでもただじっと見つ
めていた・・・・。


♪BGM
嘆き 光 空にのまれ
痛みの中 ニコは召されて

死に逝くニコの その屍が
芋と一緒に 焼かれているよ〜

                               【♪―Meteor―)】



ディアック 「確かニコチューは焼き芋好きだったよな?」

イザニャン 「あぁ・・・・」

ディアック 「ニコチューの分まで・・・俺たちが焼き芋食ってやろうぜ・・」

イザニャン 「貴様こんな時によく食い物の話などっ!!・・・俺はいい・・・」

ディアック 「そう?じゃあ俺はいただくぜ・・・
       え〜っと・・・じゃあこの小さいのを・・・アチチッ!!」


アスニャン 「・・・・。
       
       ディアック、よく見ろ・・・。それは芋じゃない・・。ニコチューだ・・・」


ディアック 「っっっ!!!!!!!!!」

♪チャチャチャチャッ!!チャチャッ!!チャーラ〜ッ!!【火サスのCM明けのメロディー】
                         
                               END




・・・・。

グスン・・・・。
何故だろう・・・・胸に突き刺さってくるほどの衝撃だ・・・。
アニメを見て涙を流すなんて・・・俺は少し疲れているのかな・・・・。

・・・。

なんだか凄くニコルの墓参りに行きたくなった。
先月行ったばかりだが、来週あたりにもう一度イザークやディアッカを誘って行ってこよう・・・グスッ・・・。



今日の返答はここまでだ。
飛ばしてしまった質問はまた次回答える。
お休み・・。また明日。


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