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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
809 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/09/12(Mon) 22:59
>>806
(柚葉さん)(つづきでございます)
>でも、「吸血」は一種の愛情表現と受け止められるそうですから無理も無いかも…。
>あ、叔母と母、それを取り巻くサクヤさんや他の人達の関係もそれに十分当て嵌まりますね。
柚葉さんのご一族やサクヤ様のお話を伺うたびに、胸が熱くなりますわね
血を以て互いの絆と為す…、灯様とソフィー様もいつかそのような深い契りの仲となられるのでしょうか
ちょっと見てみたい気がいたしますわ
ああ、でも、灯様の血はソフィー様のお気に召さないご様子ですね
灯様にとりましてはさぞ残念なことでございましょう
>それだと丸っきり、「女王様」ですよね…。(汗)
>お嬢様の雰囲気は、どちらかと言えば可愛らしい「お姫様」ですから…。
>それにお嬢様は、普段からレイナさんや私の御役目に対して常に感謝の気持ちをもって接してくれている…。
あわわわ…、可愛らしいと言われるのは恥ずかしゅうございますが
『女王様』然とし態度などとれないのは、まことにそのとおりでございます
お世話してくださるメイドの皆さんに対してとって良い態度ではございませんわ
>「本当の怪獣はそれを作った人間です!」という台詞は、忘れられないものの一つですね。
人の世にはとても強い力を欲する方が居りますわね
より強くあらんと望むあまり災厄を生み出してしまう
怪獣は時にその暗喩として見る者の心に映ったことでしょう…
第1作の最後に、科学者の方が
「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れてくるかもしれない……」
そう仰った言葉は今もなお変わらぬ警世の言葉かと存じますわ
強い力に溺れること…それはわたくしたちの種族にとりましても心せねばならぬことでございますわね…
>…余談ですが昭和の時代のゴジラさん、毎週怪獣を作るのが大変な別作品の皆さんのために、
>襟巻を付けて特別出演された事があるそうですね。
まあ、そのような客演をなさったのですか?
お相手はその時代の人気者の方でいらっしゃいましょう?
その方に敗れる敵役を演じられるとは、大スターの余裕を感じさせますわね
わたくしがクラスの映研の方に伺った話では、それより前のシリーズでもちょっと姿を変えて出演されたとか
良く内容を存じないのですが…、『Q』というヒーローが出てくるシリーズでしたかしら…?
その第1話で、角を付けて登場したそうですわね
そうやって、後進の活躍のための露払いをされるなんて、とてもよい仕事をなさるものですわね
>おおおお嬢様…!気を落とさないで下さい…!
>お化けを演じる私達は、怖がってもらうのがお仕事なのです!
>昔を思い出して、落ち込む事はないのです!
>きっとあの子にも、時が過ぎれば良き思い出となる筈ですよ。
はい、最後は微笑んでいただけましたから、そうあっていただけるものと希望を捨ててはおりませんのよ
でも、今後のことを考えますと、怖がらせて楽しませる、その技能を今後も養ってまいりたいと存じますわ
日本に来て以来、遊園地の『お化け屋敷』には中々足が向かなかったのですが、これからは後学のために見学してみたいですね…
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