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352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/09/14(Sat) 11:15
「ぽぇっ、ぽぉぉぉっ、ぽぇぇっ」

ゆきぽは必死に謝り、懇願していた。
だが、目を血ばらせたあふぅは、ゆきぽを許す気配は無かった。
死の恐怖を覚えたあふぅは、その原因となったゆきぽを許すことが出来なかった。
Pがあふぅの両足に紐を結んだ。
このときに、ゆきぽを離してこちらへ意識を向けていれば、Pはこれから行うことをすぐさま止めただろう。
だが、あふぅは、ゆきぽへの攻撃を止めなかったし、それはPの予想通りだった。

Pは、ゴムボートをプールへと浮かべた。その上には紐が結び付けられた重り。
紐はそのままあふぅの足へと繋がっていた。
ゴムボートに穴を開けると、ゆっくりとプールの中心へと流した。

「あふぅ、ゆきぽを許してやれ、仕方が無かったんだ」

これが、最後通牒。あふぅに慈悲があれば、Pもすぐさま、ゴムボートを回収しただろう。

「ぽぎぃぃぃっ!」

だが、あふぅは力を緩めることが無かった。
ゆきぽの体からは血が流れ落ちていく。
ゆきぽはあふぅの歯から逃れようと、拳を振り下ろすが、興奮したあふぅはひるむことは無かった。
ゴムボートの空気が抜け、浮力を失ったそれは、重りに引きずり込まれるまま水中へと沈んでいく。
そして、紐に結ばれたあふぅもまた水中へと引きずりこまれていく。
このとき、あふぅが、こちらへと助けを求めれば、あの甘ったるい声で「はにぃ」と呼べば、助けただろうか。
それは、意味のない問いでしかなかった。
あふぅは、その歯を離すことは無かった。
愚かしくも、ゆきぽへの復讐を果たすことだけしか考えていなかったのだ。
ゆきぽとともに沈み行くあふぅ。今度こそ助かることはないだろう。
やはりぷちたちは醜い。
Pは、深くため息をついたのだった。

おわり。

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