【オリジナル】アラビアン・マッチョ【古代アラビア】

63 名前：拳狼ルミナ ◆uwki1uEg 投稿日：2018/09/13(Thu) 00:45

>>60
（女）

取り敢えず、今夜のショーの準備は出来たわ。
後はステージに立つだけね。

それであなた、このパレオを脱いで私にダンスを踊ってほしいの？
要するに、このパレオに隠されたショーツと脚線美が見たいのね？

そう焦らないで。あなたのお望みのものは、ダンスの中できちんと披露するわ。
初めから披露していたら、有難味が無いでしょ？
私が華麗に舞いながら脚線美を披露する瞬間、見逃さないようにね。
その代わり、今夜の入場料は高くつくわよ？

…更に姫様まで加わるのだから、眠れなくなっても知らないわよ？

生憎私も、それなりに長生きして多くの大胆な衣装を着こなしてきたからね。
今更どんなに大胆な衣装にも動じる事は無いわ。
もしかしたら明日は、もっと大胆な衣装を着てくるかも知れないから
期待してくれていいわ。

さあ、時間よ姫様。
集まってくれた人達にとって素敵な一夜となるよう、大いに踊りましょう。

>>61

（男）

おいおい、砂嵐なんか起こしてキャラバンが巻き込まれたり家が壊れたりしたらどうするんだ。
大体、「奥義」というのはいざという時の為に秘めておくものだ。
大道芸や見世物じゃないんだぜ？

そんな事の為に「奥義」だの「力」だのを使って、取り返しのつかない事になるような
愚行をオレは犯す気は無いぞ。

「砂嵐」のように全てを吹き飛ばすような力…。
この身に確かに無いとは言わないぜ。

だが、オレには吹き飛ばしたものよりももっと素晴らしいものをその後に築けるような力は無い。
少なくとも、オレ一人では。

確かに壊すことは時として必要だが、それは新たな物を築く事が出来る前提の上での話だ。
それが出来ない、ただ壊すだけの力は何の恩恵ももたらさない。
そんな事に力を使ったって、何の意味も有りはしないんだ。





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