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【オリジナル】国立光明学院　２時限目【異能】

22 名前：WWW ◆V.9gKSA. 投稿日：2016/11/29(Tue) 22:31

「………酷い夢を見た気がする」

「あぁ、いや。お前たちは気にしないでくれ」

「俺の中の俺の私事だ、大した事ではないよ」


「まず、前の舞台のものから答えるとしようか」


前>977

「あぁ、あぁ。存分に夢見て楽しめよ」

「お前の思う事は全て、お前の中では正しくなるだろうから」


「だが、忘れるなよ」

「俺たちの思う事、紡ぐ夢。それらは俺たちの中では常に正しいが」

「お前の中でも常に正しくなるとは、限らんぞ」


前>979

「愛い愛い、彼らが望むのならば全て受け止めようとも」

「その3組に対し、俺の中で優劣はない。皆、共に愛おしく思っている」

「だから敢えてこう言うのだ―――――"全部だ"とな」


「野郎サンドはまぁ、論外だとして」

「あと5年ほど、彼女らが齢を重ねていれば」

「気の少女と音の少女の2人になら、とは考えん事もないかもしれんな」


前>981

「お前がそう思うのならそうなのだろうよ、お前の中ではな」

「ただ、道化の人の中では」

「お前がそう思い考える事も、全て見越した上での事かもしれんぞ」


前>982

「すまんが、具体的な理由を挙げる事はできん」

「だが、除外した順番は述べようか」

「まず男性陣からは俺、炎の少年、道化の人の順に」

「女性陣からは雷の少女と氷の少女、気の少女、音の少女の順に除外した」


「再度言うが、理由は述べられん。お前が自由に考えてくれ」

「お前が思う事こそが、お前の中では正しき理由だ」


前>986


「―――――あぁ」


「素敵だ」

「やはり」


「夢見るその様は、素晴らしい」


「ならば踏み込み、斬り込んで来るといい。幻夢の霧を引き裂いて」

「夢に微睡む俺の内の、更に奥底に在る"僕"へとね」


前>995

「俺の中の俺としては、些か過大評価と感じるが」

「お前がそう思うのなら、お前の中ではきっとそうなのだろう」

「ならばよかろう、お前のその夢に」

「微力を尽くして、応えるとしようか」


前>998

「謝る事はない、お前が拒むならば俺はそれを重んじようさ」

「あぁ、お前は何も間違えてなどないとも。それは俺も肯定しよう」

「お前がそう思うのなら、お前の中ではそうなるのだから。俺の中でもそうとする、たったそれだけの事だ」


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