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【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ壱

395 名前：十六夜月華 ◆cpOjEn7E 投稿日：2016/06/11(Sat) 02:19

何たる事か…我の居らぬ間に、これ程まで進んでおったとは……!
いや、実際は大して空いてもおらんのじゃが……感覚的にかなり進んでおる気がするのじゃ。

>>367
知らぬな。じゃが、ヨーロッパ諸国の古城という古城を巡れば……
一城くらいは吸血鬼の住まう城があるのではないか?

>>368
「和」じゃのう……。じゃが、それは些か合わぬ気もするわ。
そのレイナなる者に逢うた事はないがのう。

>>373　柚葉
ふむ…同族のみならず、キリスト教徒……それも、我らにとって宿敵ともいえる『退魔師』とまで打ち解けるとは。
かの者が狩るは人に仇なす者のみと聞いたが……これも、人柄のなせる業なのじゃろうな。

＞いえいえ、こうして共に楽しい時間を過ごせる事が、何よりの喜びなのですから。
＞お仕事をしながらそれを満喫できるなんて、正に理想的ですよ。
＞では、私も楽しみにしていますね。
左様か…確かに、ぬしはいつも活き活きとしておるな。
決して楽な仕事ではないじゃろうが…その表情からは微塵も苦を感じぬわ。

（勉強会当日）

＞では、ここで一旦休憩してお茶の時間に致しましょう。
＞リビングで、準備が整っています。
む……ならば、暫し休息を取るか。
改めて礼を言おう。

ふむ…我が口からは、気の利いた感想は出て来ぬが……美味。
その一言に尽きる……と言うても、元より乏しき我が語彙力ではこの一言以外に表しようもないがのう。


>>380　アーチェロ
攻撃を受けたにも関わらず、家臣ゆえに反撃せぬか……
やはり、ぬしは清く、優しき心の持ち主…一点の濁りも無いその双眸が、それを如実に語っておるわ。

＞わたくしは、月華様が如何なる道を歩まれて今この場所に巍然として立っていらっしゃるのか、その来し方を伺いたくてたまりませんのに…
我ら十六夜家は、人ならぬ身にて影から人を護ってきた一族……
我はその掟に従っておるだけよ。もっとも、そうなったのは曽祖父の代からじゃと聞いておるが……。

＞こういっては生意気でございますが、月華様はどこまでも真っすぐに人を見据え、如何なる者であれその者の魂の輝きを見極めておられるように見受けられます
＞あのシスター様に対しても…
＞その者の魂とご自身の魂、その二つが切り結ぶ戦いを純粋に望んでいらっしゃるように感じるのでございます
＞気高きサムライが生死のはざまで最も己の魂を輝かせる戦いを…
そんな高尚なものではない……我は単なる喧嘩好きよ。
事実、ただ命のやり取りにしか悦びを見出せずにおった時期もあったしのう。
そんな我を引き戻したのは、父の放ったただ一言……「己を見失う事勿れ」。
あの言葉なくば、我こそ悪鬼に堕ちておったかもしれん。

＞メイドさんたちが望む戦いは…悲しいかな敵方に対する積年の恨みにより陰りを帯びたものでございます
＞わたくしを護り、援けたいという想いは勿論あるのですが…
＞ゆえにわたくしとしては彼女たちを、憎悪の渦の中に巻き込むわけには参りませんわ
ぬしの言葉からは、嘘偽りなどは微塵も感じぬ……。ぬしは、己が思うておるよりずっと確りとしておるわ。
積年の恨み、か。哀しき事よな……十六夜家の中にも、闇に生きる身でありながら人を護るという事に反感を抱く者も少なからずおる。
我ら妖狼と人間との因縁も、決して浅くはないからのう……。
うむ。我も同じ思いよ……十六夜の臣を、憎悪の渦中に巻き込むわけにはゆかぬ。

＞うふふふ、シリアスに悩んだりするのは、本来わたくしの柄ではないのでございますよ
＞わたくしは、いわば『ヴァンパイア・ルーデンス』、遊ぶことが大好きな吸血鬼でございますもの
うむ、それが良かろう。我は逆に、少々深く考え込んでしまう癖があるようじゃ。
いわば『ウェアウルフ・パティエンス』……苦悩する人狼、じゃな。

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