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【BLEACH】こちら空座町 藪第一病院前 技術開発局出張所【アナタのお悩み改造(なお)します】

1 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2022/10/12(Wed) 23:35
…(トゥンク)


ククク!久しぶりの現世に、私の心臓が乙女のようにときめいているヨ!

時間が惜しい!
さっそく始めるヨ!

初めまして、と言っておこうか?被検体の諸君。
私は、十二番隊隊長及び技術開発局二代目局長の……

【涅マユリ】だ。

私たちの活動写真が久々に上映されると聞いてネ。
来るべき次の戦いに備え、現世のデータを採りに来たのだ。

というわけで、そこの名無し!
おめでとう。

君 を 被 検 体 一 号 に し て や る ヨ

人間爆弾になって、護廷の鬼となるか!?
私に解剖されて、科学の発展に寄与するか!?

好きな方を選び給えヨ!

フハハハハハハ!!!
ハァーッハッ…

【ほおぎゃぁあ おおおぎゃぁあ うおおぎゃああああん】

チッ……何だネ?

五月蝿いぞ!
伝令神機は”まなーもーど”にしておけと言ったろう、ネム……眠八號!

ナニ、京楽総隊長からだと?
まったく、これからオタノシミだというときに……

【アニメ放映記念に現世行きを命じてごめんねー?
 でも、どーせお客さんなんか来ないだろうし、テキトーに前居たトコの質問にでも答えててよ。
 じゃ、がんばってー
 http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=114087083&ls=50

……あの浮浪中年め!
「どーせお客さんが来ない」とか!
シレっと恐ろしい事を言いおって!

フン、まあいい。
新たな被検体が来るまでは、言う通りにしてやるとしようかネ。

それに。
あの時間に戻るということは、あのときのネムに。

眠七號にも会えるという事だからネ……


74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/02(Mon) 22:07
射場の斬魄刀名知ってる?

75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/02(Mon) 22:15
そういや現世の道化の笑ってはいけないSP無くなったのは
人気道化達が老いた事や文句言われる事増えたかららしい

76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/05(Thu) 00:13
最近ようやくBLEACH映画版1作目見たが
やはり尺魂街側の説明キャラとしてマユリ貴重
そして千年血戦篇で聞かなくなった
前テレビ版の緊張感有るBGM聞けて懐かしかった

77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/06(Fri) 23:02
マユリの返レスは一レス辺りの満足感高え
長くて面白いだけでなく起承転結有り
改行や台詞も適度で読みやすい

平伏して検体ならざるを得ねえ…

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/08(Sun) 23:28
マユリは地獄行ったら何したい?

79 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:27
>>73
【マユリ様は強すぎる】

ホウ、そう見えるのかネ?

だが、昔はそう見えなかったようでネ。
よほど弱そうに見えたのか、チンピラからは侮られるし。

お節介なババ……いや、老婦人からは、
『あんた、今にも死にそうな顔をしているじゃないか!』と本気で心配される始末でネ。

そういえば、あのババ……婦人はどうしているだろうか?

フム。
この時間に出れば、帰路はちょうどいい頃合いになるネ。

よし、眠八號を連れて、出掛けるとしようか。



80 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:28

“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

――Memory 027A――
『青い体験』 その1


――――120年前――――


空は晴れ渡り、風も心地よい。
こういうときは、二本の足で外を歩くのも悪くはない。
だが、それはあくまで……


「おはようさん、マユリ!」

――こういうヤツに出くわす可能性が無ければ、の話だ。

「余所余所しく涅と呼べと言っているだろう。
不愉快な男だネ」

実際、こういうヤツ――
五番隊隊長・平子真子と同業者だと思われたくはない。
なぜなら……

「ウチへのアイサツはどうないしたぁ!」
「ええんですー!俺は隊長、オマエは副隊長!
だからアイサツなんか要らないんですー!」
「なんやと、このクソハゲコラァ!」

真昼間の往来のド真ん中で、猿柿ひよ里と頓痴気な騒ぎを起こす。
それも、実に下らない理由で。
こんな連中の仲間だと思われるのは、苦痛以外の何物でもない。

こんな奴らは放っておいて、さっさと技術開発局へ戻ろう。
歩き出した私だったが、初老の女がこちらへ近づいてくるのに気付いた。

いや……
気づいてしまった。

その女は、護廷十三隊、三番隊の副隊長――

射場千鉄だった。



81 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:29

“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

――Memory 027B――
『青い体験』 その2


射場千鉄は、髪を勝山髷に結い上げていた。
死覇装を幅広の真紅の帯で締め、隙なく着込んでいる。

元より勝山髷とは、左右の出っ張りの大きい、いかにも武家の女が好みそうな結い方なのだが、
その下の目つきの鋭さは、むしろ戦国期の女と言った方が似合いだろう。

――現世では文明開化だのハイカラだのと言っているときに……。

悪く言えば保守的、より悪く言えば頑固そのもの、と言った気風が、
その表情にも良く表れていた。


……やれやれ。
一番厄介なタイプだ。

それは浦原喜助にとっても同様だったらしい。
気付けば、平子達はとっくに逃げ去っている。

ここには自分たちしか居ない。
意を決した浦原は、表情だけでなく、声まで引きつらせながら、その女にアイサツをした。

「こ、こ、こんにちはー。
今日もいい天気っスねえ、射場さん」

射場千鉄は、冷ややかな目で私達を見まわした後、呆れたように言った。

「まったく!アンタら!
 ちゃんと飯を食うてんのかい!
 ひよ里は相変わらず、こまいままじゃし……
そっちの青白いの!
あんた、今にも死にそうな顔をしているじゃないか!」

