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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
250 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2017/02/23(Thu) 17:08
>>239-240
アーチェロお嬢様
>これは、古くより母に仕えていますメイドさんから、こっそり伺った話ですが…
かつて信仰熱き人たちとわたくしたちの眷属が、より激しく、より憎み合い、激しく鮮血と火花を散らしていた時代
それは本来なら美しく生命の息吹に満ちているはずの深き森と田園のその地にてのお話だそうでございます
まあ…旦那様と奥様の馴れ初めをお聞かせ頂けるなんて…。
私もお嬢様との絆が深まっている証でしょうか…。(照)
旦那様と亡くなられた長兄様…。
以前お聞きした長兄様は、やはり旦那様の血筋と気質を受け継いでおられたのですね。
平和な国と時代に生きている私には、やはり厳しい時代を生きてこられた事を実感致します。
>『はあ?知らないわよぉ。
あのねぇ、そこの水車小屋で寝起きしている貧乏画家にとってはねぇ。
他に描いていられる題材なんて無いのよぉ。
わたくしが将来を楽しみにしている彼のぉ、修業を邪魔しないでねぇ。』
戦乱の時代においても飄々となさっているいうというか、何というか…。
どの時代においても、国においても、常に自分らしさを貫いておられるのですね。
そして己のペースのままで、事を治めてしまう…。
確かに人ならざる者としての御力を駆使しておられたと思いますが、
そこはやはり奥様が成せる業、と言うべきでしょうか…。
そういえば奥様は確か、これまでお聞きしたお話の中で絵画に造詣が深かったような…。
その若い画家さんは、大成なさったのでしょうか?
お嬢様からお聞きしたキーワードだけでは、その方が誰なのか私には思い付かなかったですね。
>わたくしが母との会話でそのことに触れましたら、一枚の油絵を手に取りニィっと笑って、
『あの戦の勝利者はわたくしよねぇ。』
と、とても得意げでしたわ
…当主は旦那様でも、カルミーニオ家とその一族において一番上手なのは奥様なのかもしれませんね。
知らず知らずの内に、不思議と皆手玉に取られてしまう…。
そして手玉に取られているのが分かっていても、不思議とそれに従ってしまう…。
いえ、従いたくなってしまう…といった方が正しいのでしょうか…?
そして最後には皆全てが上手くいっていて、全ては奥様の思惑通り…。
その様子を、悪戯な微笑みを浮かべてどこかで見守っておられる…そんな気が致します。
で、その油絵は奥様がその才能を見出していたという画家さんが描かれたものなのでしょうか?
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