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【オリジナル】国立光明学院 5時限目【異能】

620 名前:WWW ◆V.9gKSA. 投稿日:2017/04/01(Sat) 03:45

「"彼女"の名は、生徒会長の挙げた中にあったが……」

「ふふ。此処で正答を言ってもなぁ、つまらんだろう」

「そう言う訳で、"凪"は合っているとだけ言っておくか」


>>610

「そうさな、確かに思い付きだ。深い意味はない」

「"自然の摂理"と聞こえたから、多分それでだろうよ」


「浄化されて覇王になるのか……」(困惑)

「まぁいいか。それで、毒牙の通じん獲物を欲すると」

「ならば趣向を変えて、正面から行ったらどうだろうか。美しく、雄々しく」

「思いのまま全てを貪るのは、まだ早かろうしな」


「道化の人に関しては……俺には何とも言えんな」

「お前と彼の間に何があったのか、俺は何も知らんのだから」

「氷の少女を廻っての事か、とも思ったが違うだろう。理由の1つだったとしても、それは主ではない」

「或いは黒猫の彼絡みか……まぁ、問わねば分からん事だろうよ。答えてくれるとは限らんが」


「独りで抱え込む事が強さだと、履き違えていたようだからな」

「そも、"誰かを救う"には大きな力が必要だ。腕力に限らず、財力、権力、或いはコミュニケーション能力……」

「たった1人を救うだけでも、個人の力ではまるで足りん。それを全員、目に映る全てともなれば」

「人間は疎か、神にすら不可能だ。神とは、人以上に単体では何もできん存在だからなぁ」

「………此処最近、どうも悩みがあるようでな。良ければ相談に乗ってやってくれないか」

「それと、ソリティアで弄るのも程々に。揶揄うと楽しいのは分からんでもないが、な」


「脆く儚く、それでいて逞しく」

「自分のものでも他人のものでも、"痛み"に対して敏感だ」

「だからこそ愛しく感じるし、守りたいと思えるよ」

「……あぁ。或いはお前の"想い"も、その類のものなのではないかな」


「猛犬か。まぁ、番犬ではあるだろうなぁ」

「とは言え、その立場が崩れぬ根拠はないよ」

「何せさるお偉方にしてみれば、俺は"幾らでも代替が利く駒"らしい」

「ま……俺の知らん相手なのだがな。話に聞くだけで、会った事もない」


「道化の人が僻み、救いの少年が憧れ、雪兎の少女が慕う……それらの様を見て」

「"余程の大人物なのだろうな"と勝手に夢見て描いていたが、やはり異なるか」

「……"奴"が"彼女"にか。正直、"分からん"としか言えん」

「俺の知る限りで確かな事は、彼女が最後に"奴"に会いに行った数日後に」

「家族や俺に何の理由も言わず、命を絶ったと言う事だけだ」

「"真実"を知る者は、もう誰もこの世におらん。問うても答えは返るまいよ」


「卑屈? 俺が?」

「……ふむ。確かに、そうとも言うかもしれんな」

「あぁ、その見解は正しい。俺に、後へと継ぐだけの価値などないと思っていた」

「その意識を変えたのは、この場の皆との交流で……その筆頭が、きっと気の彼女なのだろう」

「だがな、何処かで冷えた俺が囁くんだ。"己惚れるな、一体何を伝える心算だ"」

「"生き恥の曝し方か。それとも、大切な存在の見捨て方か"……と」


「あぁ、成程。つまりは欲の制御が甘い訳か」

「今まで何とか自制してきたが、最近は上手く行っていないようだし……」

「………"人外"とな。その真意は測りかねるが」

「それでも彼女を友と思う以上、それに相応しく接するさ。彼女が神でも、悪魔でも」


「む、そうか。納得できんのか……」

「まぁ、お前がそう思うのだ。お前の中ではそれもよかろう」

「だが、1つだけ。俺の眠りに関してだ」

「確かに一般的観点からは、俺は必要以上に眠っている訳だが」

「俺の中の俺からしてみれば、この眠りは必要な事だ」


「嫉妬心が僅かでもあれば、他の感情にはお構いなしか……」(困惑)

「参ったな。戦友と思ってくれるのは嬉しいのだが」

「俺はそもそも、2人の関係自体は応援していると言うのに」

「………その同盟、お前ならばどう止める?」


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