いきなり人の顔を見て、死にそう、とは。

『こまい』と言われた猿柿ひよ里が何か言っているようだったが、
もはや私の耳には入ってこなかった。

「これは血色が悪いのではない!
化粧、今風で言うなら『めいくあっぷ』だヨ!」

「こんカバチタレが!
傾奇者にでもなったつもりかい!
 そがいな事じゃけえ、ロクでもない事ばかり考える、やくざ者みたいになるんじゃ!」

やくざ者?
一番言われたくないヤツに言われて、流石に言葉を失う。

私が『やくざ者』なら、お前の息子は何なのだ。
後ろで、浦原と猿柿が笑いを堪えているのが分かるだけに、余計に腹が立つ。

「ほら、浦原さんもひよ里も、一緒に来んさい!
飯に連れってってやるけえ!」

そうして私達3人は、あっという間に小料理屋に連れ込まれたのだった。



82 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:31

“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

――Memory 027C――
『青い体験』 その3


そこは『竹葉亭』という看板を掛けた、崩れかけの小さな料理屋だった。
射場千鉄は、店の奉公人に一声かけて、どんどんと店の奥に入る。

粗末な衝立で仕切られただけの座敷に上がり、座布団に座るや女将を呼びつけ、
私達の意志など関係なく、とっと注文を済ませてしまった。

「浦原隊長。
アンタも隊長になって10年じゃろ?」

「9年っス」

「あん?何だって?
あたしゃ最近耳が遠くてねえ?」

「あはは、イヤだなあ。
 10年っスよぉ」

危うく絞殺されかかった浦原の喉元から手を放した射場千鉄は、
私と猿柿ひよ里を指さして言う。

「隊長たるもの、部下にひもじい思いをさせちゃいけんよ!」

この女は、私達を戦災孤児か何かだと思っているのだろうか。
猿柿ひよ里が、ふくれっ面でそっぽを向いてしまったので、
彼女の口撃は、私と浦原に集中する事となった。

「特にこれ!この男!
 目えが死んどる!
 この無気力ぶり、ウチの隊長とええ勝負じゃ!」

三番隊隊長の鳳橋楼十郎が、ノイローゼになっているという噂を聞いた事があったが。
私はその噂が真実である事を確信した。

彼女の指弾はその後も続くかと思われたとき……
救世主が現れた。

「はいはい。皆さん。
 旬のサンマが焼きあがりましたよ」

女将の声で、射場千鉄の攻撃が止んだ。

後に浦原は、あのときの女将は天女に見えた、と言ったが。
これは、私と浦原の見解が一致した、ただ二つの例のうちの一つである。

そして……

「――!!」

「これは!」

私と浦原は、顔を見合わせた。

「美味いっスね!」
「美味いネ!」

私と浦原の見解が一致した、ただ二つの例のうちのもう一つ。
それが、この時のサンマの美味さだった。

「ほら、ね。
旬のサンマには、人に元気を与える力があるのさ。
あんたたち、良い顔になったよ!」

射場千鉄は笑った。
こうして彼女は、私にとって、サンマの美味さを体験させてくれた『恩人』となったのだった。



83 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:33

“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

『青い(魚の)体験』 その4


――――現在――――


「そして今は……
貴方の方が、よほど悪い顔色をしているじゃアないか?」


私と眠八號の前で、射場千鉄は眠っていた。
射場千鉄が答えるはずはないのだが、それでも私は声を掛け続けた。

「私や浦原に、偉そうに説教しておきながら、なんというザマだ。
病魔ごときにやられて黙っているのが、射場家の女というモノなのかネ?」

私の言葉は、聞く者によっては、怒り出す類の物だったのかもしれない。
実際、阿近はそれを気にしたのか、横に控えた射場鉄左衛門を見た。

だが、射場鉄左衛門は黙っている。
そんな彼に、私は言った。

「それで?
 真央施薬院への転院の許可は下りたのだろう?
なのにまだ駄々をこねているのかネ?」

真央施薬院とは、瀞霊廷の中心部にある貴族向けの医術院だ。
総代・山田清之助を始め、回道の達人が揃っている。

本来は、たとえ隊長格の家族と言えど、その施術を受ける事は許されないのだが……。

護廷十三隊総隊長・京楽春水と、六番隊隊長で四大貴族の朽木家当主である朽木百哉の尽力で、
彼女の受け入れが許可されていた。

しかし、当の本人が頑としてそれを拒否していたのだった。

「……フン!
大貴族どもの世話にはならんという意地かネ?
相変わらず、君の母親は頑固――」


「そんなつまらない理由じゃないよ、涅隊長」


――驚いた。
私も眠八號も、阿近も、咄嗟に言葉が出ない。

「お袋!!」

射場鉄左衛門が前のめりになって叫ぶ。

射場千鉄が、目を開いていた。


84 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:35

“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

『青い(魚の)体験』 その5


「どんな理由があろうと。
射場の女が、家を留守にするわけにはいかないだろう」

「ワシがおるけえ、安心せえ!」

「馬鹿。あんたは七番隊の隊長じゃろ?
 隊員さん達の事だけを考えんさい」

「分かっちょる!
 分かっちょるが!」

「あんたにはあんたの役目。
ウチにはウチの役目がある。
それを通すのが、射場家のモンじゃろう?」

「……ぐくっ!」

射場鉄左衛門は、続く言葉を無理やり飲み込んだようだった。
射場千鉄はこちらを目た。

「おやまあ。
 一段と傾いてるねえ、涅隊長」

「だから。
私は傾奇者になったつもりはないヨ?」

「フフ、まあいいさ。
 男ってのは、それぐらい突っ張っていて丁度いいんだよ。
 あらあら、八號ちゃんも、大きくなったわね。
 こっちにおいで」

彼女は眠八號の頭を撫でながら言った。

「時代は変わる。
 時代が変われば人も変わる。それでええんよ。
 今は時代はあんた達の時代なんだ。
 あんた達がしっかり生きて、次の子たちに繋いで行くんよ?」

私達は黙って聞いている。

「この子達は、あんた達の背中を見て育つ。
だから、しっかり気合入れて生きるんよ?
分かった……ね……」


「お、お袋おおお――!!」

射場千鉄は、そっと目を閉じた。




85 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:36

“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

『青い(魚の)体験』 その6


「んがぁー すぴぃー」


「……寝てるネ」

「……寝とり、ますね」

射場鉄左衛門は大きく息を吐き出した。
サングラスをしていても、顔中に安堵の色が広がっているのが分かる。

「ところで、いつも言っているのだが。
 いっその事、内臓も脳ミソも、人工物に置き換えてみないかネ?
 そうすれば、ほぼ永遠に生きられ……」


「 お 断 り し ま す 」


「……ああ、ええっと……」

「真顔で、しかも食い気味に断られてしまいましたね、局長」

「解説されなくても分かっているヨ、阿近?」

いささか心外だった。
が、気を取り直して言う。

「まあいい。気が変わったら、いつでも言い給えヨ。
 格安で請け負うヨ?」

「……さあさあ、五郎に噛みつかれる前に出ましょう。
 お邪魔しました、射場さん!」

「おう!阿近!
 ありがとうのう!
あの、涅隊長……」

「何だネ?」

「今日は、どうもありがとうございました!」

「……フン!
気色悪い。礼など要らんヨ。
ただ、彼女には、一飯の恩がある。
それだけの事だヨ」

あっさり改造手術を断られながら、礼を言われるというのは想定の外だった。
顔面の表皮の血流量が増えてゆくのを感じる。

だから私は、早々に射場の家を出た。

「サテ、眠八號。
 この後は、『竹葉亭』のサンマを食べに行くヨ?」

「マユリ様!
 あそこには先週も行きました!」

眠八號が不服そうに言う。

「それより八號は、七条に出来た『bills』のパンケーキが食べたいです!
あそこは『腹ペコログ』で3.8点のお店なんです!
 苺花ちゃんが、お父さんとお母さんとテリヤキマンゴー味のパンケーキを食べて!
すごく美味しかったって言ってました!」

「ヤレヤレ。
そんなモノばかり食べているから、舌も脳もバカになるんだヨ!
あの夫婦は!」

眠八號には悪いが、私はあのサンマの味を、お前に伝えなければならない。
ましてや、今日は特別な日なのだ。

その体験が、お前の血となり、肉となり……
お前の「生きる理由」を補強する力ともなるだろう。

そしてそれが、お前を前進させるのだ。
これからも。ずっと。



86 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:38

>>74
【射場の斬魄刀名知ってる?】


……オヤ?
これは珍しい。
伊江村八十千和君じゃないかネ。

だが……
チョット、何を言ってるか分からないヨ?

射場の斬魄刀の名を知りたい?
七番隊の副隊長だった君がかネ?

頓狂な事を言うもんじゃアない!
副隊長が、隊長の斬魄刀の名を知らぬ筈が……


――あるのか?

エ!?
冗談だろう!?

そんな副隊長が居るものかネ!
どれだけ信用されてな……

って、オイオイ!
いきなり泣き出すんじゃないヨ!

うわぁ、これは……
ドン引きだヨ。

七番隊をクビになったとは聞いていたが、まさかこれほどとは……

で?
悔しいから、射場に復讐をしたいと?
だが、ならば何故、斬魄刀の名を?

ホウ、ホウ?
ナルホド?

