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【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ弐

949 名前：羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日：2018/02/02(Fri) 14:14

>>942

はい、お嬢様と、そしてお屋敷の皆様と『月見台』で先日の月食を堪能致しました。
そしてお嬢様が、あなたが仰っているように

「今宵は、私が柚葉さんを特等席に案内致しますわ。」

と、その翼を広げて月食の夜空へと案内して下さったのですよ。

人の身では恐らくはお目にかかれない、高く広々とした空とその中で輝く月食の光…。
本当に幻想的で、美しい光景でした…。

そして再び『月見台』に降り立った後、私はお嬢様に今一度、『血の絆』を結びたいと申し出たのですよ。
『紅い月』と、その光に見守られ照らされている私達…。
この日の思い出も、私達の中で生涯忘れ得ぬものにしておきたかったから…。
私達が絆を結んだ『その時』が、一番月が紅くなった時でもあったのですよ。

このお屋敷においては初めて『血の絆』を結んだあの月食の夜は、
アーチェロと私の間で忘れる事の無いものとして互いの心に残る事でしょう…。

あら、すみません…。こちらのお話ばかりしてしまいましたね。（照）

あなたも、先日の月食は良き思い出として残す事が出来ましたか？
もし次の機会が訪れたならば、そうなれるといいですね。

>>944
>>948

コピルアクもブルーマウンテンも、採取できる機会や場所が限られていますからね。
でも確かに高級な材料は良いものですが、それだけで良いコーヒーを淹れられるとは限りません。

例え普通の材料であっても、決して高級なものではないとしても、
大事なのはやはり飲んで頂く方に『美味しく飲んで満足して頂きたい』という心を込める事が大事なのですよ。
勿論御商売でされるのであれば、材料の目利きも必要になりますが。

今私が使っている、木製のクラシックな雰囲気のコーヒーミルは
高校生の頃誕生日に両親から贈られたものなのですよ。

長く使い続けられるようにと長持ちする良い物を贈ってくれたんです。
それ以来、私の愛用品であり宝物なんですよ。

このコーヒーミルで初めてコーヒーを淹れて、お嬢様に飲んで頂いた時に
嬉しそうな御顔でお誉め頂いた時の嬉しさは昨日のようにはっきりと覚えています…。

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