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[スマブラX]総合スレッド3[全員集合]

490 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/04/01(Thu) 13:10
『うぐっ、うぉ、がぁはっ・・・?!』
体の頂点、その感覚を、何か湿った物が奪っている
ぐわん、ぐわんっ…と鐘が鳴るような音がし、意識が遠くなる
かと思えば頭に激痛が走り、「楽には死ねんぞ」という声が聞こえた気もした
『っグッ!! うおお、ああ!!?』
一般人を超えたその身体に、これまで経験した事の無い類の感覚が生まれつつあった
頭を緩急つけて動かされる度、頭の奥から出てくる痛みは
強くなり、さらに意識が遠のきそうになる
自然と開いた口から飛び出る赤き物体は次第に出る速度を増し、クッパにもそれとはっきり判る程になっていった
(これ、なん、どうなって、いるんだい!? 頭が…腕が…痛、い…!)
その感覚を “激痛” と知る程に、マリオは経験を積んでいなかった
ただただ遠のきそうになる意識を必死で繋ぎ止めようと思うだけ
だが、初めて激痛を味わう青年に、それへ抗う為の在り方など解るはずも無かった
・・・熱い。ふと、自分の頭が熱を持っている事に気付く
周りの温度とは違う この白い手袋が発する熱とも違う じゃあ…なんで…?
帽子がすっかりなじんだその一体は、まるでボタンを押しただけで出る傘のように
過度な刺激の下であまりにも急すぎる目覚めを迎えようとしていた
『ぐうぅぅぅぅ、うおおおおお、うぅぐぅおおおおお… …!』
さらにギュッと眼を瞑り、自我を抱え込む
怖い 流されるのが怖い 行き先の解らない流れが怖い
絶え間無く続く痛みは、いつしか腕へも背中へも耳孔にまでも及ぶようになっていた
  ツゥ――――……
薄くなってきた意識の中で、マリオは自ずとそれに気付いた
何か、赤い液体が自分の頭を流れ落ちている
ひとすじ ふたすじ ゆっくりと

・・・と、マリオがクッパと初めて対峙した時のことを表現したら、こんな感じになると思いました。
どうでしょうか?(DXのイベント戦1が当てはまるかも。マリオ以外もこんな感じでは?)

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