浦原喜助に、藁人形を渡されて?

その人形に、射場と、彼の斬魄刀の名を書いた紙を入れて、木に括り付け……
五寸釘を打ち込めと?


……フン!

馬鹿な事を!
君は浦原喜助に騙されているんだヨ!

そんな非科学的なやり方で、復讐など果たせるわけがないだろう!

……よろしい。
ならばこの私が正しいやり方を指南してやるヨ?

まず!
君には、このハチマキと懐中電灯を授けよう。
このハチマキを巻いたら、頭の両側に懐中電灯を1本ずつ差し込むのだ。

そして、五寸釘を打ち込むときに、こう叫ぶ。


『受けてみよ!我が恨み!
八つ墓村明神様の祟りよ、今こそ我に力を!
行くぞ!暗黒アターーック!!』


ククク……
これで君の非願成就は疑いナシだヨ。

今回は特別だ。
講師料は教材コミで、12万9800環にしておいてやるヨ?



87 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/23(Mon) 03:40

>>75
【そういや現世の道化の笑ってはいけないSP無くなったのは
人気道化達が老いた事や文句言われる事増えたかららしい】


ホウ、それは残念だネ。
あの番組は、嫌いでは無かったのだが……

……ン?
何だネ、リン!
騒々しいんだヨ、お前は!

何?
檜佐木修兵編集長が来ている?
フム、通せ。

久しぶりだネ。
檜佐木修兵編集長。
何か事件かネ?

ナニ?
根巣湖で死体が発見された?
その死体は、上下逆さまにされ、水面から両足を突き出している、と?

それは溺死かね?

……スケキヨ死?
それは死因の名称ではないだろう!

ホトケは……伊江村八十千和君、か。

で?
彼が失踪前に会っていたと思わる人物を、二番隊が捜索していて、
私の名前が上がっていると?

イヤイヤ……


私 は 何 も 知 り ま せ ん ヨ ?


私を疑うなど、無礼だろう!
さっさと帰り給え!


……ヤレヤレ。
済まなかったね、>>75

スケキヨと言えば、あの番組にも出ていたネ。
アレは笑ったヨ。

腹がよじれて、呼吸困難になって心臓が止まり……
緊急手術を受けて、腹直筋と横隔膜を交換するハメになったヨ。

板尾創路という男は、死んだら最優先でスカウトしなければならないネ。
アレは良い技術者になるだろう。

しかし、マア。
コンプライアンス、と言うのかネ?

あんな事をいちいち取り決めで禁止しなくても、事の良否を判断して行動するのが、
紳士と言うものだと思うのだがネ?

私自身、細かい取り決めをするのは好きではない。
だから、この場所を開設したときも、細々とした規則を列挙したりはしなかったのだヨ。

私は、君達を信頼しているのだ。

何故なら……
私の検体を志願する者とは、世の為に、自らの身を投げ打つと決断した者達なのだからネ。

事の善悪と公正さを正しく判断する、「オトナ」だけが集まる場所だと思っている。

とは言え、オイタの度が過ぎる者に対しては……
例えば…そう。

無麻酔で内臓をぶっこ抜いて、口に突っ込み、「人は自分の内臓を自分の内臓で消化できるのか?」
の実験台になってもらうとしようかネ?

ククク……ハハハハハッハッハァ!!

ハ……ハ?

イカン、また、笑い過ぎて、横隔膜……が?

ゼヒューッ!
ゼヒューッ!

リ、リンは……どこに行った?

おい、おおーい?

リン……リンさーん??
どこですかー??



88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/23(Mon) 13:25
浦原もなんか怪しい機械開発してそうだよね

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/23(Mon) 21:43
藍染惣右介の怪しさを見破れなかったの?

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/24(Tue) 01:09
BLEACH映画1作目の頃は安田大サーカスは
トリオで活動していたんだな
今ではクロちゃんのゲスさばかり注目されて
団長やHEROはあまり見ない

91 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/24(Tue) 03:28
>>76
【最近ようやくBLEACH映画版1作目見たが
やはり尺魂街側の説明キャラとしてマユリ貴重
そして千年血戦篇で聞かなくなった
前テレビ版の緊張感有るBGM聞けて懐かしかった】


ホホウ。
随分と懐かしい作品を観たのだネ。

私も大分忘れていたものでネ。
先日、『浮竹十四郎コレクション・平成の名画の旅』をひっくり返して観直したヨ。

まあ、アレはフィクションだからネ。
現世へのプロモーションのために、映像庁と記録編纂室が協力して作ったモノだ。

だから、話のパターンも決まっているだろう?

・まず、正体不明の敵が現れる。
・不意を突かれて喧々諤々の議論を交わすも、有効な手を打てない護廷十三隊。
・真実を知る、もしくは真実に近しい位置に居る数人が、事態解決の為の行動を起こす。
・その邪魔立てをするのは敵ばかりではない。
 時には「無理解な」護廷十三隊も邪魔に入る。
・しかし、最後には誤解も解けて、皆で協力して敵を倒す。

大雑把に言えば、4作品ともこの流れだネ。

唯一の事情を知る人物が、周囲にロクに相談もせず、説明もせず。
勝手に一人で深刻ぶって、猪突する。
結果、余計に事態を悪化させる。

呆れたモノだヨ。
フィクションではあるが……
あの登場人物たちの愚かさだけは、実にリアルだネ。

だから、君の言う通りだヨ!
本来なら、しっかりとした説明役が必要なのだ。
この私のようにネ。

しかし……
あれらの作品で描かれたそれぞれの事件が、フィクションでよかったヨ。
アレが現実だったらと思うと、怖気がする。

もしアレが現実なら……

日番谷冬獅郎と松本乱菊は、とっくに罷免されているヨ。
劇場版第2作の暴走でネ。

あるいは、毎度のように勝手な行動をする黒崎一護に……
阿散井恋次、朽木ルキアもクビだろう。

さらには、毎度のごとく早とちりをして、味方に捕縛命令を出す山本のボケジジイは……


切 腹 が 妥 当 だ ネ


そして……
劇場版第3作で、瀞霊廷の3分の1を破壊した私は……

どうなるだろうネ?
今後100年に渡って技術開発局の予算を凍結され、極貧生活に陥るのだろうか?

イヤ、下手をすると……?


浦 原 商 店 で 下 働 き ? ?


……。

紬屋雨に身体をバラバラに分解されて。
肉団子にされて。

ソレを握菱鉄裁が投じる。

その球速は180km/h。
しかも、打者の手元で鋭く曲がるツーシーム。

だが、ソレを物ともせず。
花刈ジン太が、ボストンのグリーンモンスター超えの一発を放つ。

……ウン。
死ぬネ。
確実に。

アア……本当に、フィクションで良かったヨ。



92 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/24(Tue) 03:36
>>77
【マユリの返レスは一レス辺りの満足感高え
長くて面白いだけでなく起承転結有り
改行や台詞も適度で読みやすい
平伏して検体ならざるを得ねえ…】

何だネ!
私は今、チャーハンを作るのに忙しいんだヨ!

炒めすぎてはダメだ!
やはり高火力で、一気に作るのが一番だヨ!

あらかじめ、卵とごはんを混ぜておくなど、邪道だヨ!

炊きたてのご飯に、油の中でふわふわに焼き上げた卵に……
こうやって……包み込むようにして、炒めるのだ!

さぁ、出来た!
>>77
君も冷めないうちに食べ給え!


フム?
私のこの場所での活動を、褒めてくれるのかネ?

