【化物語】僕が君の知らない物語を語る【阿良々木暦】

153 名前：阿良々木暦 ◆zf.uUhTk 投稿日：2010/11/24(Wed) 23:01

>>148

右手にイオナズン、左手にバギクロス……。
爆裂旋風！　イオナロス！！　　　　　　　　　とか続いてきそうな名前だな、おい。

……………………………。
まあ、僕が唱えたところで爆発なんて毛筋程も起きないんだけど。
でも、手で煽ぐことによって風邪くらいは出るかもしれない。傷は作れないけど。
もしも魔法が使えたら一番痛そうな氷刃嵐舞マヒアロスでお前を傷だらけにしていた。
なかなかセンスのある名前の間違え方で、これからが怖いから。

フハハハハ！　将来の有望なボケ人間は早めに潰しておくに限る！
僕のツッコミスキルが及ばなくなったら世界の半分を与えるどころじゃなくなるからな！

…いずれにしても「イオラギ」とか「ザオラギ」とか呼ばれ出しそうだから止めておく。
そして僕の名前は断固、阿良々木だ。


ところで僕の名前が唯一神に似ているという指摘だけど、完全に偶然だ。
少なくとも似ていると思ったのは一人だけだと僕は思う。
そして、僕は名前について困っていると言った憶えはないし、困ってもいない。
つまりそれは進言でもなんでもない！　横暴すぎる！

それに…その……宗教系のボケはとてもツッコミするのに配慮がいるというか…。
僕は日本人らしく無宗教。都合の良いときに神様に祈るという人間でもある。

宗教が悪いとは思わないし、自分の心が折れそうになったときに救ってくれるなら良いと思うけど…。
偶像崇拝はしない。というところはちょっと似ているかもしれない。
自分で禁止しているわけじゃないけどな。ただなんとなく。

とにかく名前に困ってはいないし、その進言は受けないでおくよ。
この名前で長くやってるしな。易々と改名しちまうと八九寺のボケの幅が狭くなっちまう。
もし神に囃したてられたらどうなるのか…とか少し考えちまったけど。

でも、もしも魔法が使えたのなら、それもあり得ない話ではない気がする。
海を割ったモーゼに如く、壮大な魔法が使えるのなら。
以前に怪異から生まれる力を魔法と定義するなら。
僕も小さな魔法使いの一員なのかもしれない。

怪異という話限定で言うならば、吸血鬼は怪異の王―――らしいけど。
今となっては吸血鬼の片隅にも置けない僕には関係のない話だ。

どちらかと言えば賢者らしくザオリクとか使えたほうが、よっぽどそれらしい。
当作品中では死者を復活するレベルの呪文は使われなかったワケだけど。
バランスが崩れるにも程があるからか。ベホマあたりもあんまり使われなかったよな。
大事なところが全回復魔法を使えないのはお約束。

……………そういうわけで、名前を変えるつもりはない。

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