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【オリジナル】某大学、読書愛好会部室【今夜も徹夜】

241 名前:寿原優已子 ◆AgZudC2w 投稿日:2010/04/24(Sat) 18:15
こんにちはー!
今日はバイト行く前にちゃっちゃと済ましておきますね。

>>239
さあ…少なくとも私の見ているところでは誰も読んでませんが、
未だに撤去されていないところをみると、
誰かがこっそりと読んでるんじゃない?

部室のレイアウト上、ドアを開けて真っ先に目に付く位置に
エロ本の本棚があるっていうのはどうかと思いますね。

ただ、エロ本を読むのも読書であるとは言えます。
一応、この部室に出入りをする人は18歳以上と考えられますし、
本棚に並べられている以上、目に付くのは背表紙だけですから、
エロ本なんか見るのも嫌だという人にも、
一定の配慮がなされていると考えられないこともありません。

私の率直な心情としては、あのエロ本はとっとと処分したいところです。
だけれども、いやしくも読書愛好会を名乗る以上、
エロ本をエロ本であるという理由だけで排除するというのは、
偏狭な価値観に拠って立つようで釈然としない面もあります。

そもそも私はポルノ規制とか薬物規制とか、
パターナリズム的な人権制約があんまり好きじゃないんですよ。
まあ、そのことを部室にエロ本を置くことの是非と結びつけるのは、
些か論理飛躍の感が否めませんが、それはそれとして、
有無も言わせず「目障りだからとっとと捨ててきて!」と騒ぎ立てるのは、
なんとなく私の美意識に反するんですよ。

というわけで、最初に持ち込んだ先輩が、
自主的に処分してくれるのを期待します。
有体に言えば空気嫁ってことや!


>>240
それは件のエロ本も含めて一通り、と言いたいの?

エロ本については、2、3冊だけパラパラと目を通してみました。
結構かわいい子もいるもんなんですね。
エロ本なんかに出るよりも、風俗で働く方がいくない?と思いました。
風俗だったら顔隠して働けるんだし、稼ぎだっていいじゃない。

そうじゃない普通の本も息抜き程度に何冊か読んだことはありますが、
面白かったのは『支那官制發逹史』って本ですね。
出版元は中華民國法制研究會、著者は東京帝大教授の和田清博士。
昭和17年6月発行となってます。

なぜか商法学者の松本烝治博士が序文を寄せていますね。

「肇國の大理想に基き東亞の天地を英米勢力より解放して、
東亞諸民族自決の地たらしめ、皇國を中心とする道義に基く
共存共榮の新秩序を確立せんと念願する我が帝國は…」

と、時代を感じさせる前振りが、なかなか可笑しい感じです。

松本烝治といえば、GHQに提出した憲法改正試案が、
マッカーサーに一蹴されてしょんぼりした人というイメージが強いですが、
商法学者としては巨大な影響力のある、学会の最高権威でした。

で、本書は表題のとおり、中国史についての本なんですが、
一般的に中国って、古代以来の大統一国家で、
中央集権が徹底されてきたようなイメージがあるじゃないですか?

ところが本書は、冒頭で、

「支那は…その中央主權の力が割合弱く、地方分權的傾向が案外強い…。
例へば近世に於いて支那の各省は各省毎に殆ど半獨立の姿を保ち、
啻に相互に十分聯絡しなかったのみでなく、往々にして中央政府の
命令にも從はなかった…。中央政府の統轄はたゞ粗枝大葉に止まり、
多くの事を各地方の自由裁量に委ねて置いた…」

と、しています。
そしてその概要や経緯を歴代王朝の官僚機構の変遷から
解き明かすという、なかなかダイナミックな内容になっています。

昔の学術書だけに文章が堅苦しいですが、
最近はこういう切り口の歴史本ってあんまり見ないので、
一読の価値があると思いますよ。
世間では歴史ブームが来てるっていいますからね。
古本でも出回ってるみたいなので、時間のある人は是非どうぞ。
ttp://www.kosho.or.jp/public/book/detail.do?tourokubi=08A0B5ABDEF23AAE86A694C617ADF7DE7294C4F2A5E4503E&seq=290&sc=BF84A5DAC970E64B4ED18997687098EA


それじゃ、バイトいってきますねー。
またねっ!

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