マア、素直に喜んでおくヨ。

……そうだネ。

本来、「こういう話」をするのは好まないのだが。
今回だけのつもりで、話をしてみようか?

私が【この場所】を見つけてから、もう16年、イヤ、17年も経った。

我々死神にとっては、大した年数ではないが。
君達、現世の人間にとっては、相当な長さだろうネ?

当初は勿論、研究の為の、ただの観察対象だったのだヨ。
しかしある時、【この場所】の中に、驚くべき部屋があるのを見つけたのだ。

そこを牽引しているのは、「隊長」と呼ばれる人物だった。

彼の返答は圧巻だった。
彼の言葉には、魂が宿っていたのだ。
ただの、無異質な文字烈に過ぎない筈なのに、ネ。

彼は、確実に、読み手の目の前に「居た」のだヨ。
そうとしか、思えなかった。

それほどに、彼の存在感は際立っていた。
アレは……本当に衝撃だったネ。

さらに、その脇を固める、二人の人物も凄腕の持ち主でネ?

一人は自分は地味だ、などと言いながらも、アレは……
天性のネタ師だったヨ。

先日、私がこの場所を開設したときに、細々としたルールを、敢えて定めなかったことは、
>>87で話したネ?

恐らくは彼も、いや、彼こそ、細かいルールなど必要としなかっただろう。
つまり、訪問者達が何を話しかけようと、空気を無視した書き込みをして来ようと……

彼ならば、すべて極上のネタへと昇華させてしまっただろう。
そういう男だったヨ。

そして、いま一人。
その隊長とネタ師を柔らかく、卵のように包み込む、天才的なバランサーが居た。

彼ら3人によって運営されたあの部屋は、【この場所】の歴史において
最高級のものだった、と思っているヨ。

その後、彼らは来なくなってしまったが。
今もその場所には、一人の少女が居る。

そこで戦う彼女の願いが何処にあるのか?
私には分かるつもりだ。

そう、彼女は守っているのだヨ。
「彼の3人」が返ってくる場所をネ。

私にとって、彼女こそ、まさに英雄。

厳しいプレッシャーがあっただろう。
大変な思いもしただろう。
その中で戦い続けた彼女だが、今ついに、一つの区切りを迎えようとしている。

素晴らしい事じゃアないか。
ここで言うのも変だが、お疲れ様、と言っておこう。

これで、「彼の3人」が帰ってくる日が現実のものとなれば……
言う事は無いのだが、ネ。

マア、私も。
状況によっては、あの場所を守るために、戦っても良いと思っている。
技術開発局長としての職務が多忙に過ぎるのが、珠にキズだがネ。

そのためにも、チャーハンをもっと上手に作れるようにならなくては、
と思っているヨ。

というわけだ、>>77

せっかく褒めてくれたのに、興が覚めるような事を言ったかもしれないが、
このチャーハンに免じて、許してくれ給え。

ああ、そうだ。
美味しかったら、グゥレイト!と、と言ってくれ給え。
あくまで、心の中でだけ、ネ。


93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/24(Tue) 17:37
彼女にはもう少し続けて欲しかったわ

質問
マユリおすすめの戦闘がイカス死神は誰?

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/24(Tue) 19:58
卍解はチート

なので今後使用する時は罰金を支払ってもらう

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/25(Wed) 04:01
クインシー多過ぎじゃない?
初代護廷やマユリの実験やユーハバッハ聖別でかなり減ってあの数なら
最初はもっと沢山居たの!?

96 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/30(Mon) 00:31
“THE MAD MEDICINE will make me THE KING OF MUD”

――Extra edition――


「マユリさま……私、怖いです。」

気付くと、眠八號が私の羽織を掴んでいた。
彼女は、夜空を見上げている。

そこには、冬空に輝く満天の星々が在った。

「ホウ、空が怖い、と?
 どう怖いのかネ?」

興味があった。
私の“無垢な娘”が、星空にどのような恐怖を感じたのか、を。

「見ていると、お星さまに連れていかれそうで。
 とくに、あの星に……」

彼女の小さな手が、一つの星を指し示す。
そこに在るのは、ひときわ強い光を放つ、オレンジ色に輝く星だった。

「フム。
 それは恐怖というより、魅入られている、という事だろうネ」

「魅入られている?」

「マァ、要するに。
 お前は、あの星が気に入った、という事だヨ」

「マユリさまも、あの星のことを気に入っているのですか?」

「そうだネ、気に入っているヨ。
ずっと――前からネ」

「同じ星を好きになれて、八號はうれしいです」

「……フン!
 いいかね、眠八號。よく覚えて置き給え」

私は身を屈め、眠八號の目を正面から見て、言った。

「私とお前が、必ずしも同じ星を追いかける必要はないのだヨ?」

彼女は、きょとんとしている。

「お前は私とは違う。お前はお前なのだ。
 我々は、自分だけの星を掴むべきなのだ。
 たとえその星が……


< < ど っ ぱ ー ー ん ! ! ! ! > >


――美しい夜空を引き裂いたのは、大輪の花火だった。


全ての風景が、極彩色に彩られる。
さきほどまでの静寂が嘘のように、いや……

いま、私……


娘 に も の す ご く い い 事 を 

言 お う と し て い た ん だ が?


おのれ!
志波空鶴!!
祝いのつもりか何か知らんが、余計な事を!

宇宙【そら】の英雄を称えるのは良い。
私だって、称えているつもりだ。

だが、もう少し、タイミングを――

マア、良い。
時間はいくらでもあるじゃアないか。 

私にも、眠八號にも。
そして『君』にも。

一歩ずつでも進んでゆけるのならば、それで良いのだ。



97 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/30(Mon) 00:32
>>78
【マユリは地獄行ったら何したい?】

地獄か。
今や、我々科学者におって、“最後の秘境”となりつつあるネ。

行ってみたいのは山々だが、目下のところ、
帰還の手段が見い出せないのが最大の悩みだヨ。

現地でどれほどの知見を得ても、帰還できないのであれば、意味が無い。
科学者として、これでは本末転倒だからネ。

現世における、ナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征。
ロゼッタ・ストーンを始めとした多くの学術的貢献を成し遂げ、
その後のヨーロッパの文化や歴史にも多大な影響を与えた歴史上著名な事業だが。

ソレには、200名近い科学者が同行したという。
しかし、彼らだって、はじめからエジプトに行くつもりだったわけじゃアないのだヨ。

ナポレオンは、目的地を秘したまま、当時の第一級の科学者をかき集めて、
遠征軍に組み込んだ。

彼の主目的は、無論、敵国である英国の力を削ぐ事にあった。
しかし、同時に、彼はその学術的意義も理解していたのだ。

その成果は、先ほども述べた通りだが。
そかしそれは、彼らが挙げたであろう成果の、おそらくほんの一部でしかない。

何故なら、彼ら科学者達の多くは、ナポレオンに置き去りにされたのだからネ。

敵に殺され、病に冒され……
その研究や叡智の多くが、誰の目にも届かぬまま、砂の海に沈んだのだろうヨ。

果たして……
それは彼らにとって、本望だっただろうか?

そういう者も居るだろう。
ただただ、新たな知見を得られれば、それで満足だという、ネ。

あるいは、かつては私もそうだったかもしれない。

しかし、今は……
その知見を元に、新たな技術を開発し、その『私の技術』で世を変える。

これこそが……
科学者にとって、イヤ、私にとっての、『冥利』というものなのサ。


だから、地獄行きは、別の者に任せるヨ。
いっそのこと、更木剣八を隊長とした『更木探検隊』でも結成すればいいのではないかネ?

