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【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ壱

788 名前：吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日：2016/08/31(Wed) 22:09

>>784（柚葉さん）

『京都旅行　1日目』

（メタ発言で恐縮でございますが、これより出てまいります写真は著作権フリー素材でございます）

＞そして、家来たちに怒られたり注意されている場面では、偉い人というイメージは殆ど無く、
＞親や先生に注意される自分を自然と思い出してしまうんですよ。

なるほど、ですわね
我儘勝手気ままで、けっこう周囲のみんなと楽しく遣れている
そんな王様は子どもたちの鏡、分身なのかもしれませんわ
だからこそ、長きに渡って子どもたちに親しまれてきましたし、子どもたちは王様のやることなすことから我が身を省みて参ったのかも知れませんわね

＞でも、お嬢様に似合う方言と言えば…京都弁以外に無いでしょうね。
＞和装を好み、平穏と周囲との和を何よりも大事にするお嬢様に、これ以上似合う言葉は無いでしょう。

あらあらうふふふ…、そう言っていただけると嬉しいような照れくさいような
でも、それは和装そのものの力でもあるかと存じますわ
故郷にいた時から和装を取り寄せ、着付けに苦労しながらだんだん着慣れるようになりますと、自然に気持ちが落ち着き、立ち居振る舞いも和装に相応しいものになってまいりましたわ

背筋が伸び、内股気味に立ち、両手は自然に前で重ね…
歩く時も裾が乱れないように小股で足を真っすぐ運ぶようになり…
不思議なものでございますね
まるで着物がわたくしにそうするように教えてくれているかのようでしたわ

ですが…、さすがに言葉遣いまでは教えてくれはしないようですわね
中途半端に遣えば、優雅な言葉だけに却って乱れが目立ってしまいます
気長に少しずつ学んでまいりたいと存じます

（嵐山）
ttp://photo53.com/img/togetsukyou1.jpg
ttp://photo53.com/img/togetsukyou3.jpg

これが渡月橋でございますか…
緑深い山々を背景に、桂川にかかる橋
なんと涼やかな景色でございましょう
紅葉の季節はまだ先でございますが、この山の青々と茂れる様もまた宜しゅうございますわ

この橋の名はガイドブックによれば、平安時代に亀山上皇が、夜空に月が橋を渡っていくように見えたため『くまなき月の渡るに似る』と仰ったのがその由来とか
発想からしてとても京都らしい雅さでございますわね

＞この嵐山では和服姿の外国の方もよくお見かけしますが…。
＞お嬢様の様にきちんと着こなしておられる方は稀でしたね。
＞…周囲の目が、すこし驚きを兼ねてお嬢様に向いていましたよ。
＞それと、やはり男性からの視線が多かったような…。

さようでございましょうか？それは…ちょっと落ち着きませんわね
ですが、柚葉さんやレイナさんへ視線を向けられる殿方もたくさんいらっしゃるではありませんか
とても熱い視線が向いていましてよ…

でも、せっかくの嵐山散策でございます
あまり気にせず景色を楽しむといたしましょう


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