【オリジナル】アラビアン・マッチョ【古代アラビア】

333 名前：天狼ルミナ ◆uwki1uEg 投稿日：2018/11/18(Sun) 14:05

>>329

な〜に言ってるのよ？
お風呂はゆったりと、ゆっくりと浸かるものよ？
川や海や湖じゃあるまいし、そんな事するわけないじゃない。

…あ、でも昔、テルマエに初めて入った時ははしゃいで泳いじゃって
怒られたのよねえ。（苦笑）

それと、秘境の温泉を見つけた時なんかはやっちゃったりもするのよ。
だっていいじゃない。私一人で、貸切なんだもの。

別に他に動物が入っていても気にしないんだけど、大抵の奴は私の気配を察すると
逃げちゃうのよねえ。

>>330

あ〜らら、厄介な事になったわねえ…。
でも野を流離っているなら兎も角、今の私は王宮に仕える踊り子なのよねえ。

返り血を浴びて、生臭くなってしまったら来客の皆様に失礼になってしまうわ。
今夜は他国の大使と貴族がお見えになるし、失礼があっちゃいけないのよね…。

ならば、この香水を身体に付けてと…。
獣や魔物であろうとも、高揚したり昂った気持ちを鎮める効果があるのよ。

後は砂漠の風に乗せて、舞を見せましょう。
涼しげに、たおやかに…。
さあ、私の舞と香水の香りを、風に乗せて運んであげるから存分にお試しあれ…。

ふう…どうやら成功のようね。
連中、すっかり本能が静まって住処に帰っていくわ。

でも…いつもこうとは限らないわよ？
いざとなったら私も爪と牙、そして拳を使わせてもらうから。
この次人間を相手に蛮行を働こうとしたら、その首が地面に落ちる事になるからね？

>>332

ええ、勿論よ。
だってこの国に辿り着くまでにも、私は世界中を旅してきたんだもの。

以前の国では当たり前のものが次の国では無かったり、
宗教の違いによって価値観や倫理も全く異なっていたり、
気候の違いによって生活そのものや考え方も全く違ってきたりする。

私は「郷に入りては郷に従う」を信条にして旅をしてきたから、
その国の習慣や法を破ったり抵触しないようそれなりに気をつけてきたわよ。

最初はそれまでに慣れたものから切り替えるのに苦労はするけれど、
それでも新しい文化を知る事によって多くの考え方や知識を得られてきたわ。

旅をしていく以上、一つの考え方に固執していたらつまらないし上手くいかないもの。
時として我を通す事も必要になるけれど、まずは理解する事から努めなくちゃね。

場合によっては他国で培った知識なんかも役立ったりして、それを広めたりもして
変化が生まれていくのもまた面白いのよ。

ああ…姫様にはもっと沢山多くの国の文化を見せてあげたいわ…。




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