アア、ついでに。
メディア代表として、『瀞霊廷通信』の檜佐木修兵編集長も連れて行くといいヨ。

地獄に行ってみたら、第一地獄人に遭遇して。
意外と親切そうだからと後を付いていけば、危うく獄吏達のディナーにされかけて。

尤も。
きっと地獄の方から、迷惑だからと返品を申し出てくるだろうけどネ?



98 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/30(Mon) 00:35
>>88
【浦原もなんか怪しい機械開発してそうだよね】


……気に入らん物言いをするネ?
もっと具体的に言い給えヨ!

“なんか”?
“してそう”?

そんな往年のアダルト動画のモザイクのような、
ボヤケた言い方をしなくて良いんだヨ!

明らかに!
悪意を持って!
有害な!

技術を開発しているんだヨ!
アイツは!

君はそんな事だから、モザイクの先で!
疑似なのか、本番なのか、そんな事も見分けられないままオトナになってしまって!

たまたまキレイなお姉さんと道ですれ違うだけでもドギマギして!
何かの間違いで、手でも触れようものなら、

もしかしてだけどー♪

もしかしてだけどー♪

ソレってオイラを誘ってるんじゃないノー?


――とか思ってしまうような男になるんだヨ!

……ン?
何だネ、阿近?

「昔、局長もその歌を口ずさんでましたよね?」

馬鹿な事を言うんじゃない!
その頃には、どぶろっくなんて生まれてすらいないじゃないか!

もし、偶然……
同じ歌詞を口ずさんでいたのだとしたら?

当時の私は、相当にヤバイ状態に??

……ン?
この歌声は何だ?


「もしかしてだけどー♪
もしかしてだけどー♪
 姐さんって、おーれに抱かれたいんじゃないのー♪」


……あのコンとかいう改造魂魄。
まだこの辺をウロチョロしていたのかネ。

哀れなヤツ。
アイツには、脳にキく薬でも処方してやるとしようかネ……。


99 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/30(Mon) 00:38
>>89
【藍染惣右介の怪しさを見破れなかったの?】

フム?
藍染惣右介か。

マア、確かに。
ヤツには上手く出し抜かれた、ネ。
ソレは認めよう。

元々、いくつかの監視対象の中には彼も居たのだヨ。
しかし、彼“だけ”が監視の対象だったワケではないのでネ。

当時は秘裏条網も瀞霊廷全土に張り巡らせていたわけではないし、
ソレは監視蟲や監視菌の展開についても同様なのだが……。

しかし、所謂、『情報戦』というモノは、複雑怪奇でネ。
あえて、監視していなかったり、監視するフリだけをしていた場所もあったのだヨ。

現世でもそうだろう?

日本だけでも、公安、警察庁に警視庁、外務省、官邸、自衛隊、特定の政治団体や企業、
宗教団体、学術団体にマフィア。
さらには、CIAやFBIの他、外国の情報組織も入り込んでいるネ?

瀞霊廷も同じだヨ。

我々、技術開発局の他にも、隠密機動に映像庁、四大貴族を始めとした有力貴族、四十六室に、
一番隊はある意味、「憲兵」の役割も兼ねて情報収集をする部門を備えているし、
更には、各隊はソレゾレ、技術管理部門を設けてもいる。

君達に馴染み深いモノと言えば……
『死神代行証』などは、十三番隊が開発に関わったものだヨ。

故に。
単純に、「怪しい」と感じた場所や人物、団体へ、しらみつぶしに
監視装置やスパイを派遣するというのは、賢いやり方ではないのだヨ。

ミイラ取りがミイラになる、という言葉があるように、
こちらのスパイが洗脳されて、逆にこちらの素性が暴かれたり。
監視装置が逆ハッキングされる事も有り得る。

そういう騙し合い、化かし合いの世界だからネ。

現に、つい最近も。
私の隊首室に、監視カメラを仕掛けたバカが居る。

そうだろう、阿近?


……ア。
逃げたネ、アイツ。

マア、いい。

そういうわけだから、藍染惣右介の五番隊も、市丸ギンも、東仙要も。
当然、監視をしていた。
他の隊と同様に、ネ。

しかし、そこには抜け道があった。

単純に、気づかなかった部分もあるし。
敢えて、駆け引きの一環で、踏み込んで調べなかった部分もあった、という事だヨ。

言い訳にはなるが。
浦原商店は勿論、黒崎家も監視していたし。
他の隊も監視していれば、大前田希千代が煎餅をかじっている姿や、
京楽春水が昼寝をしている姿、さらには……

犬の五郎とボール遊びをしていてるつもりの狛村左陣が、
いつの間にか、我先にボールキャッチに熱中していたり……。

そんなモノまで見えてしまう。
その中から、コレという情報を掴むのが我々の仕事なのだが……

中々に難しいのだヨ。

マア、これは藍染惣右介が一枚上手だった。
ソレは認めようじゃアないか。

不備は不備と認め、ソレを改善するのも、科学者の責務のウチだからネ。



100 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/01/30(Mon) 00:43
フム。
100のキリ番は私のものとなったか。

果たして、早かったのか、遅かったのか。
俄には判断しかねるがネ。

今後も、この調子で続けていきたいものだヨ。
検体の諸君には心より感謝する。


>>90
【BLEACH映画1作目の頃は安田大サーカスは
トリオで活動していたんだな
今ではクロちゃんのゲスさばかり注目されて
団長やHEROはあまり見ない】


マア、我々の現世への宣伝映画に、現世のタレントの誰が起用されようが、
興味はナイのだが。

あんなもので、宣伝映画の集客に繋がるモノなのかネ?

当時の宣伝担当者がそう判断したのだろうが……
現世の人間の考える事は、理解に苦しむ事が多いヨ。

とは言え。
クロちゃんという男は面白いネ。

アレだけ嫌われながらも、おそらくは……
年収で言えば、一億円を超えているのではないかネ?

そういえば、アンガールズというコンビの田中卓志も、
最近、結婚したとかいうニュースがあったが。

彼も間違いなく、成功者の一人だろうネ。

現世の多くの人間は、彼らを馬鹿にしているのだろうが。
その多くの人間たちよりも、彼らの方がよほど才能があり、
それに相応しい、良い生活をしている。


サテ?
本当に見下されるべきは、どちらなのだろうかネ?


ククク……皮肉なモノじゃないか。

だが、いずれにせよ。
本当に君達は、タレントや芸能人が何をしたか、
などというのが、気にしているのだネ。

土屋太鳳やAimerが誰と結婚しようと、私にはどうでも良い事だヨ。

そうどうでも良いのだ。

まったく。
本当に。
疑いなく。

まだ私には……広瀬すずが居る……

そう、あんな交際報道は、デマに決まっているのだヨ!!!



101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/30(Mon) 01:20
科学者は勉強出来る変態に思えてくる

102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/30(Mon) 01:40
マユリは刀の手入れとかしてんの?

103 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/31(Tue) 20:11
俺の名前は黒崎一護



いっちーって呼んでね(はぁと

104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/01(Wed) 20:00
マユリの斬魄刀差す位置抜き辛そうだと思うが
俺が凡人だからそう思うだけでマユリには抜き易い?
若しくはマユリも抜き辛いが独自の拘りで?

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/03(Fri) 19:07
おい、オッサン!

卍解(ばんかいッ!!)なんて声出すから卍解すんのがバレバレだぜ?

106 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/06(Mon) 03:34
>>93
【マユリおすすめの戦闘がイカス死神は誰?】


『涅局長の3分間実験室』

その1――
 

「じゃあ準備いいっすか?
 撮りますよ……3……2……1……ハイ!」


「ぱ ん ぱ か ぱ ー ん ! !

 マユリさまのドキドキ!3分間じっけんしつー!」


ハイドウモー!
良い子の味方、涅センセイですヨー!

では、早速はじめよう。
お便りを読んでくれるかネ?眠八號。

「はい、マユリさま!
 おたよりをくれたのは、東るこんがい第22区の…………」

……ン?
どうした、眠八號。

「…………???」

……読めない漢字があるのか。
これは、『蘆錐』。
“ろ・す・い”だヨ?

「……ろ、すい?のセンゴクゴンベエくんからです!
 質問、>>93 マユリさまおすすめの戦闘がイカス死神は誰ですか?」

フム!
良い質問だネ、ゴンベエ君。

私がイカス!と思ったのは、四番隊第三席・山田花太郎くんだヨ!

……。

……オイ、眠八號!
セリフを忘れているヨ!

「……あ!ええっと。
 どうして山田花太郎さんなんですか?」

ソレはだネ、彼は――

「小突かれただけで死にそうな顔、って矢胴丸リサさんに言われていました!」

そういう辛辣なアドリブを大声で言うもんじゃアない。
可哀想だろう!

マア、彼は、ああ見えて。
11番隊のクズ共を薙ぎ倒した上に、更木に重傷を負わせた殊勲の男だヨ!
彼の斬魄刀、『瓢丸』の能力は実に興味深い!

――ちびっこの皆も見てみたいだろう?
その威力を?

うんうん。
分かるヨー?

じゃあ、さっそく実験してみよう!
阿近、あの被検体を持ってきてくれ。



107 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/06(Mon) 03:37

『涅局長の3分間実験室』

その2――


「何だね!また吾輩を呼び出して!
 この前は迷い猫探し、その前は草むしり、その前はベビーシッター!
 どうせ今回もロクな用事では―― 


彼は、『涅骸部隊』の一人、ドルドーニ……何だったかネ?

「ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ、だ!」

そうかそうか。
長ったらしい名前のチョコラテくん。
これを首にかけてくれ給え。

「……さては吾輩をおちょくっているな?プロフェソール。
 ん?なんだね?
 この小さなドクロが連なった悪趣味はネックレスは?」

身に着けた者が、その身体に受けたダメージを測定するための機器だヨ。
名を『瀕死君』という。

「……は?」

というわけで、お馴染みの電撃攻撃をしてみよう。
ぽちっとナ。


「ほげぇえええええ!!
 またコレかぁあああああ!!!」


と、このように。
被検体に対して、電撃攻撃を15分ほど継続して行うのだが。

時間短縮のために、15分経過後のドルドーニくんをあらかじめ用意しておいたヨ。
ハイ、それがこちらです。


→ ●●●


「3分間クッキングみたいなノリで吾輩の黒コゲ死体を持ってくるな!
 複製とはいえ気分が悪いわ!」

では、『瀕死君』の計測欄を見てみよう。
するとこの通り、53万ダメージ、となっている。
フリーザの第一形態でも、戦闘力がゼロなるほどのダメージ、という意味だヨ?

で、この『瀕死君』を、こちらの『窮鼠君』に接続すると……
アラ不思議♪


「ぎ ゃ あ あ あ あ あ あ あ ! !」


ご覧の通りだヨ!
元・破面のドルドーニくんを、消し炭にするほどのビームを打ち出すことができる。

ククク……
この原理を応用すれば、面白い戦いができるヨ?

まず、涅骸部隊の連中を更木に突撃させる。

当然、返り討ちに遭うだろう。
だが、それでイイ。

更木がコイツらに与えたダメージは、そのまま更木に向かって撃ち返される。
更木が強力な攻撃を繰り出せば繰り出すほど、ヤツ本人が傷つくのだ!

あとは……そう。
涅骸豚の頭数をとにかく増やす事だネ。

ドルドーニ達を複製しても良いし。
ロクに使えんザコ隊員に『瀕死君』を取り付けても良い。

――それでも人間爆弾にされるより、はるかに人道的だとは思わんかネ?

というわけだ、良い子の皆。
今日の講義は終わりだヨ。

アッハハハハハハハ!!!!!


「みなさんも、ぜひお試しください!
 あと、十二番隊はいつでも隊員ぼしゅう中でーす!」



108 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/06(Mon) 03:42
>>94
【卍解はチート
なので今後使用する時は罰金を支払ってもらう】


『瀞霊廷の黄金伝説』

その1――


――海はいい。

海は我々の業深き魂を洗い流してくれる。

しかも面白い。
いったん潜れば、そこにあるのは別世界だ。
見たこともないような奇妙な生き物たちが、絶妙な共生関係を保ちつつ、生きている。

ホラ、見てごらん?

あのサンゴの隙間から、ひょっこり顔を出しているのはウツボだヨ。
かわいいじゃアないか。

どれどれ。
ちょっと、疋殺地蔵でつついてみようか?


――ぷすっとナ。


…………


……





ウ ツ ボ ! !

獲 っ た ど ー ! ! ! 


どうにか夕食を確保できたヨ!
アイツらもさぞ喜ぶだろう!


「お帰りなさい、局長。
 ほーう、今日は成果があったんすね。
 上達したじゃないですか。立派なもんです」

……何でお前は上から目線なのかネ?
阿近?

「お帰りなさい、マユリさま!
 見てください!
 ニワトリの『しゃくれ』が卵を産んだんです!」


「おお、良かったなー、八號!
 かわいがってたもんなー、『しゃくれ』を」

……お前たち。
そのニワトリに与えているエサは何だネ?

「ズワイガニと、まぐろの大トロです!」

どう考えても赤字だろう!
玉子よりエサの方が高くついているじゃアないか!


「今時『一か月一万環生活』なんて。
 これぐらいテキトーじゃなきゃ、やってらんないっすよ」

フン!
だからといって、他の隊の連中に後れを取るわけにはいかないんだヨ!
私の沽券に関わる!

だから我が隊はこうやって、究極の節約生活をしているというのに!
お前たちときたら!

「文句なら四十六室と山本総隊長に言ってくださいよ。
 “卍解したら罰金払え”だなんて。

 しかもこれ、『今から卍解したら』ではなく……
『過去1000年の卍解にも遡って』適用されるんでしょう?」


アア、そうだネ。
全くもって愚劣極まる通達だヨ!
日本国憲法でさえ、法の遡及効を禁止しているというのに!

山本のクソジジイも!
なーにが、
「護廷十三隊開設以来の危機じゃ!
 緊縮財政とせねばならん!
 これから一か月、各隊の10席以上の者は、一万環以内で生活せい!」だヨ!

で?
他の隊はどうなっているのだ?
今頃、全員餓死しているのではないかネ?

「イヤ、それが。
 結構、健闘してるみたいっすよ。
 ほら、これが現状の一覧です」

フム?
どれどれ――



109 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/06(Mon) 03:45

『瀞霊廷の黄金伝説』

その2――


二番隊、六番隊、八番隊は……

いずれも実家の財力にモノを言わせてクリア!?

……クッ!
これだから坊ちゃん育ちは!!

ン?
しかし、六番隊の朽木白哉と、八番隊の京楽春水はどもかく。
二番隊の砕蜂も?

……アア。
大前田コンツェルンの支援を受けたのか。

しかし、これで砕蜂は、前二番隊副隊長で元上司の――
大前田希ノ進にますます頭が上がらなくなってしまうだろうネ。

隠密機動が大前田コンツェルンの出先機関に成り下がる日も近いネ。


ホウ?
五番隊と、十番隊もクリアしたのか?

両隊ともに、実家のおばあちゃんからの差し入れで乗り切った?

……どんだけ貯め込んでたんだネ。
そのババアは。

しかし、佃煮や漬物ばかりで、日番谷冬獅郎もますます老けるんじゃないかネ?
どうせ身長は1mmたりとも伸びてないんだろうけどネ。


七番隊と十一番隊はサバイバル生活か。

七番隊は前隊長の狛村左陣とともに森へ入り、もののけ姫体験生活。
十一番隊は虚圏へ侵攻し、虚を捕食、か。

どうせ、「肉は肉ぢゃ!」とか、
「上手に焼けましたー」とか言ってたんだろうネ。
あのバカ共は。


一方、壊滅的なのは……

まずは一番隊。
「ワシが毎日茶を立ててやるから、それで乗り切るん茶!」作戦、か。

馬鹿な作戦だネ。結果は?

挑戦2日目で、副隊長の雀部長次郎がリアイア。
毎日紅茶とスコーンの英国かぶれ生活を満喫した模様、と。

どこが『忠実な副隊長』なのかネ?アイツは。


三番隊も壊滅。
こちらは「皆で作った干し柿を食べよう!」作戦を実施したが……

――開始から一週間で吉良イヅルが発狂して作戦破綻。

市丸ギンのトラウマを思い出したんだネ。
可哀想に。


四番隊は?
「怪しい滋養強壮剤を飲めば大丈夫!」作戦。

結果、ほぼ全員が精神異常になり、入院。
無事だったのは、卯ノ花烈と荻堂春信だけ、か。

マア……
あの二人は、元より頭のネジがぶっ飛んでるから、影響なかったんだろうネ。


九番隊は、聞くまでもない。

檜 佐 木 修 兵 が 居 る ん だ か ら、

成 功 す る 筈 が な い ネ 。


あとは?
十三番隊か?

「十三番隊もクリアですね。
 浮竹隊長と毎日、パンケーキを焼いたり、ピザを焼いたりしながら
 ウフフ、キャッキャと過ごしていたそうですよ」


……ハア?

何だか……
こっちは頑張って素潜りまでしたのに。
阿保らしくなってきたヨ。

阿近。
今夜はウツボの玉子とじにしよう。
よもや食えんなどとは言うまいネ?

「いえいえ。
 皆でいただきますよ。
 せっかく局長が獲ってきたんだし。
 ちゃんと、技術開発局のみんなで、ね」


110 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/06(Mon) 03:50
>>95
【クインシー多過ぎじゃない?
初代護廷やマユリの実験やユーハバッハ聖別でかなり減ってあの数なら
最初はもっと沢山居たの!?】


全く同感だネ。
滅却師どもめ……ゴキブリ並みのしぶとさだヨ。

私自身だけでも、3,661人の滅却師をバラバラにしたし。
二百数十年にも、相当に殺した。
そして、千年前にも多くの滅却師が討死をした。

にも、関わらず。
先日の再侵攻時には、かなりの戦力を揃えていたネ。

その戦力を増強するため、人間、虚の区別無く、
素養のある者を味方に引き入れては居たようだ、が……

無論、連中の中には、千年前からの生き残りも居た。

ただの人間が千年も生きられるワケが無い?
その通りだヨ。

しかし、連中は、尸魂界へ侵攻した時点で、肉体を霊子化していた。
更には……

“影の領域”……と言ったかネ?
あの中は、時間の流れも特殊だったようだネ。

全く!
デタラメな事をしてくれるヨ。


だが、奇妙なのは……
あそこには、一人も子供が居なかっただろう?

つまり……
ユーハバッハは、滅却師の祖でありながら、
滅却師の種としての繁栄など、望んではいなかった。

あくまで自分一人。
自分一人の力によって、尸魂界を滅ぼし、霊王を討とうとしたのだヨ。


だが。
その目的が……

実に許しがたい!

生と死の区別がない世界を作る?
全ての人間を死の恐怖から開放する?

それで?
世界を救うつもりかネ!?

“ 完 璧 な 世 界 ” を作れるとでも思ったのかネ!?


……下らん!
下らん下らん!!

実に下らん!!


私 は 完 璧 を 嫌 悪 す る !


……死は恐ろしい、だと?

ああ、そうだ。
たしかに、死は恐ろしい。

だが、ソレが何だと言うのか!?


人というモノはネ……
産まれ堕ちた瞬間から、死へと向かって突き進んでいるのだヨ!

私達の生は、死と不可分なのだ!

だからこそ、人は努力をするのだろう?
だからこそ、人は前を向き、困難に立ち向かうのだろう?
だからこそ、人は愛する者のために、その身を投げうつのだろう?

だからこそ、人の生は輝く!

そして……
その輝きをこそ、『勇気』と言うのだ!


……フン。
イカンネ。

どうにも、柄にも無い事を言ってしまったようだヨ。

マア、そういうわけで?
生も死もない、泥のように停滞した世界など、御免こうむるヨ。
そんな世界では、私の偉大な才能も、活かせなくなってしまうからネ。

だからこそ、ユーハバッハの力の残滓など、残してはおけないし……
あのヘッポコ滅却師も――

しっかり監視しておかないとネ?


111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/06(Mon) 06:39
マユリは意外と優しい

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/09(Thu) 19:43
涅さんからみて一護って頼りがいとかあります?

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/11(Sat) 18:36
義経千本桜て名前に反して桜出ない歌舞伎だから
千本桜景厳のが千本桜度高いな

114 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/13(Mon) 03:18
>>101
【科学者は勉強出来る変態に思えてくる】

フム。
ソレは真理だろう、と私も思っているヨ。


『サヴァン症候群』という言葉を聞いた事があるかネ?


一見すると、知的障害があるように見える者達の中に……
驚異的な記憶力や計算力など、ある特定の能力が異常発達した者……

そういう者がいる場合がある。

……マア、これは極端な例だがネ。

しかし、世に天才と言われる者達の多くが、
どこか“抜けて”いたり、“変わり者”だった、という例は多い。

往年の野球界のスーパースターは、
言動が意味不明だったり、自分の息子を球場に置き忘れたり。
そういう“抜けた”男であるというのは有名な話だし。

あるヴァイオリン職人は、
名器『ストラディバリウス』に匹敵するモノを作るために、
連日連夜苦闘を続け……

ついには、人糞を自作のヴァイオリンに塗り付ける事までした。

また、ある学者は、思考に没頭するあまり、
自分が裸で外を歩き回っている事に気づかなかった、という。


しかし、“そうなってしまう“のは、何も不思議な事ではない。

自分の関心事に集中すればするほど、
ソレ以外の事には無関心になる。
そこに向けるエネルギーや時間が無駄に思えてくる。

ソレはむしろ、当然の事だろう?

ソレぐらいに、一つのモノに打ち込める者でなければ、
大成などできんのだヨ。

科学者や学者、職人、スポーツ選手。
皆同じだヨ。

そして、それを突き抜けて行った先に居るのが……
『サヴァン症候群』と呼ばれる者達なのかもしれない、ネ?


マア、凡人どもに、“我々”の事など、理解できなくて当然だヨ。
かく言う私も、過去には『蛆虫の巣』に収監されていたし、ネ。


もちろん、だからと言って。
“変態”がすべて偉才の持ち主だという事にはならないヨ?

そういうワケだから。
取りあえず、君もパンツをはき給え。

真面目な顔をして話をしに来てくれたのはいいが、台無しだヨ、君?


115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 03:39
ストラディヴァリウスと言えば
本人が詳しい作り方残してなかったり
板が薄くて反響し易い分壊れ易かったり
当時の現世は小氷河期で木の年輪にムラ少なかったりと
様々な理由で再現難しいから高いらしいね

その糞パターンバイオリンの音質は分からないけど
現代の職人が最新技術で再現した偽ストラディヴァリウスは
かなり音質良かったけど

プロ奏者、昔習っていた道化、作った職人どころか
バイオリン疎い俺すら含んだ満場一致で
聞き比べで本物の音色のが良いと選んだから
まだ再現し切れていないみたいだな

116 名前:涅マユリ ◆Love76j2 投稿日:2023/02/14(Tue) 00:33

ヤァ、諸君!

今日は……


バ レ ン タ イ ン デ ー だヨ?


ハッピーかネ?
それとも憂鬱かネ?

ククク……
懐かしいネ。

私も真央霊術院に通っていた頃……

登校前から無駄にソワソワして。
校門をくぐる際は、誰かが待っているのではないかとドキドキして。

逸る鼓動を抑えながら下駄箱を覗き……
血眼になって、机の引き出しを漁ったものだヨ。

そう。私は最後まで諦めなかったのだ。

四時限目が終わろうと、五時限目が終わろうと。
最後まで、極小の可能性を信じて……。

しかし、結局、最後は絶望感に心を黒く塗り潰されて……

……って!!
なぜ、こんな話をお前たちにせねばならんのだ!


……おっとイカン。
私としたことが、興奮してしまったようだ。

いいかネ?
仮に、今日、君達が最悪の結末を迎えたとしても……
決して、めげてはいけないヨ?

それも“今”しか体験できない、貴重な人生のサンプルなのだからネ!

マァ、せいぜい頑張り給えヨ。
君達に、幸多からん事を祈ってやろうじゃアないか。


ハハハ!
フハハハハハハ!!


117 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/14(Tue) 00:37
>>102
【マユリは刀の手入れとかしてんの?】


――Valentine's Day――
 “You mean the world to me”


その1――


【警報!警報!境界面に異常!
修多羅等級三!】


――位置は?


【北流魂街七十七区『風霜』!
 区の中央から東に十三里、南に六里!】


……丁度此処じゃないか!
舐めたマネをしてくれるネ。

フム、空間に亀裂が……

サテサテ。
どんなはぐれ虚が出てくるやら。

阿近!眠八號!
戦闘準備だ!
遅れを取るんじゃないヨ!


<< ぎ ぃ い い い や あ あ あ あ あ >>


アジューカスとギリアンの間……。
メノスとしては、中の下だネ。

サッサと終わらせるとしよう。

流魂街の北の果てまで来て、フィールドワークをしていたというのに。
研究を中断されて、少々イラついているのでネ。



――――掻 き 毟 れ 

    疋 殺 地 蔵――――


……ン?

どうした『疋殺地蔵』!?
顔がどす黒くなっているじゃアないか!


<< 死 ね え ! 死 神 ! >>


クッ!
まずい!


「マユリさまーーー!!」



118 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/14(Tue) 00:45

――Valentine's Day――
 “You mean the world to me”


その2――


――――昨日――――


「アイアムナンバワン
 ザンパクトー クリエイラァー!
 二枚屋Oh-Etsu!!!
 シクヨロデース!!」


……アポの無い方はお帰りください。
私は忙しいんだヨ。


「So!Cold!
ひどいじゃNai・No? ちゃんクロ〜!」


どさくさに紛れてクロちゃん呼ばわりするんじゃない!
仕方ない、聞いてやろうじゃアないか。

今日は何の用で来たのかネ?


「いやー、君の斬魄刀が気になってNe?
 ちゃんとお手入れしてるのKai?」


フン!
余計なお世話だヨ!

手入れなぞと。
そんな現状維持で満足する私だと思うのかネ?

日々、性能向上の為の改造に勤しんでいるヨ!

この『疋殺地蔵』は、眠五號の生まれ変わりでもあるのだ。
つまりは我が子も同然!

手間をかけるのは当たり前の……


「フーン、いいじゃNaino!
 この刀の柄が、BabyFaceになっちゃってるとことか、
 中々にCoolだNe!」


あっ!いつの間に!
返し給えヨ!


「分かった、分かった、返してあげるYO!
 でもNe、ちゃんクロ?
 斬魄刀の声は、もっと聴いてあげなきゃダメだYO?
 我が子だと言うのなら尚更Sa!
 Seeyou!」


――――――――――

――――ハッ!

そうか、あの時に!

おのれ二枚屋王悦!!
『疋殺地蔵』に、細工したな!!



119 名前:涅マユリ ◆kkMAYURI 投稿日:2023/02/14(Tue) 00:50

――Valentine's Day――
 “You mean the world to me”

その3――


しかし、このどす黒くなった『疋殺地蔵』
妙に……甘い香りがするネ。


こ、これは――――

チョコレート!?
なぜ、『疋殺地蔵』がチョコレートに?


「マユリさま!!」


何だネ、眠八號!
さっきから五月蝿いヨ!


「マユリさま!
 ゆーあー まい ばれんたいん、です!」


……は?
バレンタイン?


「ゆーあー まい ばれんたいん、です!」


……ア、アア、そうか。
今日はバレンタインだったのか。

バレンタインだから、二枚屋王悦に頼んで。
『疋殺地蔵』とチョコレートを入れ替えた、と?


「はい!」


まったく、何が『刀神・王悦』だヨ。
ただの『子供にやさしい、気の良いおっちゃん』じゃないかネ。

しかし、『疋殺地蔵』をチョコレートにするとは。
中々に良いネ。

『疋殺地蔵』は我が子も同然。
そのチョコレートを、我が子も同然の眠八號が渡す、とはネ。

つまりこれは……
『私の子供たち』からのプレゼントという意味が込められている。

――そう、ネムも。
眠七號も含めた、私の子供たちからの……。

フフフ。
オツな真似をしてくれるじゃアないか。

そういう趣旨なのだろう、眠八號?


「い い え 、 違 い ま す !」


『疋殺地蔵』のチョコとか、カッコ良くていいじゃん、と、
 苺花ちゃんが言うので!」


………………。


「……局長。
 白黒メイクにした筈の顔が、赤黒に変色してま……おぶぁっ!?」


…………阿近。


「痛てて……は、はい?」


とりあえず、ソコの虚をぶっ殺しておいてくれ給え。


「へーい」



……今頃。
阿散井家では、お父ちゃんがどんなチョコを貰っているのか。

私の趣味に合わせたモノを、阿散井苺花が渡しているのだとしたら。
阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されているのかもしれないネ。

マァ、私の知った事ではないがネ。


120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/14(Tue) 08:28
マユリちゃんこれどうぞ
つ【地球グミ】

121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/14(Tue) 20:14
マユリホワイトデーお返し凄そう

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/14(Tue) 22:08
つ【ちょっとエロいチョコ】

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/16(Thu) 20:52
卍解ッ!黒縄天譴明王ッッ!!(イケボイス)





さあ、これで料理を作るぞ、見ておれ!


  >黒縄天譴明王の3分クッキング〜♪<

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